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打笑
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うちわら
ふりがな文庫
“
打笑
(
うちわら
)” の例文
彦三郎御長屋中に
怪敷
(
あやしき
)
人
(
ひと
)
有
(
ある
)
との事なれば此御家主へ相談は
如何
(
いかゞ
)
に候はんと
尋
(
たづ
)
ぬるに權三
打笑
(
うちわら
)
ひ爰の
家主
(
いへぬし
)
は店子の中に
依怙贔屓
(
えこひいき
)
多
(
おほ
)
く下の者を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
... 中川君、このアイスクリームは色が大層
綺麗
(
きれい
)
だ。別製かね」と小さきコップに盛りたるものを匙にて
掬
(
すく
)
う。中川
打笑
(
うちわら
)
い
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
ほと/\と板戸を
敲
(
たゝ
)
き、「この執念深き奥方、何とて
今宵
(
こよひ
)
に泣きたまはざる」と
打笑
(
うちわら
)
ひけるほどこそあれ、
生温
(
なまぬる
)
き風一陣吹出で、腰元の
携
(
たづさ
)
へたる
手燭
(
てしよく
)
を消したり。
妖怪年代記
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
実に英吉利人はいずくに来ても英吉利人なりと
打笑
(
うちわら
)
いぬ。長野にて車を下り、人力車
雇
(
やと
)
いて須坂に来ぬ。この間に信濃川にかけたる
舟橋
(
ふなばし
)
あり。水清く底見えたり。
みちの記
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
きらりと
光
(
ひか
)
る
金属
(
きんぞく
)
のもとに、
黒髪
(
くろかみ
)
うつくしい
襟足
(
えりあし
)
ががっくりとまへにうちのめつた。
血汐
(
ちしほ
)
のしたヽる
生首
(
なまくび
)
をひっさげた
山賊
(
さんぞく
)
は、
黒
(
くろ
)
い
口
(
くち
)
をゆがめてから/\からと
打笑
(
うちわら
)
つた。
桜さく島:見知らぬ世界
(新字旧仮名)
/
竹久夢二
(著)
▼ もっと見る
『まさかそうでもあるまいが、しかしこちらへ
来
(
き
)
てから
何年
(
なんねん
)
経
(
た
)
っても
年齢
(
とし
)
を
取
(
と
)
らないというところが
不思議
(
ふしぎ
)
じゃ。』と
良人
(
おっと
)
は
打笑
(
うちわら
)
い、『それにしてもそなたは
些
(
ち
)
と
老
(
ふ
)
けたように
思
(
おも
)
うが……。』
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
『
實
(
じつ
)
は、
此
(
この
)
妙案
(
めうあん
)
の
發明者
(
はつめいしや
)
は、
武村兵曹
(
たけむらへいそう
)
と
云
(
い
)
つてもよい。』と
打笑
(
うちわら
)
ひつゝ
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
お
米
(
よね
)
どん
何
(
なん
)
とゝ
題
(
だい
)
を
出
(
だ
)
されて、
何
(
なに
)
か
言
(
い
)
はせて
笑
(
わら
)
ふつもりと
惡推
(
わるずい
)
をすれば、
私
(
わたし
)
は
知
(
し
)
らぬと
横
(
よこ
)
を
向
(
む
)
く、
奧樣
(
おくさま
)
少
(
すこ
)
し
打笑
(
うちわら
)
ひ、
成
(
な
)
り
立
(
た
)
たねばこそ
今日
(
けふ
)
の
身
(
み
)
であろ、
其樣
(
そのやう
)
なが
萬一
(
もしも
)
あるなら、あの
打
(
うち
)
かぶりの
亂
(
みだ
)
れ
髮
(
がみ
)
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
直行は
打笑
(
うちわら
)
へり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
盜
(
ぬす
)
むなどと云
卑劣
(
ひれつ
)
の
武士
(
さふらひ
)
にあらず是にても疑ひは
晴
(
はれ
)
ぬかと云ふに久兵衞は
大口
(
おほぐち
)
開
(
あい
)
て
打笑
(
うちわら
)
ひイヤサ
盜人
(
ぬすびと
)
たけ/″\しいとは
貴殿
(
きさま
)
の事なり此品々を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
中川
打笑
(
うちわら
)
い「イヤ、こういう御馳走に薬味壺は出さんよ。ウシターソースをかけなければ食べられんようなお料理はないから安心し給え」と説明されて若紳士
大
(
おおい
)
に
手持無沙汰
(
てもちぶさた
)
なり。
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
と学生の友は
打笑
(
うちわら
)
いぬ。
盲人
(
めしい
)
は
面目
(
めんぼく
)
なげに
頭
(
かしら
)
を
撫
(
な
)
でつ。
取舵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
知
(
し
)
れど
猶
(
なほ
)
も
知
(
し
)
らぬ
顏
(
かほ
)
に
八重
(
やへ
)
が
例
(
つね
)
に
似
(
に
)
ぬことよ
先
(
ま
)
づ
云
(
い
)
ふて
聞
(
き
)
かしても
宜
(
よ
)
さそうなと
打怨
(
うちゑん
)
ずれば
其
(
そ
)
やうに
御
(
お
)
いそぎなされますなと
打笑
(
うちわら
)
ひながら
彼
(
か
)
の
君
(
きみ
)
より
御返事
(
おへんじ
)
が
參
(
まゐ
)
りしなり
是
(
これ
)
がお
嬉
(
うれ
)
しからぬ
事
(
こと
)
かと
咡
(
さゝや
)
かれて
耳
(
みゝ
)
の
根
(
ね
)
くわつと
熱
(
あつ
)
くなりつ
胸
(
むね
)
とヾろかれて
噛
(
か
)
む
袖
(
そで
)
の
下
(
した
)
に
密
(
そ
)
と
置
(
を
)
く
藻
(
も
)
しほぐさ
俄
(
にはか
)
には
手
(
て
)
にも
取
(
と
)
らぬを
五月雨
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
殺せしや
餘
(
あま
)
りと言へば恩知らず
憎
(
につく
)
き
仕方
(
しかた
)
なりサア
尋常
(
じんじやう
)
に
白状
(
はくじやう
)
されよと云ひければ段右衞門
輾々
(
から/\
)
と
打笑
(
うちわら
)
ひ
汝
(
なん
)
ぢ女の
分際
(
ぶんざい
)
として何を
知
(
しる
)
べきや三五郎を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
子爵
打笑
(
うちわら
)
い「それはチト過激ですね」中川「アハハ今の男子にそういっては無理でしょう。けれどもこれから先の男子はその位の
心掛
(
こころがけ
)
がなければなりません。自分の身を大切に思ったらその身を ...
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
と言って
打笑
(
うちわら
)
い
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
玉江嬢「ホントにあの蠅には困りますねー」中川
打笑
(
うちわら
)
い
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
妻君送り出して
打笑
(
うちわら
)
い「ホントに罪のない人だ」
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
書生「出来るか出来ないか僕にも分りませんが幾分か先方にもその心が見えるのですか。以心伝心
黙契
(
もくけい
)
の
中
(
うち
)
に貴君の心が通じているのですか」大原「イヤ一向通ぜん。どうか通じさせたいと思っても向うは電気の不導体の
如
(
ごと
)
し」書生
打笑
(
うちわら
)
い
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
妻君
打笑
(
うちわら
)
い
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
中川
打笑
(
うちわら
)
い
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
打
常用漢字
小3
部首:⼿
5画
笑
常用漢字
小4
部首:⽵
10画
“打笑”で始まる語句
打笑乍