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高笑
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たかわら
ふりがな文庫
“
高笑
(
たかわら
)” の例文
などと、
若
(
わか
)
いものが
其處
(
そこ
)
へぞろ/\
出
(
で
)
て
來
(
き
)
た。で、
此
(
こ
)
の
話
(
はなし
)
を
笑
(
わら
)
ひながら
傳
(
つた
)
へると、
馬鹿笑
(
ばかわら
)
ひの
高笑
(
たかわら
)
ひで、
散々
(
さん/″\
)
に
冷
(
ひや
)
かしつける。
鑑定
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
變
(
へん
)
な
顏
(
かほ
)
にうつるとお
前
(
まへ
)
に
嫌
(
きら
)
らはれるからとて
美登利
(
みどり
)
ふき
出
(
だ
)
して、
高笑
(
たかわら
)
ひの
美音
(
びをん
)
に
御機嫌
(
ごきげん
)
や
直
(
なほ
)
りし。
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
かうして獨りでゐる時に、私はグレィス・プウルの笑ひ聲——初めて聞いた時ぞつとした、あれと同じ
高笑
(
たかわら
)
ひ、あれと同じ低い、活氣のない、ハ、ハ、といふ笑ひ聲をしばしば聞いた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
おかしらの
鬼
(
おに
)
はその
時
(
とき
)
、さもゆかいそうに
高笑
(
たかわら
)
いをして
瘤とり
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
何故
(
なぜ
)
、
様
(
ざま
)
を
見
(
み
)
ろ、
可気味
(
いゝきみ
)
だ、と
高笑
(
たかわら
)
ひをして
嘲弄
(
てうろう
)
しない。
俺
(
おれ
)
が
手
(
て
)
で
棄
(
す
)
てたは
棄
(
す
)
てたが、
船
(
ふね
)
へ
彫像
(
てうざう
)
を
投
(
な
)
げたのは、
貴様
(
きさま
)
が
蹴込
(
けこ
)
んだも
同然
(
どうぜん
)
だい。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
右
(
みぎ
)
に
左
(
ひだり
)
に
追
(
お
)
ひかけては
大溝
(
おほどぶ
)
の
中
(
なか
)
へ
蹴落
(
けおと
)
して
一人
(
ひとり
)
から/\と
高笑
(
たかわら
)
ひ、
聞
(
き
)
く
者
(
もの
)
なくて
天上
(
てんじやう
)
のお
月
(
つき
)
さま
宛
(
さ
)
も
皓々
(
こう/\
)
と
照
(
てら
)
し
給
(
たま
)
ふを
寒
(
さぶ
)
いといふ
事
(
こと
)
知
(
し
)
らぬ
身
(
み
)
なれば
唯
(
たゞ
)
こゝちよく
爽
(
さはや
)
かにて
わかれ道
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
頭
(
あたま
)
の
上
(
うへ
)
に、はた/\と
掌
(
て
)
を
叩
(
たゝ
)
いて、
呵々
(
から/\
)
と
高笑
(
たかわら
)
ひするのを、
驚
(
おどろ
)
いて
見
(
み
)
れば、
少年子
(
せうねんし
)
、
擧手
(
きよしゆ
)
高揖
(
かういふ
)
して
曰
(
いは
)
く、
吾去矣
(
われさらん
)
。
みつ柏
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
又
(
また
)
まゝ
娘
(
むすめ
)
と
紛紜
(
もめ
)
でも
起
(
おこ
)
りましたのか、
氣
(
き
)
の
狹
(
せま
)
い
人
(
ひと
)
なれば
何事
(
なにごと
)
も
口
(
くち
)
には
得言
(
えい
)
はで、たんと
胸
(
むね
)
を
痛
(
いた
)
くするが
彼
(
あ
)
の
人
(
ひと
)
の
性分
(
しやうぶん
)
、
困
(
こま
)
りもので
御座
(
ござ
)
ります、とて
態
(
わざ
)
との
高笑
(
たかわら
)
ひをして
聞
(
き
)
かせれば
うらむらさき
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
と
頻
(
しきり
)
に
面目
(
めんもく
)
ながる
癖
(
くせ
)
に、あは/\
得意
(
とくい
)
らしい
高笑
(
たかわら
)
ひを
行
(
や
)
つた。
家内
(
かない
)
の
無事
(
ぶじ
)
を
祝福
(
しゆくふく
)
する
心
(
こゝろ
)
では、
自分
(
じぶん
)
の
魅
(
み
)
せられたのを、
却
(
かへ
)
つて
幸福
(
かうふく
)
だと
思
(
おも
)
つて
喜
(
よろこ
)
んだんです。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
お
町
(
まち
)
は
高笑
(
たかわら
)
ひするやうに
成
(
な
)
りて、
時
(
とき
)
は
新玉
(
あらたま
)
の
春
(
はる
)
に
成
(
な
)
りぬ、お
美尾
(
みを
)
は
日々
(
ひゞ
)
に
安
(
やす
)
からぬ
面
(
おも
)
もち、
折
(
をり
)
には
涕
(
なみだ
)
にくるゝ
事
(
こと
)
もあるを、
血
(
ち
)
の
道
(
みち
)
の
故
(
せい
)
と
自身
(
みづから
)
いへば、
與
(
よ
)
四
郎
(
らう
)
は
左
(
さ
)
のみに
物
(
もの
)
も
疑
(
うたが
)
はず
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
半出來
(
はんでき
)
の
藝妓
(
げいしや
)
——
淺草
(
あさくさ
)
のなにがしと
札
(
ふだ
)
を
建
(
た
)
てた——
活人形
(
いきにんぎやう
)
をのぞくところを、
唐突
(
だしぬけ
)
に、くわら/\、くわら、と
蛙
(
かへる
)
に
高笑
(
たかわら
)
ひをされたのである。よしよしそれも
面白
(
おもしろ
)
い。
木菟俗見
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
と
高笑
(
たかわら
)
ひをして、
其処
(
そこ
)
で
肩
(
かた
)
の
上
(
うへ
)
に
揺上
(
ゆすりあ
)
げた。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
高
常用漢字
小2
部首:⾼
10画
笑
常用漢字
小4
部首:⽵
10画
“高”で始まる語句
高
高価
高輪
高尚
高麗
高野
高嶺
高原
高山
高邁