“弁済”の読み方と例文
読み方割合
べんさい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もう一つは帝大出で可なりの秀才らしかったが、両親が揃っている上に、旧藩主から学資を借りて勉強したので十年間弁済べんさいの責務があった。
嫁取婿取 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
西田は細君さいくんに対し、外手そとで町に家のあったこと、本所ほんじょしてからの業務ぎょうむ方法ほうほう、そのほかここの家賃やちんのとどこおりまで弁済べんさいしてあげるということまで話して、細君をなぐさめた。
老獣医 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)