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日曜
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にちえう
ふりがな文庫
“
日曜
(
にちえう
)” の例文
此日
(
このひ
)
も
宗助
(
そうすけ
)
は
兎
(
と
)
も
角
(
かく
)
もと
思
(
おも
)
つて
電車
(
でんしや
)
へ
乘
(
の
)
つた。
所
(
ところ
)
が
日曜
(
にちえう
)
の
好天氣
(
かうてんき
)
にも
拘
(
かゝは
)
らず、
平常
(
へいじやう
)
よりは
乘客
(
じようきやく
)
が
少
(
すく
)
ないので
例
(
れい
)
になく
乘心地
(
のりごゝち
)
が
好
(
よ
)
かつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
五
(
いつ
)
つださうで。……
其
(
それ
)
を
持參
(
ぢさん
)
で、
取極
(
とりき
)
めた。たつたのは、
日曜
(
にちえう
)
に
當
(
あた
)
つたと
思
(
おも
)
ふ。
念
(
ねん
)
のため、
新聞
(
しんぶん
)
の
欄外
(
らんぐわい
)
を
横
(
よこ
)
に
覗
(
のぞ
)
くと、その
終列車
(
しうれつしや
)
は
糸崎行
(
いとざきゆき
)
としてある。
雨ふり
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
明
(
あ
)
くれは
日曜
(
にちえう
)
、
終日
(
ひねもす
)
寢
(
ね
)
て
居
(
い
)
ても
咎
(
とが
)
むる
人
(
ひと
)
は
無
(
な
)
し、
枕
(
まくら
)
を
相手
(
あひて
)
に
芋虫
(
いもむし
)
を
眞似
(
まね
)
びて、
表
(
おもて
)
の
格子
(
こうし
)
には
錠
(
でう
)
をおろしたまゝ、
人訪
(
ひとゝ
)
へとも
音
(
おと
)
もせず、いたづらに
午後
(
ごゝ
)
四
時
(
じ
)
といふ
頃
(
ころ
)
に
成
(
なり
)
ぬれば
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「
先生
(
せんせい
)
そんでも、
明日
(
あした
)
は
日曜
(
にちえう
)
だから
此
(
こ
)
れつ
切
(
きり
)
で
歸
(
けえ
)
つてもえゝつちつたんだ」
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
「
安
(
やす
)
さんは、まだ
歸
(
かへ
)
らないんでせうかね。
貴方
(
あなた
)
今度
(
こんだ
)
の
日曜
(
にちえう
)
位
(
ぐらゐ
)
に
番町
(
ばんちやう
)
迄
(
まで
)
行
(
い
)
つて
御覽
(
ごらん
)
なさらなくつて」と
注意
(
ちゆうい
)
した
事
(
こと
)
があるが、
宗助
(
そうすけ
)
は
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
北八
(
きたはち
)
を
顧
(
かへり
)
みて、
日曜
(
にちえう
)
でないから
留守
(
るす
)
だけれども、
氣
(
き
)
の
利
(
き
)
いた
小間使
(
こまづかひ
)
が
居
(
ゐ
)
るぜ、
一寸
(
ちよつと
)
寄
(
よ
)
つて
茶
(
ちや
)
を
呑
(
の
)
まうかと
笑
(
わら
)
ふ。およしよ、と
苦
(
にが
)
い
顏
(
かほ
)
をする。
即
(
すなは
)
ちよして、
團子坂
(
だんござか
)
に
赴
(
おもむ
)
く。
弥次行
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
まあ
何
(
なん
)
と
思
(
おも
)
ふてお
出
(
いで
)
なさると
此樣
(
こん
)
な
事
(
こと
)
を
問
(
と
)
ひかけるに、
仰
(
おつ
)
しやるまでもなく、どんなに
家中
(
うちぢう
)
が
淋
(
さび
)
しく
成
(
な
)
りましよう、
東京
(
こゝ
)
にお
出
(
いで
)
あそばしてさへ、一ト月も
下宿
(
げしゆく
)
に
出
(
で
)
て
入
(
い
)
らつしやる
頃
(
ころ
)
は
日曜
(
にちえう
)
が
待
(
まち
)
どほで
ゆく雲
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
其
(
その
)
日曜
(
にちえう
)
に
彼
(
かれ
)
は
又
(
また
)
安井
(
やすゐ
)
を
訪
(
と
)
ふた。それは
二人
(
ふたり
)
の
關係
(
くわんけい
)
してゐる
或
(
ある
)
會
(
くわい
)
に
就
(
つい
)
て
用事
(
ようじ
)
が
起
(
おこ
)
つたためで、
女
(
をんな
)
とは
全
(
まつた
)
く
縁故
(
えんこ
)
のない
動機
(
どうき
)
から
出
(
で
)
た
淡泊
(
たんぱく
)
な
訪問
(
はうもん
)
であつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
といふ
夢
(
ゆめ
)
は
逆夢
(
さかゆめ
)
ぞ
馬車
(
ばしや
)
にでも
曳
(
ひ
)
かれはせぬかと
大笑
(
おほわらひ
)
すれば
美
(
うつく
)
しき
眉
(
まゆ
)
ひそめて
気
(
き
)
になる
事
(
こと
)
おつしやるよ
今日
(
けふ
)
の
日曜
(
にちえう
)
は
最早
(
もう
)
何処
(
どこ
)
へもお
出
(
い
)
で
遊
(
あそ
)
ばすなと
今
(
いま
)
の
世
(
よ
)
の
教育
(
けういく
)
うけた
身
(
み
)
に
似合
(
にあは
)
しからぬ
詞
(
ことば
)
も
真実
(
しんじつ
)
大事
(
だいじ
)
に
思
(
おも
)
へばなり
此方
(
こなた
)
に
隔
(
へだ
)
てなければ
彼方
(
あちら
)
に
遠慮
(
ゑんりよ
)
もなくくれ
竹
(
たけ
)
のよのうきと
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
二人
(
ふたり
)
が
中
(
なか
)
には
闇桜
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“日曜”の意味
《名詞》
日曜 (にちよう)
(古用) 太陽。
日曜日。
(出典:Wiktionary)
“日曜(
日曜日
)”の解説
にちようび
日曜日(にちようび)または日曜(にちよう)は、土曜日と月曜日の間にある週の1日。カレンダーでは赤色で表記される例が比較的多い。
(出典:Wikipedia)
日
常用漢字
小1
部首:⽇
4画
曜
常用漢字
小2
部首:⽇
18画
“日曜”で始まる語句
日曜日
日曜服
日曜毎
日曜学校