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しょうばい
ふりがな文庫
“
商売
(
しょうばい
)” の例文
旧字:
商賣
「いま、
出
(
で
)
ていったあの
娘
(
むすめ
)
だろう。あんな
素人
(
しろうと
)
をごまかせないということがあるもんか。みんな、おまえが、
商売
(
しょうばい
)
に
不熱心
(
ふねっしん
)
だからだ。」
トム吉と宝石
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ハイ
今日
(
こんにち
)
出ましたのは
他
(
ほか
)
の訳でもございませんが、ソノマアお
前様
(
めえさま
)
はお
侍
(
さむれえ
)
のことで
商売
(
あきねえ
)
のことは御存じも有りますめえが、江戸の
商売
(
しょうばい
)
と
違
(
ちげ
)
えまして
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
あいての男は、おやじとはまるっきりはんたいの、やせてひょろひょろした顔いろのわるい男で、
商売
(
しょうばい
)
は
馬車屋
(
ばしゃや
)
だ。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
そこで私は、いそいでいろいろの品物を買いあつめ、もう一度、外国へ
商売
(
しょうばい
)
に出かけることにしました。
アラビヤンナイト:04 四、船乗シンドバッド
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
「まあしばらくお
待
(
ま
)
ちください。どうもこの目をとられては、あしたから
大工
(
だいく
)
の
商売
(
しょうばい
)
ができません。かわいそうだとおぼしめして、
何
(
なに
)
かほかのお
礼
(
れい
)
でごかんべん
願
(
ねが
)
います。」
鬼六
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
▼ もっと見る
源一は、すっかりうれしくなって、あき箱に腰をかけ、うららかな陽をあびながら
商売
(
しょうばい
)
をつづけた。お客さまは、おもしろいほどつづき、
店頭
(
てんとう
)
に人だかりがするほどになった。
一坪館
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
ちよつとしたあてこみの
日
(
ひ
)
で、
私
(
わたし
)
は
公園
(
こうえん
)
の
方
(
ほう
)
へ
商売
(
しょうばい
)
に
行
(
い
)
くつもりだつたんですが、しかたがない、
方角
(
ほうがく
)
ちがいのおやじのところへ、あのランチュウを
持
(
も
)
つて
行
(
い
)
つたというわけでさ
金魚は死んでいた
(新字新仮名)
/
大下宇陀児
(著)
ところが、それだけでは、
日本
(
にっぽん
)
をほんとうに
開国
(
かいこく
)
させたということにならないので、アメリカは、ぜひ、
修好通商条約
(
しゅうこうつうしょうじょうやく
)
(
商売
(
しょうばい
)
のとりきめ)をむすぼうとかんがえるようになりました。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
そう思うと、
要吉
(
ようきち
)
はなんともいえないいやな気持になりました。
商売
(
しょうばい
)
というものが、どうしても、こういうことを
見越
(
みこ
)
してしなければならないものだったら、なんといういやなことだろう。
水菓子屋の要吉
(新字新仮名)
/
木内高音
(著)
「いや、
商売
(
しょうばい
)
ものをもらっちゃすみませんな」その人は、
帽子
(
ぼうし
)
をとりました。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
「ハイ。独楽のご用ならおやすいこと、
商売
(
しょうばい
)
ですから、お
望
(
のぞ
)
みにまかせてまわします。ですが、わたくしが
首尾
(
しゅび
)
よく
芸
(
げい
)
をごらんにいれましたら、そのご
褒美
(
ほうび
)
には、なにがいただけるでございましょう」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「ああ、
商売
(
しょうばい
)
がえをして、このごろは、お
話
(
はなし
)
をして
学校
(
がっこう
)
をまわっているのだ。」と、おじさんは
草
(
くさ
)
のはえたところへ、こしをおろしました。
赤土へくる子供たち
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「わっしはすぐそこで
降
(
お
)
ります。わっしは、鳥をつかまえる
商売
(
しょうばい
)
でね」
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
よくてめえの
姿
(
すがた
)
や
商売
(
しょうばい
)
と相談してこいッ
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「おまえは、
商売
(
しょうばい
)
がらでありながら、
岩角
(
いわかど
)
から、
水
(
みず
)
のわき
出
(
で
)
ているのがわからないとはどういうことだ。」といいました。
大根とダイヤモンドの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
この
商売
(
しょうばい
)
をするようになって、
昔
(
むかし
)
、こまをまわしたことを
思
(
おも
)
い
出
(
だ
)
して、ときどきべいをするが、おもしろいなあ。
こま
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「なにか、ほかの
商売
(
しょうばい
)
をすればいいのに、ああ
遊
(
あそ
)
んでいては、
困
(
こま
)
るのもあたりまえだ……。」と、
