トップ
>
見物人
>
けんぶつにん
ふりがな文庫
“
見物人
(
けんぶつにん
)” の例文
そして二
枚
(
まい
)
の
大畫
(
たいぐわ
)
(
今日
(
けふ
)
の
所謂
(
いはゆ
)
る
大作
(
たいさく
)
)が
並
(
なら
)
べて
掲
(
かゝ
)
げてある
前
(
まへ
)
は
最
(
もつと
)
も
見物人
(
けんぶつにん
)
が
集
(
たか
)
つて
居
(
ゐ
)
る二
枚
(
まい
)
の
大畫
(
たいぐわ
)
は
言
(
い
)
はずとも
志村
(
しむら
)
の
作
(
さく
)
と
自分
(
じぶん
)
の
作
(
さく
)
。
画の悲み
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
けれど、このすばらしい
勢
(
いきお
)
いで、
見物人
(
けんぶつにん
)
がみんなびっくりして、
声
(
こえ
)
をたてました。くまはそれをせめても
痛快
(
つうかい
)
がったのであります。
白いくま
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それは、いつも人を
呼
(
よ
)
びあつめるこっけいな
道化
(
どうけ
)
たあいさつとは、まるっきりちがった
調子
(
ちょうし
)
でした。
見物人
(
けんぶつにん
)
たちはへんな気がしました。
活人形
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
更
(
さら
)
に
博物館
(
はくぶつかん
)
では
外
(
そと
)
より
來
(
き
)
た
見物人
(
けんぶつにん
)
や
學者達
(
がくしやたち
)
に
研究
(
けんきゆう
)
させるばかりでなく、
博物館
(
はくぶつかん
)
にゐる
人
(
ひと
)
自身
(
じしん
)
がその
陳列品
(
ちんれつひん
)
を
利用
(
りよう
)
して
研究
(
けんきゆう
)
を
重
(
かさ
)
ね
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
団長
(
だんちょう
)
もこれにはびっくりもし、よろこびもしました。そこで新吉を、象使いの名人として
見物人
(
けんぶつにん
)
の前へ出すことにしたのです。
曲馬団の「トッテンカン」
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
▼ もっと見る
「わしもさ、
晝間
(
ひるま
)
はそれでも
見物人
(
けんぶつにん
)
にまぎれてわすれてゐるが、
夜
(
よる
)
はしみじみと
考
(
かんが
)
えるよ。
嬶
(
かゝあ
)
や
子
(
こ
)
ども
等
(
ら
)
のことを……どうしてゐるかと
思
(
おも
)
つてね」
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
いざ
小手
(
こて
)
しらべは
虹渡
(
にじわた
)
りの
独楽
(
こま
)
!
見物人
(
けんぶつにん
)
は
傘
(
かさ
)
のご用心! そんな
口上
(
こうじょう
)
をはりあげて
蛾次郎
(
がじろう
)
、いよいよ
独楽
(
こま
)
まわしの
芸
(
げい
)
にとりかかろうとしていた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
だれにも
気
(
き
)
づかれないように、
甲
(
こう
)
は、
東
(
ひがし
)
の
都
(
みやこ
)
へ、
乙
(
おつ
)
の
芸当
(
げいとう
)
を
見
(
み
)
にやってきました。そして、ふつうの
見物人
(
けんぶつにん
)
にまじって、ながめていました。
二人の軽業師
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
前の日のことがあるので、もう、おおぜいの
見物人
(
けんぶつにん
)
が集まっていました。だが、手品を使うのは、今日は一郎ではありません。
金の目銀の目
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
そして、
見物人
(
けんぶつにん
)
が
自分
(
じぶん
)
で
隨意
(
ずいい
)
にぼたんを
押
(
お
)
すときは、
電氣仕掛
(
でんきじか
)
けに
通
(
つう
)
じて
機械
(
きかい
)
が
動
(
うご
)
き
出
(
だ
)
し、
見物人自身
(
けんぶつにんじしん
)
で
實驗
(
じつけん
)
が
自由
(
じゆう
)
に
出來
(
でき
)
るようになつてをります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
「とまれーっ。」と
叫
(
さけ
)
びました。からだに
似合
(
にあ
)
わず、太いしゃがれ声を出したので、
見物人
(
けんぶつにん
)
はびっくりしました。
曲馬団の「トッテンカン」
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
ことの
真相
(
しんそう
)
を知らない
場外
(
じょうがい
)
の
見物人
(
けんぶつにん
)
は、いろいろ
妙
(
みょう
)
な顔をしているし、
事情
(
じじょう
)
を知っている人々は、
大鷲
(
おおわし
)
の
背
(
せ
)
から
捨
(
す
)
てられた
美少女
(
びしょうじょ
)
の一身が、いずれに
奪
(
と
)
るか奪られるかと
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
毎日
(
まいにち
)
動物園
(
どうぶつえん
)
へ
見物人
(
けんぶつにん
)
が
押
(
お
)
し
寄
(
よ
)
せてまいりました。
白
(
しろ
)
いくまは、いままでよりか、もっとにぎやかになったのを
喜
(
よろこ
)
びました。
白いくま
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
けれどもたいへん
