妹は交番へ行く途中をたくみに兇器をどこかへかくしたのだ——磨ぎ澄まされた業物なら、大して眼につく程の血痕など附着する心配はない。
それを指揮して演奏したトスカニーニは、世界一の業物を持った名人の剣客の如きもので、その武者振りの颯爽さは、以て知るべきであろう。
“業物(刀剣の業物一覧)”の解説
刀剣の業物一覧(とうけんのわざものいちらん)は、江戸幕府公式の試し斬り役兼死刑執行人であった山田浅右衛門5代吉睦が編纂した『懐宝剣尺』などの複数の書物に記載された日本刀の刀工の格付け一覧。山田は多くの刀で試し斬りを行い、刀工ごとに刀の切れ味(切断能力)を分類して格付けした。最高位から最上大業物(さいじょうおおわざもの)、大業物(おおわざもの)、良業物(よきわざもの)、業物(わざもの)の4等級に分類され、大業物・良業物・業物混合の刀工も含めて多くの刀工が記載された。
(出典:Wikipedia)
(出典:Wikipedia)