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頭部
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とうぶ
ふりがな文庫
“
頭部
(
とうぶ
)” の例文
おつぎはそれから
又
(
また
)
泣
(
な
)
いて
居
(
ゐ
)
る
與吉
(
よきち
)
と
死骸
(
しがい
)
の
如
(
ごと
)
く
横
(
よこた
)
はつて
居
(
ゐ
)
る
卯平
(
うへい
)
とを
見
(
み
)
た。おつぎは
萬能
(
まんのう
)
を
置
(
お
)
いて
與吉
(
よきち
)
の
火傷
(
やけど
)
した
頭部
(
とうぶ
)
をそつと
抱
(
いだ
)
いた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
丸味をおびて
凸凹
(
でこぼこ
)
した
頭部
(
とうぶ
)
とおぼしきものと、両肩に相当する部分があり、それから下はだらりとして長く
裾
(
すそ
)
をひいていた。
霊魂第十号の秘密
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
焔
(
ほのほ
)
の
下
(
した
)
をくゞるときは、
手拭
(
てぬぐひ
)
にて
頭部
(
とうぶ
)
を
被
(
おほ
)
ふこと。
手拭
(
てぬぐひ
)
が
濕
(
ぬ
)
れてゐれば
猶
(
なほ
)
よく、
座蒲團
(
ざぶとん
)
を
水
(
みづ
)
に
浸
(
ひた
)
したものは
更
(
さら
)
によし。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
鹿
(
しか
)
はみなさんもよく
見
(
み
)
てご
存
(
ぞん
)
じでせう。
鹿
(
しか
)
は
本州
(
ほんしゆう
)
、
四國
(
しこく
)
、
九州
(
きゆうしゆう
)
、
朝鮮等
(
ちようせんなど
)
に
廣
(
ひろ
)
く
分布
(
ぶんぷ
)
してゐます。
牡鹿
(
をじか
)
は
牝鹿
(
めじか
)
より
少
(
すこ
)
し
大
(
おほ
)
きく、
頭部
(
とうぶ
)
に
角
(
つの
)
を
持
(
も
)
つてゐます。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
何
(
なに
)
が
出
(
で
)
たかと
覗
(
のぞ
)
いて
見
(
み
)
ると、
眞白
(
まつしつ
)
い
貝層
(
かひそう
)
の
中
(
なか
)
から、
緑泥片岩
(
りよくでいへんがん
)
の
石棒
(
せきぼう
)
の
頭部
(
とうぶ
)
が
見
(
み
)
え
出
(
だ
)
して
居
(
ゐ
)
る。
探検実記 地中の秘密:02 権現台の懐古
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
▼ もっと見る
自動冐險鐵車
(
じどうぼうけんてつしや
)
の
設計
(
せつけい
)
といふのは——
先
(
ま
)
づ
此
(
この
)
鐵檻
(
てつおり
)
の
車
(
くるま
)
の
恰形
(
かくこう
)
は
木牛
(
もくぎう
)
に
似
(
に
)
て、
長
(
なが
)
さ二十二
尺
(
しやく
)
、
幅員
(
はゞ
)
十三
尺
(
じやく
)
、
高
(
たか
)
さは
木牛形
(
もくぎうけい
)
の
頭部
(
とうぶ
)
に
於
(
おい
)
て十二
尺
(
しやく
)
、
後端
(
こうたん
)
に
於
(
おい
)
て十
尺
(
しやく
)
半
(
はん
)
、
四面
(
しめん
)
は
其
(
その
)
名
(
な
)
の
如
(
ごと
)
く
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
大さは種々なれど今日迄に
知
(
し
)
れたる
事實
(
じじつ
)
に由れば最も大なるは陸奧龜ヶ岡
發見
(
はつけん
)
加藤某氏
所藏
(
しよぞう
)
(第三回圖中に
頭部
(
とうぶ
)
のみを
畫
(
ゑが
)
き置きしもの、佐藤蔀氏藏せしは誤なり)全長一尺二寸
計
(
ばかり
)
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
其後
(
そののち
)
數年間
(
すうねんかん
)
は
春夏
(
しゆんか
)
の
際
(
さい
)
折々
(
をり/\
)
行
(
おこな
)
ふに
過
(
す
)
ぎざりしが、二十五六
歳
(
さい
)
の
頃
(
ころ
)
醫
(
い
)
