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薄霞
ふりがな文庫
“薄霞”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
うすがすみ
75.0%
うすがす
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うすがすみ
(逆引き)
錦
(
にしき
)
の帯を解いた様な、
媚
(
なま
)
めかしい草の上、雨のあとの
薄霞
(
うすがすみ
)
、山の
裾
(
すそ
)
に
靉靆
(
たなび
)
く
中
(
うち
)
に
一張
(
いっちょう
)
の
紫
(
むらさき
)
大きさ
月輪
(
げつりん
)
の如く、はた
菫
(
すみれ
)
の花束に似たるあり。
春昼後刻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
渋紙をほぐすと、中から出たのは、刃渡り八寸ほどの、薄刃ながら凄い
業物
(
わざもの
)
。窓の明りに透かすと
薄霞
(
うすがすみ
)
を
刷
(
は
)
いたような脂が焼刃の上を曇らせております。
銭形平次捕物控:086 縁結び
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
薄霞(うすがすみ)の例文をもっと
(6作品)
見る
うすがす
(逆引き)
遲々
(
ちゝ
)
たる春の日、妙に生暖かさが睡りを
誘
(
さそ
)
つて、陽が西に廻ると、義理にも我慢の出來なくなるやうな
薄霞
(
うすがす
)
んだ空合でした。
銭形平次捕物控:014 たぬき囃子
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
遅々たる春の日、妙に生暖かさが
睡
(
ねむ
)
りを誘って、
陽
(
ひ
)
が西に廻ると、義理にも我慢の出来なくなるような
薄霞
(
うすがす
)
んだ
空合
(
そらあい
)
でした。
銭形平次捕物控:014 たぬき囃子
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
薄霞(うすがす)の例文をもっと
(2作品)
見る
薄
常用漢字
中学
部首:⾋
16画
霞
漢検準1級
部首:⾬
17画
“薄”で始まる語句
薄
薄暗
薄紅
薄明
薄暮
薄縁
薄荷
薄闇
薄汚
薄氷
“薄霞”のふりがなが多い著者
伊良子清白
泉鏡花
野村胡堂