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政
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まさ
ふりがな文庫
“
政
(
まさ
)” の例文
「ペスでない、きっとほかの
犬
(
いぬ
)
だよ。
政
(
まさ
)
ちゃんは、なにを
見
(
み
)
たのかわかりゃしない。」と、いちばん
上
(
うえ
)
の
達
(
たっ
)
ちゃんが、いいますと
ペスをさがしに
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
お
菊
(
きく
)
さんと云ふ知つた女の人と、その子のお
政
(
まさ
)
さん、私の
従兄
(
いとこ
)
二人、兄、番頭、その
外
(
ほか
)
の人は忘れましたが何でも十何輌と云ふ車でした。
私の生ひ立ち
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
「そうだろうとも。二日も行かなきゃ、師匠の小唄お
政
(
まさ
)
が、迎えをよこすほどだって言うから、ワケだって大ありだろうよ」
銭形平次捕物控:053 小唄お政
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
おもざし父ににて、
赤味
(
あかみ
)
がちなお
政
(
まさ
)
は、かいがいしきたすきすがたにでてきて、いろりに火を
移
(
うつ
)
す。
鉄
(
てつ
)
びんを
自在
(
じざい
)
にかける。
告げ人
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
栄蔵は、木なりを見て来た「
政
(
まさ
)
」に、年も食って居る事だし、虫もついて居ないのだから、
廉
(
やす
)
く見つもっても七八十円がものはあると云った。
栄蔵の死
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
▼ もっと見る
唯
(
ただ
)
可哀
(
かあい
)
そうなのはお
政
(
まさ
)
さんだ(
節蔵
(
せつぞう
)
氏の内君)、ソレ
丈
(
だ
)
けは生きて居られるように世話をして
遣
(
や
)
る、足下は何としても
云
(
い
)
う事を聞かないから仕方がない
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
四カ月半ばかりの後、或人の世話で、優善は本所緑町の安田という
骨董店
(
こっとうてん
)
に
入贅
(
にゅうぜい
)
した。安田の家では主人
礼助
(
れいすけ
)
が死んで、
未亡人
(
びぼうじん
)
政
(
まさ
)
が寡居していたのである。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
留守を守る女房のお
政
(
まさ
)
は、お
摩
(
さす
)
りからずるずるの
後配
(
のちぞい
)
、
歴
(
れっき
)
とした士族の娘と自分ではいうが……チト考え物。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
学資は毎月月末に届くようにするから安心しろとあって、
勝田
(
かつた
)
の
政
(
まさ
)
さんの
従弟
(
いとこ
)
に当る人が大学校を卒業して、理科大学とかに出ているそうだから、尋ねて行って
三四郎
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「クレーンを動かすスウィッチが、入っているかどうかを調べるんだ。オイ、
政
(
まさ
)
はいるかッ」
夜泣き鉄骨
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
血相
(
きっそう
)
が変っていて、気味が悪うございますから、恒太郎が
後逡
(
あとじさり
)
をする
後
(
うしろ
)
に、最前から様子を見て居りました恒太郎の嫁のお
政
(
まさ
)
が、湯呑に茶をたっぷり
注
(
つ
)
いで持ってまいりました。
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
吉岡の母お
政
(
まさ
)
は、喜んで安行
父子
(
おやこ
)
を迎えた。吉岡も隣村では由緒ある旧家で、主人は一昨年世を去ったが、お政との間に二人の子供があった。総領は忠一と云って、帝国大学の文科に学んでいる。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
偖
(
さて
)
又
(
また
)
大橋文右衞門は
表
(
おもて
)
の
質屋
(
しちや
)
へ
行
(
ゆき
)
て
番頭
(
ばんとう
)
久兵衞に
逢
(
あひ
)
種々
(
いろ/\
)
相談の上漸く一兩日
止置事
(
とめおくこと
)
に
取極
(
とりきめ
)
て歸り來りしに新藤市之丞の見えざれば女房お
政
(
まさ
)
に向ひ市之丞は
如何
(
いかゞ
)
致
(
いた
)
せしやと云ひければお政然れば新藤氏は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「ねえ、
政
(
まさ
)
どん」
大菩薩峠:26 めいろの巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
二 お
政
(
まさ
)
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
あんまりおもしろいので、
政
(
まさ
)
ちゃんはわらいました。
政
(
まさ
)
ちゃんばかりではありません。
見
(
み
)
ていた
子供
(
こども
)
たちはみんなわらったのです。
お面とりんご
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
大富
(
おおとみ
)
からの
告
(
つ
)
げ
人
(