を
以
(
もつ
)
て
身
(
み
)
を
立
(
た
)
つるに
及
(
およ
)
び、
日夜
(
にちや
)
奔走
(
ほんそう
)
の
際
(
さい
)
頭痛
(
づつう
)
甚
(
はなはだ
)
しき
時
(
とき
)
は
臥床
(
ふしど
)
に
就
(
つ
)
きし
事
(
こと
)
屡
(
しば/\
)
なりしが、
其
(
その
)
際
(
さい
)
には
頭部
(
とうぶ
)
を
冷水
(
れいすゐ
)
を
以
(
もつ
)
て
冷却
(
れいきやく
)
し
命の鍛錬
(旧字旧仮名)
/
関寛
(著)
おつぎは
又
(
また
)
手
(
て
)
で
抑
(
おさ
)
へた
卯平
(
うへい
)
の
頭部
(
とうぶ
)
に
疑
(
うたが
)
ひの
目
(
め
)
を
注
(
そゝ
)
いで、二
人
(
にん
)
の
悲
(
かな
)
しむべき
記念
(
かたみ
)
におもひ
至
(
いた
)
つた。おつぎは
其
(
そ
)
の
原因
(
げんいん
)
を
追求
(
つゐきう
)
して
聞
(
き
)
かうとはしなかつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
返事とともに怪物群は、一せいに
頭部
(
とうぶ
)
をゆすぶって
奇声
(
きせい
)
を放った。それはあざけりの笑い声のようにひびいた。
海底都市
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
殊
(
こと
)
に
其
(
その
)
頭部
(
とうぶ
)
に
裝填
(
さうてん
)
せられたる
爆發藥
(
ばくはつやく
)
は、
普通
(
ふつう
)
魚形水雷
(
ぎよけいすいらい
)
の
頭部
(
とうぶ
)
綿火藥
(
めんくわやく
)
百七十五
斤
(
きん
)
に
相當
(
さうたう
)
して、千四百
碼
(
ヤード
)
の
有效距離
(
いうかうきより
)
を四十一
節
(
ノツト
)
の
速力
(
そくりよく
)
をもつて
駛行
(
しかう
)
する
事
(
こと
)
が
出來
(
でき
)
るのであるから、
砲聲
(
ほうせい
)
轟々
(
がう/\
)
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
『
當
(
あた
)
つたぞ/\』と
山頂
(
さんてう
)
は
大歡呼
(
だいくわんこ
)
である。
余等
(
よら
)
は
夢中
(
むちう
)
に
成
(
な
)
つて、
驅上
(
かけあが
)
つて
見
(
み
)
ると、
出
(
で
)
たのは
出
(
で
)
たが、
古墳
(
こふん
)
には
無關係物
(
むくわんけいぶつ
)
で、
石器時代
(
せきゝじだい
)
の
遺物
(
ゐぶつ
)
たる、
石棒頭部
(
せきぼうとうぶ
)
(
緑泥片岩
(
りよくでいへんがん
)
)
源平時代
(
げんぺいじだい
)
の五
輪塔
(
りんとう
)
の
頭部
(
とうぶ
)
。
探検実記 地中の秘密:29 お穴様の探検
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
職業もはっきりしないが、からだはがんじょうであるけれど、農業のほうではなく、手の指や
頭部
(
とうぶ
)
の発達を見ても、
文筆労働者
(
ぶんぴつろうどうしゃ
)
でもなく、所持品から考えても商人ではない。
金属人間
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
ただ、その繃帯をときおえたとき、博土の
頭部
(
とうぶ
)
をぐるっと一まわりして、三ミリほどの
幅
(
はば
)
の、手術のあとの
癒着
(
ゆちゃく
)
見たいなものが見られ、そのところだけ、毛が生えていなかった。
金属人間
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“頭部”の意味
《名詞》
物の先端。
(出典:Wiktionary)
“頭部”の解説
頭部(とうぶ)とは、動物の頭に当たる部分をさす。体の進行方向最前方に位置し、感覚、摂食器官が集中する。進行方向に口があっても、その周囲にそのような器官が集中していなければ、頭とは見なされない(例:ミミズ)。さまざまな動物群に、ある程度似たような頭部が見られるが、必ずしも相同とは見なしがたい。
(出典:Wikipedia)
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
部
常用漢字
小3
部首:⾢
11画
“頭”で始まる語句
頭
頭巾
頭髪
頭脳
頭蓋骨
頭腦
頭上
頭陀袋
頭痛
頭顱