トップ
>
葬式
>
さうしき
ふりがな文庫
“
葬式
(
さうしき
)” の例文
是
(
これ
)
から
宅
(
たく
)
へ
帰
(
かへ
)
つて
支度
(
したく
)
をして
居
(
ゐ
)
る
中
(
うち
)
に
長家
(
ながや
)
の者も
追々
(
おひ/\
)
悔
(
くや
)
みに
来
(
く
)
る、
差配人
(
さはいにん
)
は
葬式
(
さうしき
)
の
施主
(
せしゆ
)
が
出来
(
でき
)
たので
大
(
おほ
)
きに喜び
提灯
(
ちやうちん
)
を
点
(
つ
)
けてやつて
参
(
まゐ
)
り
黄金餅
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
それは
食料
(
しよくれう
)
と
薪
(
まき
)
との
不廉
(
ふれん
)
な
供給
(
きようきふ
)
を
仰
(
あふ
)
がねばならぬからである。
勘次
(
かんじ
)
はお
品
(
しな
)
の
發病
(
はつびやう
)
から
葬式
(
さうしき
)
までには
彼
(
かれ
)
にしては
過大
(
くわだい
)
な
費用
(
ひよう
)
を
要
(
えう
)
した。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
「林さんは何んとかして助けて上げませう。お孃さんは道場へ歸つて、何んにも言はずに
葬式
(
さうしき
)
の仕度をして下さい」
銭形平次捕物控:106 懐ろ鏡
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
佐伯
(
さへき
)
から
電報
(
でんぱう
)
を
受
(
う
)
け
取
(
と
)
つて、
久
(
ひさ
)
し
振
(
ぶ
)
りに
出京
(
しゆつきやう
)
した
宗助
(
そうすけ
)
は、
葬式
(
さうしき
)
を
濟
(
す
)
ました
上
(
うへ
)
、
家
(
うち
)
の
始末
(
しまつ
)
をつけ
樣
(
やう
)
と
思
(
おも
)
つて
段々
(
だん/\
)
調
(
しら
)
べて
見
(
み
)
ると、
有
(
あ
)
ると
思
(
おも
)
つた
財産
(
ざいさん
)
は
案外
(
あんぐわい
)
に
少
(
すく
)
なくつて
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
我
(
われ
)
江戸に
逗留
(
とうりう
)
せしころ、
旅宿
(
りよしゆく
)
のちかきあたりに死亡ありて
葬式
(
さうしき
)
の日大
嵐
(
あらし
)
なるに、
宿
(
やど
)
の
主
(
あるじ
)
もこれに
往
(
ゆく
)
とて
雨具
(
あまぐ
)
きびしくなしながら、
今日
(
けふ
)
の
仏
(
ほとけ
)
はいかなる
因果
(
いんくわ
)
ものぞや
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
家
(
うち
)
の中は区役所の
出張員
(
しゆつちやういん
)
が
硫黄
(
いわう
)
の煙と
石炭酸
(
せきたんさん
)
で消毒した
後
(
あと
)
、まるで
煤掃
(
すゝは
)
きか
引越
(
ひつこ
)
しの時のやうな
狼藉
(
らうぜき
)
に、
丁度
(
ちやうど
)
人気
(
ひとけ
)
のない
寂
(
さび
)
しさを加へて、
葬式
(
さうしき
)
の
棺桶
(
くわんおけ
)
を
送出
(
おくりだ
)
した
後
(
あと
)
と同じやうな
心持
(
こゝろもち
)
である。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
是
(
これ
)
よりグロモフの
家
(
いへ
)
には、
不幸
(
ふかう
)
が
引續
(
ひきつゞ
)
いて
來
(
き
)
てセルゲイの
葬式
(
さうしき
)
の
終
(
す
)
んだ一
週間
(
しうかん
)
目
(
め
)
、
父
(
ちゝ
)
のグロモフは
詐欺
(
さぎ
)
と、
浪費
(
らうひ
)
との
件
(
かど
)
を
以
(
もつ
)
て
裁判
(
さいばん
)
に
渡
(
わた
)
され、
間
(
ま
)
もなく
監獄
(
かんごく
)
の
病院
(
びやうゐん
)
でチブスに
罹
(
かゝ
)
つて
死亡
(
しばう
)
して
了
(
しま
)