下手
(
へた
)
ですから、
見物人
(
けんぶつにん
)
がさっぱりありませんで、
非常
(
ひじょう
)
に
困
(
こま
)
りました。「甚兵衛の人形は
馬鹿
(
ばか
)
人形」と町の人々はいっていました。
人形使い
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
かように
三種
(
さんしゆ
)
の
竝
(
なら
)
べ
方
(
かた
)
によつて、
私共
(
わたしども
)
見物人
(
けんぶつにん
)
はスエーデンの
風俗
(
ふうぞく
)
や
習慣
(
しゆうかん
)
の
特質
(
とくしつ
)
を
十分
(
じゆうぶん
)
にいろ/\の
方面
(
ほうめん
)
から
研究
(
けんきゆう
)
することが
出來
(
でき
)
るようになつてをります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
中からは
見物人
(
けんぶつにん
)
の
拍手
(
はくしゅ
)
が、あらしのように鳴りひびいて来ます。楽隊の音は、大なみのように鳴りわたります。
曲馬団の「トッテンカン」
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
耳を
聾
(
ろう
)
せんばかりのどよめきが、
土用波
(
どようなみ
)
のように
見物人
(
けんぶつにん
)
をもみあげた。なにかののしるような声、
嘲笑
(
ちょうしょう
)
するようなわめき、それらが
嵐
(
あらし
)
のごとく、かれをとりまいた
心地
(
ここち
)
がした。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
見物人
(
けんぶつにん
)
から、なんとののしられても、さも
聞
(
きこ
)
こえぬようなふうをして、すすきの
中
(
なか
)
に
隠
(
かく
)
れて、おとりのすずめを
鳴
(
な
)
かすのに、
苦心
(
くしん
)
していました。
すずめ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
見物人
(
けんぶつにん
)
は
驚
(
おどろ
)
いてしまいました。なにしろ人形が
独
(
ひと
)
りで
動
(
うご
)
き
廻
(
まわ
)
るのは、見たことも
聞
(
き
)
いたこともありません。
皆
(
みな
)
立ちあがって、やんやと
喝采
(
かっさい
)
しました。
人形使い
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
それは五色のテープで、五色の
蜘蛛
(
くも
)
の糸のようになって、あたり一面に広がりました。
見物人
(
けんぶつにん
)
たちは、わっと
喝采
(
かっさい
)
しました。なんども喝采しました。
金の目銀の目
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
めっそうな、
私
(
わたし
)
が
見
(
み
)
たら、いまごろは
破産
(
はさん
)
せんけりゃならん。
白
(
しろ
)
い、
気味
(
きみ
)
の
悪
(
わる
)
い
目
(
め
)
つきをした
男
(
おとこ
)
が
見物人
(
けんぶつにん
)
の
中
(
なか
)
に
混
(
ま
)
じって、じっとしていたということでな。
白い影
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「ほら、またきたよ。きっと
網
(
あみ
)
にかかるから。」と、
見物人
(
けんぶつにん
)
が、いっていますと、すずめの
群
(
む
)
れは
果
(
は
)
たして、すすきのやぶの
頭
(
あたま
)
にくると、ぐるぐるとまわりはじめました。
すずめ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
見物人
(
けんぶつにん
)
たちが
美
(
うつく
)
しく
着
(
き
)
かざってるのにくらべて、
人形使
(
にんぎょうつかい
)
の方はひどく
粗末
(
そまつ
)
ななりでした。
活人形
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
すると、甚兵衛の
評判
(
ひょうばん
)
はもうその
都
(
みやこ
)
にも
伝
(
つた
)
わっていますので、
見物人
(
けんぶつにん
)
が朝からつめかけて、たいへんな
繁昌
(
はんじょう
)
です。甚兵衛は
得意
(
とくい
)
になって、毎日ひょっとこの人形を
踊
(
おど
)
らせました。
人形使い
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
すると、
見物人
(
けんぶつにん
)
をかきわけて、まきゲートルをした
若者
(
わかもの
)
が
前
(
まえ
)
へ
出
(
で
)
てきました。
道の上で見た話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
見物人
(
けんぶつにん
)
たちは、人形の
踊
(
おど
)
りに見とれて、
夢
(
ゆめ
)
をみてるような
気持
(
きもち
)
になり、声をたてるものもなくただうっとりとしていました。コスモもコスマもむちゅうでした。もう
息
(
いき
)
もつけませんでした。
活人形
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
見物人
(
けんぶつにん
)
の
中
(
なか
)
に、
学校帰
(
がっこうがえ
)
りの
少年
(
しょうねん
)
が
二人
(
ふたり
)
いました。
すずめ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
見物人
(
けんぶつにん
)
たちはささやきあいました。
金の目銀の目
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“見物人”で始まる語句
見物人自身