トップ
>
御奉公
>
ごほうこう
ふりがな文庫
“
御奉公
(
ごほうこう
)” の例文
ハイ、
御覽
(
ごらん
)
の
通
(
とほ
)
り、
村
(
むら
)
では
大
(
おほ
)
きな
建物
(
たてもの
)
です。しかしこのお
寺
(
てら
)
は
村中
(
むらぢう
)
の
人達
(
ひとたち
)
の
爲
(
た
)
めにあるのです。
私
(
わたし
)
はこゝに
御奉公
(
ごほうこう
)
して
居
(
ゐ
)
るのです。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
落
(
おち
)
つけずや
母樣
(
はゝさま
)
には
我
(
わ
)
れ
願
(
ねが
)
はんとて
放
(
はな
)
し
給
(
たま
)
はず
夫樣
(
おくさま
)
も
又
(
また
)
くれ/″\の
仰
(
おほ
)
せに
其
(
その
)
まゝの
御奉公
(
ごほうこう
)
都會
(
みやこ
)
なれぬ
身
(
み
)
とて
何
(
なに
)
ごとも
不束
(
ふつゝか
)
なるを
五月雨
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
外
(
ほか
)
の
事
(
こと
)
でもござりませんが、
手前
(
てまへ
)
は
當年
(
たうねん
)
はじめての
御奉公
(
ごほうこう
)
にござりますが、
承
(
うけたまは
)
りますれば、
大殿樣
(
おほとのさま
)
御誕生
(
ごたんじやう
)
の
御祝儀
(
ごしうぎ
)
の
晩
(
ばん
)
、お
客樣
(
きやくさま
)
がお
立歸
(
たちかへ
)
りに
成
(
な
)
りますると
二た面
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
決
(
けつ
)
して
不眞面目
(
ふまじめ
)
ではなかつた。
彼
(
かれ
)
は
實際
(
じつさい
)
まつ
正直
(
しやうぢき
)
に「
天子樣
(
てんしさま
)
に
御奉公
(
ごほうこう
)
する」
積
(
つも
)
りで
軍務
(
ぐんむ
)
を
勉強
(
べんきやう
)
してゐたのである。が、
彼
(
かれ
)
の
生
(
うま
)
れつきはどうする
事
(
こと
)
も
出來
(
でき
)
なかつた。
一兵卒と銃
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
將監
御拾
(
おひろ
)
ひ申上將監の子と
成
(
なら
)
せ玉ひしは御
可憐
(
いたはし
)
き御事なり
御殿
(
ごてん
)
にて御成長
遊
(
あそ
)
ばし候へば我々とても
肩身
(
かたみ
)
ひろく
御奉公
(
ごほうこう
)
も
勤
(
つと
)
むべきに
殘念
(
ざんねん
)
の事なりと四人ともども申上しを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
「これは私の一人しかない悴です。お客さんに
御奉公
(
ごほうこう
)
さしたくはありませんよ。」
田七郎
(新字新仮名)
/
蒲 松齢
(著)
もし、ここでお前の志がくじけることあらば、わしは、お前の
御奉公
(
ごほうこう
)
の精神をうたがう。つまり、お前は、自分一個の
慾心
(
よくしん
)
で、これまで地下戦車の研究をつづけていたのだと思い、わしはお前を
未来の地下戦車長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「でもしかたがない。それはがまんするさ。そこが
御奉公
(
ごほうこう
)
だ。」
くらげのお使い
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
見
(
み
)
るが
切
(
せ
)
めての
樂
(
たの
)
しみなり
我
(
わ
)
れは
望
(
のぞ
)
みとて
無
(
な
)
き
身
(
み
)
なれば
生涯
(
しやうがい
)
この
家
(
や
)
に
御奉公
(
ごほうこう
)
して
御
(
お
)
二
タ
方
(
かた
)
さま
朝夕
(
あさゆふ
)
の
御世話
(
おせわ
)
さては
嬰子
(
やゝ
)
さま
生
(
う
)
まれ
給
(
たま
)
ひての
御抱
(
おだ
)
き
守
(
も
)
り
何
(
なに
)
にもあれ
心
(
こゝろ
)
を
五月雨
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
