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切
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きつ
罪に
陷し入んと計り
闇き夜に昌次郎と
兩人にて男女を
殺し悴娘の着類を
着兩人の首を
切て川へ流せし
趣き最早兩人より
白状に及びしを
余は
曾て
如此き事を
試みし事なし、
否な
試みて
其甚だ
馬鹿気切たる事を
認めたれば
全然之を
放棄せり、
道を
行ふ
事是れ
道を
説く事なり
然も
猶これは
眞直に
眞四角に
切たもので、およそ
恁る
角の
材木を
得ようといふには、
杣が八
人五日あまりも
懸らねばならぬと
聞く。
近所の
女房等は一
反の
晒木綿を
半分切てそれで
形ばかりの
短い
經帷子と
死相を
隱す
頭巾とふんごみとを
縫つてそれを
着せた。ふんごみは
只三
角にして
足袋の
代に
爪先へ
穿かせるのであつた。
和尚如何だナ
抔と
扶持でもして
置くやうに
巾を
利かせて、茶の
呑倒しを、コレハ先生よくこそ
御来臨、
幸ひ
左る
方より
到来の
銘酒、これも先生に口を
切て
頂くは、
青州従事が
好造化などゝ
聞かぢりと
『
何方へ
行しやいます。』と
口を
切た。
良久して
彼女は思ひ
切て口を
開きぬ
切て來りつゝ居合はせし善六に向ひ
尋ぬる樣に昨日
年頃十八九の女の
黒縮緬に八丈の小袖を
襲着せしが
若や
此道筋を通りしを
致し
斯成上は
重置かれ
眞二ツにせらるゝとも致し方無く思ひ
切て云ひけれど忠兵衞儀は妻に
未練の有る處より私しばかり殺す
譯にも
相成ず其場を
“切”の意味
《名詞》
(きれ)布の一部分。転じて布。
《形容動詞》
(セツ)緊急である、余裕がない。
(セツ) 心を込めて祈るさま。
(セツ) 身にしみて強く感じるさま。
《助詞》
(きり、ぎり)のみ。だけ。
(出典:Wiktionary)