“或香”の読み方と例文
読み方割合
にほひ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこには漂つてゐる或香にほひがあつた。私は直ぐそれを嗅覚と心霊とに感じた。何と言つたらいゝか其にほひは、今が今まで吸つて来た外の空気とは、まるきり、異つてゐた。天井は高かつた。
トラピスト天使園の童貞 (新字旧仮名) / 三木露風(著)