“台屋”の読み方と例文
旧字:臺屋
読み方割合
だいや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それらの二階建の家に混って、大きな仕出屋しだしやがありました。大勢の男女が働いています。これは貸座敷ばかりへ食物を入れるので、ここらでは台屋だいやといいました。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
台屋だいやのかたでは、源四郎の細君さいくんまさとままははわかいやといおんなとの三人が、なにかまじめに話をしながら、ままははははすのかわをはぎ、お政と女はつと豆腐どうふをこしらえてる。
告げ人 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
将軍家大奥の台一式の御用を勤めるお台屋だいやの株を買って立派な旦那衆となっていた。