“とうぶ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
頭部57.9%
東部15.8%
湯武10.5%
東武5.3%
搭舞5.3%
蹈舞5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丸味をおびて凸凹でこぼこした頭部とうぶとおぼしきものと、両肩に相当する部分があり、それから下はだらりとして長くすそをひいていた。
霊魂第十号の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
十九にち雨中うちうを、つてて、おどろいた。いままでの貝塚發掘かひづかはつくつ臺地だいち東部とうぶさか上部じやうぶ左側さそくであつたが、臺地だいち南側なんそく下部かぶ菱沼鐵五郎ひしぬまてつごらう宅地たくちまえはたけを、大發掘だいはつくつしてある。
支那に於てもその通り、革命は正義なりというて、三千年前に支那の聖人達は革命というものを是認したのである。湯武とうぶの暴伐、支那の議論は大分手厳しい。民の意を失えば、これを君主と言わぬ。
平和事業の将来 (新字新仮名) / 大隈重信(著)
朝またまた時雨しぐれす。思ひがけなく東武とうぶ其角きかく来る。(中略)すぐに病床にまゐりて、皮骨ひこつ連立れんりつしたまひたる体を見まゐらせて、且愁ひ、且悦ぶ。
芭蕉雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
「はくらん病が買ひ候はん」も手厳てきびしいには違ひない。が、「東武とうぶの会に盆を釈教しやくけうとせず、嵐雪らんせつ是を難ず。翁曰、盆を釈教とせば正月は神祇しんぎなるかとなり。」
芭蕉雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
肩技かたわざ、背技、膝技から、尖飛せんぴ搭舞とうぶノ法などと呼ぶ五体十部の基本の上に、八十八法の細かい型があって、飛燕ひえん花車かしゃ龍鬂りゅうびん搏浪はくろう呑吐星どんとせい、などさまざまな秘術もある。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
男女だかれあって蹈舞とうぶするなんどは。あまりみともいいことでもない。それに少男少女のいまだ婚姻しないものなら。婚姻の手段の一端にて。
藪の鶯 (新字新仮名) / 三宅花圃(著)