びと
)
と聞いたお
政
(
まさ
)
は手のものを
投
(
な
)
げだしてきた。
懇切
(
こんせつ
)
に使いの人の
労
(
ろう
)
を
感謝
(
かんしゃ
)
したうえに、こまごまと死者のうえについての話を聞こうとする。
告げ人
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
「お
政
(
まさ
)
さんが
御腹
(
おなか
)
が痛いって、だいぶ苦しそうですから、林さんでも頼んで見て貰いましょうか」
永日小品
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「おい、
政
(
まさ
)
ッ!」わしは、クレーンの運転手をやっている男を、人垣の中に呼んだ。
夜泣き鉄骨
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
女房が
歿
(
なくな
)
りましたので、弟子の
恒太郎
(
つねたろう
)
という器用な
柔順
(
おとな
)
しい若者を養子にして、娘のお
政
(
まさ
)
を
娶
(
めあ
)
わせましたが、恒太の
伎倆
(
うでまえ
)
はまだ鈍うございますから、念入の仕事やむずかしい注文を受けた時は
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
上
(
あげ
)
私し事は越後高田の浪人大橋文右衞門と申者の
妻
(
つま
)
政
(
まさ
)
と申者にて八ヶ年以前夫婦御當地へ
罷出
(
まかりいで
)
下谷山崎町吉兵衞
店
(
たな
)
に罷在し處浪人の身の
上
(
うへ
)
なれば追々
困窮
(
こんきう
)
零落仕
(
れいらくつかま
)
つり只今にては往來に
立
(
たち
)
一錢二錢の
合力
(
がふりよく
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
政
(
まさ
)
ちゃんは、
学校
(
がっこう
)
で、
先生
(
せんせい
)
が、こんどなんでも
持
(
も
)
ってきて、
図画
(
ずが
)
の
時間
(
じかん
)
に
写生
(
しゃせい
)
してもいいと、おっしゃったことを
思
(
おも
)
い
出
(
だ
)
しました。
政ちゃんと赤いりんご
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
お
台屋
(
だいや
)
のかたでは、源四郎の
細君
(
さいくん
)
お
政
(
まさ
)
とまま
母
(
はは
)
と
若
(
わか
)
いやとい
女
(
おんな
)
との三人が、なにかまじめに話をしながら、まま
母
(
はは
)
ははすの
皮
(
かわ
)
をはぎ、お政と女はつと
豆腐
(
どうふ
)
をこしらえてる。
告げ人
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
「あすこにいたんだよ。どこへいったんだろうな?」と、
政
(
まさ
)
ちゃんは
頭
(
あたま
)
の
毛
(
け
)
を
風
(
かぜ
)
に
吹
(
ふ
)
かせながら、ふしぎそうな
顔
(
かお
)
つきをしていたのです。
お面とりんご
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
満蔵は米搗き、兄は俵あみ、省作とおはまは繩ない、姉は母を相手にぼろ
繕
(
つくろ
)
いらしい。稲刈りから見れば休んでるようなものだ。向こうの
政
(
まさ
)
公も藁をかついでやって来た。
隣の嫁
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
お
母
(
かあ
)
さんも、お
姉
(
ねえ
)
さんも、
政
(
まさ
)
ちゃんの、そういうのをきくと、はたしてペスが
帰
(
かえ
)
ってきたのかしらんと
考
(
かんが
)
えるようになりました。
ペスをさがしに
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「そんなら、どうして、
呼
(
よ
)
んでもこなかったのだい、
政
(
まさ
)
ちゃんにわかる?」と、
正
(
しょう
)
ちゃんが、いいました。
政
(
まさ
)
ちゃんはだまっていました。
ペスをさがしに
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
政
(
まさ
)
ちゃんは、
自分
(
じぶん
)
がするときは
見
(
み
)
えなくてわからなかったけれど、
清
(
きよ
)
ちゃんがすると、おもしろくてしようがなかったのです。
お面とりんご
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
政
(
まさ
)
ちゃんの
機嫌
(
きげん
)
は、すっかり
直
(
なお
)
りました。このとき、
勇
(
いさむ
)
ちゃんは、とっくに
大
(
おお
)
きなりんごを
持
(
も
)
って
出
(
で
)
てしまって、いなかったのであります。
政ちゃんと赤いりんご
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
政
(
まさ
)
ちゃんは、この
赤
(
あか
)
いりんごから、たいへんなことが
起
(
お
)
こったものだと、りんごを
拾
(
ひろ
)
って、かばんの
中
(
なか
)
に
入
(
い
)
れてしまいました。
政ちゃんと赤いりんご
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“政”の意味
《名詞》
(まつりごと)政治の和語。古代においては、「まつり」即ち祭祀が秩序を現出するためにで最も重要な行為であった。
(出典:Wiktionary)
政
常用漢字
小5
部首:⽁
9画
“政”を含む語句
政治
太政官符
政府
太政
大政
御政事
政所
政事
摂政
太政官
源三位頼政
家政
執政
財政
寛政
佐々成政
太政大臣
政職
憲政
成政
...