繼續けいぞく)” の例文
新字:継続
ていいさゝか空氣くうき缺乏けつぼうかんずることなく、十時間じかんでも二十時間じかんでも、必要ひつようおうじて海底かいてい潜行せんかう繼續けいぞくすること出來できるのである。
かれ奉公ほうこうして給料きふれう自分じぶんつひやしてころでは餘所目よそめにはうたがはれる年頃としごろの卅ぢかくまで獨身どくしん生活せいくわつ繼續けいぞくした。そのあひだかれ黴毒ばいどくんだ。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
のちあるしよ感冐かんばう豫防よばうするに冷水浴れいすゐよく非常ひじやう利益りえきあるよしふたゝ冷水浴れいすゐよくおこなひ、春夏しゆんかこう繼續けいぞくするをしも、寒冷かんれいころとなりては何時いつとなくおこたるにいた
命の鍛錬 (旧字旧仮名) / 関寛(著)
初期微動しよきびどう通常つうじようびり/\といふ言葉ことば形容けいようせられるように、やゝきゆうにしかも微小びしよう振動しんどうであるが、それが數秒間すうびようかんあるひ十數秒間じゆうすうびようかん繼續けいぞくすると、突然とつぜん主要動しゆようどうたるおほきな振動しんどうる。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
たれでも、國史こくしひもとひとは、かなら歴代れきだい天皇てんのうがそのみやこせんしたまへることをるであらう。それは神武天皇即位じんむてんのうそくゐから、持統天皇ぢとうてんのうねんまで四十二だい、千三百五十三年間ねんかん繼續けいぞくした。
日本建築の発達と地震 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
もとより當人たうにんは、資本主しほんぬしではなかつたのだけれども、いよ/\といふあかつきに、勘定かんぢやうしてるとおほきな缺損けつそんこときまつたので、無論むろん事業じげふ繼續けいぞくするわけかず、當人たうにん必然ひつぜん結果けつくわ地位ちゐうしなつたぎりになつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
草木くさきとほはるかひゞけとこゑゆすられつゝよるあひだ生長せいちやうする。くぬぎならその雜木ざふきかへるけばほどさうしてそれが季節きせつまではいくらでも繁茂はんもすることを繼續けいぞくしようとする。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
かくも、けつして他國たこくにはわたすまじきこの朝日島あさひじま占領せんりようをば、いまより完全くわんぜん繼續けいぞくして、櫻木大佐等さくらぎたいさら立去たちさつたあといへども、うごかしがた確證くわくしようとゞめ、※一まんいち他國たこく容嘴ようしする塲合ばあひには、一言いちげんした
おつぎはもう幾年いくねんといふながあひだのことではあるが、それでもきまつた月日つきひ繼續けいぞくして針仕事はりしごとはげ餘裕よゆうがなくやうやについたかとおもふと途中とちうつたりめたりするのでおもやう上達じやうたつはなかつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)