“弁駁”のいろいろな読み方と例文
旧字:辯駁
読み方割合
べんばく87.5%
べんぱく12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
次に元子説の反対者が「神の意志」を持ち出すのに対する弁駁べんばく插入そうにゅうされているが、これと本文との連絡がよくわからないとマンローも述べている。
ルクレチウスと科学 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
かれこれ弁駁べんばくするまではあらざれども、学者の方はいやに屁理屈へりくつを並べ立て、もっともそうに見せかけるから、そのままに捨て置くことはできませぬ。
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
そして、何者かが彼を強制して、その方へ引っ張っていくように、奴隷じみた卑屈な態度で、あらゆる所にしゅうねく弁駁べんぱくを求めながら、手探りで進んで行った。
これはよほど私と関係を持っているから、それを今日諸君の前に充分弁駁べんぱくしておくことは学校のためにも利益、また私一身のためにも誤解されるのは甚だ遺憾であるから、それをべようと思う。