“空合”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そらあい63.6%
そらあひ27.3%
そらあ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
遅々たる春の日、妙に生暖かさがねむりを誘って、が西に廻ると、義理にも我慢の出来なくなるような薄霞うすがすんだ空合そらあいでした。
したがつて空合そらあひときには雷鳴らいめいがあるのだから、いつもはかつぐのに、ときは、そんなことつてひまはなかつた。
番茶話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ゆきりそうなさむ空合そらあいでした。さなければ、かぜかずに、灰色はいいろくもが、はやしうえにじっとしていました。
雪の降った日 (新字新仮名) / 小川未明(著)