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意志
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いし
ふりがな文庫
“
意志
(
いし
)” の例文
進撃的
(
アグレシイヴ
)
で、
意志
(
いし
)
の
強
(
つよ
)
さうなところがあり乍ら、どつか
臆病
(
おくびやう
)
なところがあるではないかといつたやうな
言葉
(
ことば
)
を聞かされた事があります。
三作家に就ての感想
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
これは
予
(
よ
)
の
意志
(
いし
)
ぢゃ、
予
(
よ
)
を
重
(
おも
)
んじておくりゃらば、
顏色
(
がんしょく
)
を
麗
(
うるは
)
しうし、
其
(
その
)
むづかしい
貌
(
かほ
)
を
止
(
や
)
めておくりゃれ。
祝宴最中
(
いはひもなか
)
に
不似合
(
ふにあひ
)
ぢゃわい。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
責任
(
せきにん
)
といふ
事
(
こと
)
に
重
(
おもき
)
を
置
(
お
)
きたいのもこれが
爲
(
た
)
め、
依頼心
(
いらいしん
)
が
多
(
おほ
)
いのも
是
(
これ
)
が
爲
(
た
)
め、
又
(
また
)
意志
(
いし
)
の
強固
(
きやうこ
)
でないといふのも
是
(
これ
)
が
爲
(
た
)
めであらうと
思
(
おも
)
ひます。
女教邇言
(旧字旧仮名)
/
津田梅子
(著)
そこには、やはり
良
(
りょう
)
一と
同
(
おな
)
じような
境遇
(
きょうぐう
)
の
少年
(
しょうねん
)
が、
同
(
おな
)
じ
意志
(
いし
)
と
希望
(
きぼう
)
に
燃
(
も
)
えて、
熱心
(
ねっしん
)
に
目
(
め
)
を
貼
(
は
)
り
札
(
ふだ
)
にさらしていたのです。
僕が大きくなるまで
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
右のごとき
始末
(
しまつ
)
にして、外国政府が日本の内乱に
乗
(
じょう
)
じ
兵力
(
へいりょく
)
を用いて
大
(
おおい
)
に
干渉
(
かんしょう
)
を試みんとするの
意志
(
いし
)
を
懐
(
いだ
)
きたるなど
到底
(
とうてい
)
思
(
おも
)
いも寄らざるところなれども
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
▼ もっと見る
これを見ると、下人は
始
(
はじ
)
めて明白にこの老婆の生死が、全然、自分の
意志
(
いし
)
に支配されてゐると云ふ事を
意識
(
いしき
)
した。
羅生門
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
其
(
そ
)
の
窶
(
やつ
)
れた
目
(
め
)
の
憂
(
うれ
)
へるのを
彼
(
かれ
)
は
見
(
み
)
るに
忍
(
しの
)
びなかつたからである。
彼
(
かれ
)
のさういふ
意志
(
いし
)
は
長
(
なが
)
い
月日
(
つきひ
)
の
病苦
(
びやうく
)
に
嘖
(
さいな
)
まれて
僻
(
ひが
)
んだ
女房
(
にようばう
)
の
心
(
こゝろ
)
に
通
(
つう
)
ずる
理由
(
わけ
)
がなかつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
時
(
とき
)
にはまた、あの
恐
(
おそ
)
るべき
打撃
(
だげき
)
のために、
却
(
かへつ
)
て
獨立
(
どくりつ
)
の
意志
(
いし
)
が
鞏固
(
きようこ
)
になつたといふことのために、
彼女
(
かのぢよ
)
の
悔
(
くゐ
)
は
再
(
ふたゝ
)
び
假面
(
かめん
)
をかぶつて
自
(
みづか
)
ら
安
(
やす
)
んじようと
試
(
こゝろ
)
みることもあつた。
悔
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
さうしてさういふ
種類
(
しゆるい
)
の
歌
(
うた
)
を、
一般
(
いつぱん
)
に、わざうたと
申
(
まを
)
しました。
字
(
じ
)
では、
童謠
(
どうよう
)
とあて
字
(
じ
)
