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設備
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せつび
ふりがな文庫
“
設備
(
せつび
)” の例文
が、
然
(
さ
)
うすると、
深山
(
しんざん
)
の
小驛
(
せうえき
)
ですから、
旅舍
(
りよしや
)
にも
食料
(
しよくれう
)
にも、
乘客
(
じようかく
)
に
對
(
たい
)
する
設備
(
せつび
)
が
不足
(
ふそく
)
で、
危險
(
きけん
)
であるからとの
事
(
こと
)
でありました。
雪霊続記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
そうすれば、
町
(
まち
)
も
美
(
うつく
)
しくなり、また、
電燈
(
でんとう
)
もつき、いろいろな
文明
(
ぶんめい
)
の
設備
(
せつび
)
がゆきとどくにちがいがありません。
花咲く島の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
西洋
(
せいよう
)
の
大
(
おほ
)
きな
博物館
(
はくぶつかん
)
では、
良
(
よ
)
い
目録
(
もくろく
)
や
良
(
よ
)
い
研究書物
(
けんきゆうしよもつ
)
が
出版
(
しゆつぱん
)
されてゐるばかりでなく、
館内
(
かんない
)
の
設備
(
せつび
)
も
完全
(
かんぜん
)
に
出來
(
でき
)
てゐて、
愉快
(
ゆかい
)
に
見物
(
けんぶつ
)
されるようになつてゐます。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
さうして
此
(
この
)
構
(
かまへ
)
と
設備
(
せつび
)
では、
歸
(
かへ
)
りがけに
思
(
おも
)
つたより
高
(
たか
)
い
療治代
(
れうぢだい
)
を
取
(
と
)
られるかも
知
(
し
)
れないと
氣遣
(
きづか
)
つた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
で、その配當は見物の方へも割り戻されてよいわけであるが、數多き人を一人づつ記入しておく事は出來ないから、その配當をもつてますます
設備
(
せつび
)
をよくしなければならない。
むぐらの吐息
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
▼ もっと見る
かれらの学校は、まだ出来て
間
(
ま
)
がないために、
講堂
(
こうどう
)
の
設備
(
せつび
)
がなかった。だいじな
式
(
しき
)
や
学芸会
(
がくげいかい
)
のときには、二階の教室を三つぶちぬいて、
臨時
(
りんじ
)
に会場をつくることになっていた。
美しき元旦
(新字新仮名)
/
吉田甲子太郎
(著)
私
(
わたし
)
はかうして
皆
(
みな
)
さんに
圍
(
かこ
)
まれてゐると、
氣持
(
きもち
)
の
好
(
い
)
いサナトリウムにでも
來
(
き
)
てゐるやうですよ、
私達
(
わたしたち
)
の
爲
(
ため
)
にも、
病院
(
びやうゐん
)
やサナトリウムが
設備
(
せつび
)
されてゐたら、
此間
(
このあひだ
)
亡
(
な
)
くなつたSさんなんか、
屹度
(
きつと
)
また
彼女こゝに眠る
(旧字旧仮名)
/
若杉鳥子
(著)
此
(
この
)
魚形水雷
(
ぎよけいすいらい
)
は、
其
(
その
)
全長
(
ぜんちやう
)
僅
(
わず
)
かに二
呎
(
ヒート
)
三
吋
(
インチ
)
、
最大
(
さいだい
)
直徑
(
ちよくけい
)
三
吋
(
インチ
)
に
※
(
す
)
ぎず、
之
(
これ
)
を
今日
(
こんにち
)
の
海戰
(
かいせん
)
に
專
(
もつぱ
)
ら
行
(
おこな
)
はるゝ
保氏魚形水雷
(
ホルランドしぎよけいすいらい
)
に
比
(
ひ
)
すると、
其
(
その
)
大
(
おほい
)
さは七
分
(
ぶん
)
の一にも
足
(
た
)
らぬが、
氣室
(
きしつ
)
、
浮室
(
ふしつ
)
、
尾片等
(
びへんとう
)
の
設備
(
せつび
)
整然
(
せいぜん
)
として
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