近所
(
きんじょ
)
のものは、
見
(
み
)
るに
見
(
み
)
かねて、ささやき
合
(
あ
)
ったのです。
生きている看板
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「そんなことで、
商売
(
しょうばい
)
になりますかな。」といって、ペンキ
屋
(
や
)
のことを
近所
(
きんじょ
)
でうわさするものもありました。
生きている看板
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
今度
(
こんど
)
、
真珠
(
しんじゅ
)
を
見
(
み
)
つけたら、その
金
(
かね
)
で
町
(
まち
)
へ
出
(
で
)
て
商売
(
しょうばい
)
をするのです。もう、
私
(
わたし
)
は、
魚
(
さかな
)
とりなんか
問題
(
もんだい
)
にしていない。」といって、ところかまわず
網
(
あみ
)
を
打
(
う
)
ちました。
一本の釣りざお
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
こんどの
世界戦争
(
せかいせんそう
)
は、
我
(
わ
)
が
国
(
くに
)
のすべての
産業
(
さんぎょう
)
に
革命
(
かくめい
)
をもたらしました、
縫
(
ぬ
)
い
箔屋
(
はくや
)
という
商売
(
しょうばい
)
が、たとえ一
時的
(
じてき
)
にせよ、まったく
衰
(
おとろ
)
える
状態
(
じょうたい
)
となり、この
店
(
みせ
)
もついに
閉店
(
へいてん
)
して
心の芽
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
いや、
商売
(
しょうばい
)
ですから、
欲
(
ほ
)
しいものでも
金
(
かね
)
になれば
手放
(
てばな
)
しますが、
生涯
(
しょうがい
)
二
度
(
ど
)
と
手
(
て
)
に
入
(
はい
)
らないと
思
(
おも
)
うものがありますよ。そんなときは
損得
(
そんとく
)
をはなれて、
別
(
わか
)
れがさびしいものです。
らんの花
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
親父
(
おやじ
)
は、
薬売
(
くすりう
)
りは、
人
(
ひと
)
の
命
(
いのち
)
にかかる
商売
(
しょうばい
)
だから、めったなものを
持
(
も
)
ち
歩
(
ある
)
くことはできない。
手風琴
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
どっちでも、よく
思案
(
しあん
)
して、
好
(
す
)
きなようにするがいいぜ。しかし、この
道
(
みち
)
をバスが
通
(
とお
)
るので、
商売
(
しょうばい
)
が
成
(
な
)
り
立
(
た
)
たぬという
心配
(
しんぱい
)
なら、しないがいい。バスに
乗
(
の
)
る
人
(
ひと
)
はきまっている。
とうげの茶屋
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
歩
(
ある
)
くものが、なくなりましょうな。そうすれば、もう、この
商売
(
しょうばい
)
もどうなりますか。」
とうげの茶屋
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
おじいさんは、
女房
(
にょうぼう
)
に
死
(
し
)
なれてから、もう
長
(
なが
)
いこと、こうしてひとりで、
商売
(
しょうばい
)
をしていますが、みんなから、
親
(
した
)
しまれ、ゆききに、ここへ
立
(
た
)
ち
寄
(
よ
)
るものが、
多
(
おお
)
かったのであります。
とうげの茶屋
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「ほんとうに、
時計屋
(
とけいや
)
なんかも、いい
商売
(
しょうばい
)
だね。」と、お
母
(
かあ
)
さんは、
喜
(
よろこ
)
びました。
子供はばかでなかった
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「ああ、
暮
(
く
)
らしのためといいながら、なんて
殺生
(
せっしょう
)
するのはいやな
商売
(
しょうばい
)
だろう。あのくまを
殺
(
ころ
)
すのはぞうさもないが、
金
(
かね
)
のために、そんなむごいことができようか。」と、
猟師
(
りょうし
)
がため
息
(
いき
)
をつきました。
猟師と薬屋の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「あの
店
(
みせ
)
も、はやらないとみえて、
店
(
みせ
)
を
閉
(
し
)
めるのだな。しかし、
生
(
い
)
き
物
(
もの
)
を、こんなに、ぞんざいにするようでは、なに
商売
(
しょうばい
)
だって、
栄
(
さか
)
えないのも
無理
(
むり
)
はない。」と、こんなことを
考
(
かんが
)
えたのであります。
おじいさんが捨てたら
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
☆
羅宇屋
(
ラオや
)
──キセルの
中央
(
ちゅうおう
)
の
竹
(
たけ
)
の
管
(
くだ
)
をなおす
商売
(
しょうばい
)
の
人
(
ひと
)
。
幼き日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“商売”の意味
《名詞》
商 売(しょうばい)
商業を営(いとな)むこと。あきない。
職業、生業、なりわい。
(出典:Wiktionary)
商
常用漢字
小3
部首:⼝
11画
売
常用漢字
小2
部首:⼠
7画
“商売”で始まる語句
商売人
商売物
商売柄
商売敵
商売替
商売気
商売上
商売品
商売妓
商売家