“にほひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ニホヒ
語句割合
30.3%
25.3%
13.5%
7.3%
臭気7.3%
香気3.9%
香氣2.8%
臭氣2.8%
2.2%
体臭0.6%
嗅気0.6%
惡臭0.6%
或香0.6%
0.6%
芳香0.6%
香料0.6%
馨香0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
又某甲若し眼を失つたと假定すれば、視界は滅し、鼓膜を破つたとすれば、聽界は亡び、齅神經の障害を得ればの世界は滅する。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
「鐵砲の音のやうでした。驚いて音のした方へ飛んで行くと、川の方へ向いた部屋は煙硝で、お佛壇の前には、旦那がこんな具合に」
はどつかりつた、になつたが起直る。してれる冷汗いたが顏中燒魚腥膻がしてた。す。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
何処の山から来た木の葉か?——このいだだけでも、壁をいだ書棚の向うに星月夜の山山が見えるやうである。
わが散文詩 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
暫時其処の暖炉にあたつて、濡れた足袋を赤くなつて燃えて居る暖炉自暴り付けると、シユッシユッと厭な音がして、変な臭気が鼻をつ。
病院の窓 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
「叔父さん、これを御覧なさい、甘い椿のやうな香気がするでせう。」とお栄はチュウリップの咲いた鉢を持つて来て見せた。
出発 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
吾等上陸した自然なる芝原青々として、其處此處に、れぬ紅白さま/″\の咲亂れて、がそよ/\とくたびに、からまでえならぬ香氣るなど
市街の大半を占めてゐる燒跡には、假屋建ての鑿の音が急がしく響き合つて、まだ何處となく物の臭氣の殘つてゐる空氣に新らしい木の香が流れてゐた。
札幌 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
ふかきぞ身に逼る。
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
してわかい体臭をいらだたす。
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
階段の側にむせるやうな石炭や油の嗅気つたコック場のドアがあり、此方側の、だらしなく取散らかつた畳敷の女給溜りには、早出らしい女給の姿もみえて、その一人が立つて来て
のらもの (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
知れるが如く親族とても惡臭に寄る春蠅の樣に、追ふがうるさきほどの人々なれば力になる者とてもなく、あはれ思ひは雲井にまで昇れど、甲斐なき女の手に學士の號をも取らせかねて
花ごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
そこには漂つてゐる或香があつた。私は直ぐそれを嗅覚と心霊とに感じた。何と言つたらいゝか其にほひは、今が今まで吸つて来た外の空気とは、まるきり、異つてゐた。天井は高かつた。
トラピスト天使園の童貞 (新字旧仮名) / 三木露風(著)
建物の後は、やらやら栗やら、中にの樹も混ツた雜木林で、これまた何んのも無ければ色彩も無い、で枯骨でも植駢べたやうな粗林だ。
解剖室 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
貴殿の御武勇を以て此事を行ひ賜はらば一代の御栄燿、正に思ひのまゝなるべしと、言葉をつくして説き勧むるに、われ、香煙の芳香にや酔ひたりけむ。一議に及ばず承引きつ。
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)
船中食事は「スープ」の冷肉、「ライスカレー」、「カフヒー」それに香料つた美麗しき菓子其他「パインアツプル」めて淡泊食事で、それがむと