をします。が、ほんとうの
意味
(
いみ
)
は、
神
(
かみ
)
の
意志
(
いし
)
の
現
(
あらは
)
れた
歌
(
うた
)
、といふことらしいのです。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
お政はずいぶん
神経
(
しんけい
)
過敏
(
かびん
)
に
感情的
(
かんじょうてき
)
な女であるけれど、またそうとうに
意志
(
いし
)
の力を持っている。たいていのことは
胸
(
むね
)
のうちに
処理
(
しょり
)
して外に
圭角
(
けいかく
)
をあらわさない
美質
(
びしつ
)
を持っている。
告げ人
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
とゴルドンは、富士男がとうてい
意志
(
いし
)
をひるがえすことがないのを知って、室を去った。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
その頭の上でゆれている
絹
(
きぬ
)
のようなうす毛を、じっと見つめているうちに私は涙がこみあげてきた。人間の
判断
(
はんだん
)
では及びもつかないような
意志
(
いし
)
が、この奇蹟をつくりあげたのである。
親馬鹿入堂記
(新字新仮名)
/
尾崎士郎
(著)
ひとりならば自由な
方角
(
ほうがく
)
をさして
飛
(
と
)
ばすこともできるが、こうして蛾次郎と
相乗
(
あいの
)
りになってしまったために、クロはただクロ自身の
意志
(
いし
)
で、勝手なほうへさっさつとして飛んでいく。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
一つは
多少
(
たせう
)
慈愛に引かれた
結果
(
けつくつ
)
もあツたが、
更
(
さら
)
に其の
奥
(
おく
)
を探ツたら、周三を
遂
(
お
)
ツて了ツては
血統
(
けつとう
)
斷絶
(
だんぜつ
)
の打撃となるから、出來ぬ我慢をして
左
(
と
)
に
右
(
かく
)
周三の
意志
(
いし
)
を
尊重
(
そんちよう
)
することにした。子爵は
諦
(
あきら
)
めたのだ。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
あの
健康
(
けんこう
)
な、
意志
(
いし
)
の
強
(
つよ
)
い
男
(
おとこ
)
が、もうけっして、もどることがないと
思
(
おも
)
ったからでした。
僕はこれからだ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
自然
(
しぜん
)
の
意志
(
いし
)
は
只管
(
ひたすら
)
に
地上
(
ちじやう
)
の
到
(
いた
)
る
處
(
ところ
)
に
軟
(
やはら
)
かな
青
(
あを
)
い
葉
(
は
)
を
以
(
もつ
)
て
掩
(
おほ
)
ひ
隱
(
かく
)
さうとのみ
力
(
ちから
)
を
注
(
そゝ
)
いで
居
(
ゐ
)
るのである。
其
(
そ
)
の
意志
(
いし
)
に
逆
(
さか
)
らうて
猶豫
(
たゆた
)
うて
居
(
ゐ
)
るのは
百姓
(
ひやくしやう
)
の
手
(
て
)
で
丁寧
(
ていねい
)
に
捏
(
こ
)
ねられた
水田
(
すゐでん
)
のみである。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
その
挙動
(
きょどう
)
は公使一個の
考
(
かんがえ
)
にして政府の
意志
(
いし
)
を
代表
(
だいひょう
)
したるものと見るべからず。
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
と、自分の
意志
(
いし
)
のかたい所を見せて、こう希望を述べると
篝火の女
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そう無意識の
意志
(
いし
)
がうごいていった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“意志”の解説
意志(いし、en: will)は、目標を定めてその達成のために行為を促す自発的な気持ちや思考を意味する。複雑な哲学概念として、よく異なる形式に定義されている。
(出典:Wikipedia)
意
常用漢字
小3
部首:⼼
13画
志
常用漢字
小5
部首:⼼
7画
“意志”で始まる語句
意志界
意志表示