外
(
ほか
)
の
事
(
こと
)
でもござりませんが、
手前
(
てまへ
)
は
當年
(
たうねん
)
はじめての
御奉公
(
ごほうこう
)
にござりますが、
承
(
うけたまは
)
りますれば、
大殿樣
(
おほとのさま
)
御誕生
(
ごたんじやう
)
のお
祝儀
(
しうぎ
)
の
晩
(
ばん
)
、お
客樣
(
きやくさま
)
が
御立歸
(
おたちかへ
)
りに
成
(
な
)
りますると、
手前
(
てまへ
)
ども
一統
(
いつとう
)
にも
片しぐれ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
桃林和尚
(
たうりんをしやう
)
が
御奉公
(
ごほうこう
)
して
居
(
ゐ
)
た
永昌寺
(
えいしやうじ
)
は、
小高
(
こだか
)
い
山
(
やま
)
の
上
(
うへ
)
にありました。そのお
寺
(
てら
)
の
高
(
たか
)
い
屋根
(
やね
)
は
村中
(
むらぢう
)
の
家
(
いへ
)
の一
番
(
ばん
)
高
(
たか
)
いところでした。
狐
(
きつね
)
が
來
(
き
)
て
言
(
い
)
つた
通
(
とほ
)
り、
村中
(
むらぢう
)
一
番
(
ばん
)
の
建築物
(
けんちくぶつ
)
でもありました。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
揮
(
ふる
)
つて庄兵衞を
討
(
うち
)
即座
(
そくざ
)
に
自害
(
じがい
)
し
果
(
はて
)
んと爲しは上のお
手數
(
てかず
)
を
省
(
はぶ
)
くの
御奉公
(
ごほうこう
)
天晴
(
あつぱれ
)
なる
擧動
(
ふるまひ
)
なり父武左衞門は
自儘
(
じまゝ
)
に
死
(
し
)
なんとする娘を止め
夫
(
それ
)
を引連
事柄
(
ことがら
)
を
委細
(
ゐさい
)
に
述
(
のべ
)
て
自首
(
じしゆ
)
する段
法度
(
はつと
)
を重じ上を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
仕事
(
しごと
)
やのお
京
(
きやう
)
さんは
八百屋横町
(
やほやよこちやう
)
に
按摩
(
あんま
)
をして
居
(
ゐ
)
る
伯父
(
をぢ
)
さんが
口入
(
くちい
)
れで
何處
(
どこ
)
のかお
邸
(
やしき
)
へ
御奉公
(
ごほうこう
)
に
出
(
で
)
るのださうだ、
何
(
なに
)
お
小間使
(
こまづか
)
ひといふ
年
(
とし
)
ではなし、
奧
(
おく
)
さまのお
側
(
そば
)
やお
縫物師
(
ぬひものし
)
の
譯
(
わけ
)
はない
わかれ道
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
御側
(
おそば
)
の
面々
(
めん/\
)
鳥籠
(
とりかご
)
をぐるりと
取卷
(
とりま
)
き、「
御難澁
(
ごなんじふ
)
のほど
察
(
さつ
)
し
入
(
い
)
る、さて/\
御氣
(
おき
)
の
毒
(
どく
)
のいたり」と
慰
(
なぐさ
)
むるもあり、また、「これも
御奉公
(
ごほうこう
)
なれば
怠懈
(
おこたり
)
無
(
な
)
く
御勤
(
おつとめ
)
あるべし、
上
(
かみ
)
の
御慰
(
おんなぐさみ
)
にならるゝばかり、 ...
十万石
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
討しも同前知れ
難
(
がた
)
き惡人共我手に入しは
公儀
(
こうぎ
)
への
御奉公
(
ごほうこう
)
親の
讐
(
あだ
)
のみならず本夫の敵まで討たるは忠孝貞と
揃
(
そろ
)
ひし
烈婦
(
れつぷ
)
と云べし吉原町
始
(
はじま
)
りしより
以降
(
このかた
)
斯る遊女有べからずと
賞美
(
しやうび
)
ありしかば瀬川は云も
更
(
さら
)
なり抱へ主松葉屋
迄
(
まで
)
も面目を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
奉
常用漢字
中学
部首:⼤
8画
公
常用漢字
小2
部首:⼋
4画
“御奉”で始まる語句
御奉書
御奉行
御奉仕
御奉職
御奉行所
御奉行樣