毎日毎日寒い風が吹きつづいていたので、
洞外
(
どうがい
)
の工事ができなくなった、だが二週間ののちにはいっさいの
設備
(
せつび
)
が完了した。だが一同が救いの船を得るのはいつのときか、あらかじめはかりがたい。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
みなさん、この天文台の
設備
(
せつび
)
を
注意
(
ちゆうい
)
して見て下さい
小熊秀雄全集-22:火星探険―漫画台本
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
旅館
(
りよかん
)
の
設備
(
せつび
)
完全
(
かんぜん
)
せる
等
(
とう
)
に
因
(
よ
)
るものである。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
侘住居
(
わびずまひ
)
と
申
(
まを
)
します——
以前
(
いぜん
)
は、
北國
(
ほつこく
)
に
於
(
おい
)
ても、
旅館
(
りよくわん
)
の
設備
(
せつび
)
に
於
(
おい
)
ては、
第一
(
だいいち
)
と
世
(
よ
)
に
知
(
し
)
られた
此
(
こ
)
の
武生
(
たけふ
)
の
中
(
うち
)
でも、
其
(
そ
)
の
隨一
(
ずゐいち
)
の
旅館
(
りよくわん
)
の
娘
(
むすめ
)
で、二十六の
年
(
とし
)
に
雪霊記事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
すると、
明
(
あか
)
るい、
清潔
(
せいけつ
)
な、
設備
(
せつび
)
のよくいきとどいた、
近代
(
きんだい
)
ふうの
工場
(
こうば
)
が、
目
(
め
)
の
前
(
まえ
)
に
浮
(
う
)
かび
上
(
あ
)
がります。
太陽と星の下
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
フリィドリッヒ
帝
(
てい
)
博物館
(
はくぶつかん
)
などには
古
(
ふる
)
い
美術品
(
びじゆつひん
)
ばかりが
集
(
あつ
)
めてあり、ベルガモンといふ
所
(
ところ
)
から
持
(
も
)
つて
來
(
き
)
たギリシヤの
彫刻
(
ちようこく
)
を
容
(
い
)
れるため、すばらしい
設備
(
せつび
)
がしてあります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
宗助
(
そうすけ
)
の
手際
(
てぎは
)
では、
室内
(
しつない
)
に
煖爐
(
だんろ
)
を
据
(
す
)
ゑ
付
(
つ
)
ける
設備
(
せつび
)
をする
丈
(
だけ
)
でも
容易
(
ようい
)
ではなかつた。
夫婦
(
ふうふ
)
はわが
時間
(
じかん
)
と
算段
(
さんだん
)
の
許
(
ゆる
)
す
限
(
かぎ
)
りを
盡
(
つく
)
して、
專念
(
せんねん
)
に
赤兒
(
あかご
)
の
命
(
いのち
)
を
護
(
まも
)
つた。けれども
凡
(
すべ
)
ては
徒勞
(
とらう
)
に
歸
(
き
)
した。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
日本
(
につぽん
)
においても
將來
(
しようらい
)
設
(
まう
)
けられる
博物館
(
はくぶつかん
)
は、かうした
設備
(
せつび
)
を
整
(
とゝの
)
へる
必要
(
ひつよう
)
があると
思
(
おも
)
ひます。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
“設備”の意味
《名詞》
必要な建物や機器、装置などを備え付けること。備え付けたもの。
(古)準備。
(出典:Wiktionary)
“設備”の解説
設備(せつび)とは、建築物や車両・船舶などに備え付けられた機器の事、ないしその機器を設置(置いて取り付ける)するものをさす。
(出典:Wikipedia)
設
常用漢字
小5
部首:⾔
11画
備
常用漢字
小5
部首:⼈
12画
“設”で始まる語句
設
設計
設楽
設立
設計図
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