方法ほうほう)” の例文
「もう一きたくにへゆこう。そして、宝石ほうせきさがしてこよう。」と、かれおもいました。それよりほかにいい方法ほうほうがなかったからであります。
宝石商 (新字新仮名) / 小川未明(著)
いどにものがおちたといえば、どういうふうにしてあげたらよいか、その方法ほうほうをかんがえだして、わけなくひきあげました。
エピナッソーはそれでもまだすすめていた。そしていまにかれをパリの音楽学校へ出す方法ほうほうを立てる、そうすればかれはたしかにりっぱな音楽家になると言った。
そこで、動物たちは、どろぼうどもをっぱらうには、どうしたらいいだろうかと、相談そうだんをはじめました。そして、いろいろ相談したあげく、うまい方法ほうほうが見つかりました。
我々われわれロシヤの地方団体ちほうだんたい医術いじゅつはどうであろうか、まず精神病せいしんびょういてうならば、現今げんこん病気びょうき類別法るいべつほう診断しんだん治療ちりょう方法ほうほうともみなこれを過去かこ精神病学せいしんびょうがく比較ひかくするならば
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
それは結構けっこうなことであるから、是非ぜひ子供こどもさずけてやるがよい。ただしその方法ほうほう自分じぶんかんがえなければならぬ。それがつまり修行しゅぎょうじゃ。こちらからはおしえることはできない……。
西田は細君さいくんに対し、外手そとで町に家のあったこと、本所ほんじょしてからの業務ぎょうむ方法ほうほう、そのほかここの家賃やちんのとどこおりまで弁済べんさいしてあげるということまで話して、細君をなぐさめた。
老獣医 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
「これはやはり、おまえが客人きゃくじん部屋へやにいって、どういうわけでこんな奇怪きかいなことが起こったのか、よくよくわけをきかしてもらってくるのが、いちばんいい方法ほうほうじゃないかね」
けれども、もしおまえがほんとうに勉強べんきょうして実験じっけんでちゃんとほんとうの考えと、うその考えとを分けてしまえば、その実験じっけん方法ほうほうさえきまれば、もう信仰しんこう化学かがくと同じようになる。
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
また、かれをすくう方法ほうほうもぜったいにない。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこで、諭吉ゆきちは、おかあさんにさんせいしてもらうほかに方法ほうほうがないとかんがえ、そのゆるしをえるじきをねらっていました。
わたしは、三つのかぎをいろいろな方法ほうほうておきました。きっと、それらは、わたしのめぐりあいたいとおも人々ひとびとによってひろわれるであろうとおもいます。
三つのかぎ (新字新仮名) / 小川未明(著)
ヨハネスは、やっとのことである方法ほうほうを思いついて、王さまにもうしました。
その順序じゅんじょ方法ほうほうまた発生はっせい年代等ねんだいとうきても、程度ていどまで神様かみさまからうかがってりますが、只今ただいまそれを申上もうしあげているいとまはございませぬ。いずれあらためてべつ機会きかい申上もうしあげることにいたしましょう。
完全かんぜん方法ほうほうだよ。
それを使つかって、んでいるとりをうつこともできれば、また、たくみな方法ほうほう生擒いけどりにすることもできます。あなたがたも、はやく、つからないうちに、おかえりなさい。
ふるさと (新字新仮名) / 小川未明(著)
ごろは弟思おとうとおもいのにいさんが、ほんとうにかんかんになっておこっているのです。諭吉ゆきち便所べんじょにはやくいきたいので、いまは、あやまるよりほかに方法ほうほうがないとおもいました。
「ほんとうに、にいさんたちをたすける方法ほうほうはないんでしょうか。」
うした場合ばあいにはかならず何等なんらかの方法ほうほう報知しらせがありますもので、それはぬるひと思念おもいつたわる場合ばあいもあれば、また神様かみさまからとくらせていただ場合ばあいもあります。そのほかにもまだいろいろありましょう。
それからは、おじいさんは、自分じぶんのバイオリンを少年しょうねんして、方法ほうほうおしえてやりました。
海のかなた (新字新仮名) / 小川未明(著)
「で、たすかる方法ほうほうはないのかい?」
をとじたり、あたまをふったりしてもすぐに解決かいけつのできぬことだけに、いらだたしい気持きもちとなりました。そして、はやく、このなやみから、のがれる方法ほうほういだそうとしたのでした。
考えこじき (新字新仮名) / 小川未明(著)
「たすかる方法ほうほうはないのかい?」
と、教師きょうしはいって、いろいろあたまなかで、その子供こどもくるしめる方法ほうほうかんがえました。
教師と子供 (新字新仮名) / 小川未明(著)
さあ、なんというところか、場所ばしょさえわかれば、汽車きしゃってゆくとも、また、あちらのみなとからたつ汽船きせんってゆくとも、また方法ほうほうはいくらもあるが、そのまちは、わたしにもわかりません……。
小鳥と兄妹 (新字新仮名) / 小川未明(著)