つた。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
さうして
女房
(
にようばう
)
は
激烈
(
げきれつ
)
な
神經痛
(
しんけいつう
)
を
訴
(
うつた
)
へつゝ
死
(
し
)
んだ。
卯平
(
うへい
)
は
有繋
(
さすが
)
に
泣
(
な
)
いた。
葬式
(
さうしき
)
は
姻戚
(
みより
)
と
近所
(
きんじよ
)
とで
營
(
いとな
)
んだが、
卯平
(
うへい
)
も
漸
(
やつ
)
と
杖
(
つゑ
)
に
縋
(
すが
)
つて
行
(
い
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
我
(
われ
)
江戸に
逗留
(
とうりう
)
せしころ、
旅宿
(
りよしゆく
)
のちかきあたりに死亡ありて
葬式
(
さうしき
)
の日大
嵐
(
あらし
)
なるに、
宿
(
やど
)
の
主
(
あるじ
)
もこれに
往
(
ゆく
)
とて
雨具
(
あまぐ
)
きびしくなしながら、
今日
(
けふ
)
の
仏
(
ほとけ
)
はいかなる
因果
(
いんくわ
)
ものぞや
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
小六
(
ころく
)
は
其時
(
そのとき
)
不圖
(
ふと
)
兄
(
あに
)
が
先年
(
せんねん
)
父
(
ちゝ
)
の
葬式
(
さうしき
)
の
時
(
とき
)
に
出京
(
しゆつきやう
)
して、
萬事
(
ばんじ
)
を
片付
(
かたづ
)
けた
後
(
あと
)
、
廣島
(
ひろしま
)
へ
歸
(
かへ
)
るとき、
小六
(
ころく
)
に、
御前
(
おまへ
)
の
學資
(
がくし
)
は
叔父
(
をぢ
)
さんに
預
(
あづ
)
けてあるからと
云
(
い
)
つた
事
(
こと
)
があるのを
思
(
おも
)
ひ
出
(
だ
)
して
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
お
品
(
しな
)
の
痩
(
や
)
せ
切
(
き
)
つた
手
(
て
)
が
勘次
(
かんじ
)
のする
儘
(
まゝ
)
にそれを
確乎
(
しつか
)
と
抱
(
だ
)
き
締
(
し
)
めて、
其
(
そ
)
の
骨
(
ほね
)
ばかりの
頬
(
ほゝ
)
が、ぴつたりと
擦
(
す
)
りつけられた。
葬式
(
さうしき
)
の
日
(
ひ
)
は
赤口
(
しやくこう
)
といふ
日
(
ひ
)
であつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
其頃此寺にちかき三郎丸村の
農家
(
のうか
)
に
死亡
(
しばう
)
のものありしに、時しも冬の雪ふりつゞき
雪吹
(
ふゞき
)
もやまざりければ、三四日は
晴
(
はれ
)
をまちて
葬式
(
さうしき
)
をのばしけるに
晴
(
はれ
)
ざりければ、
強
(
しひ
)
ていとなみをなし
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
其頃此寺にちかき三郎丸村の
農家
(
のうか
)
に
死亡
(
しばう
)
のものありしに、時しも冬の雪ふりつゞき
雪吹
(
ふゞき
)
もやまざりければ、三四日は
晴
(
はれ
)
をまちて
葬式
(
さうしき
)
をのばしけるに
晴
(
はれ
)
ざりければ、
強
(
しひ
)
ていとなみをなし
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
○
雪中
(
せつちゆう
)
の
葬式
(
さうしき
)
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
○
雪中
(
せつちゆう
)
の
葬式
(
さうしき
)
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
“葬式(
葬儀
)”の解説
葬儀(そうぎ、en: funeral)あるいは葬式(そうしき)とは、人の死を弔うために行われる祭儀・葬制の一部である。
(出典:Wikipedia)
葬
常用漢字
中学
部首:⾋
12画
式
常用漢字
小3
部首:⼷
6画
“葬式”で始まる語句
葬式女
葬式金