空合そらあ)” の例文
ゆきりそうなさむ空合そらあいでした。さなければ、かぜかずに、灰色はいいろくもが、はやしうえにじっとしていました。
雪の降った日 (新字新仮名) / 小川未明(著)
秋九月中旬というころ、一日自分がかばの林の中に座していたことがあッた。今朝から小雨が降りそそぎ、その晴れ間にはおりおりま暖かな日かげも射してまことに気まぐれな空合そらあい。
武蔵野 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)