他の友人は、自分ひとりで平らげてしまふのは冥加に尽きるとあつて、三四人の親戚を呼び集め、銀狐のすき焼をやつたさうだ。
「いいえ、いいえ、めっそうもない! そんなことをしていただいては、冥加につきます。ほんとに、それだけは、御辞退申し上げます」
“冥加”の意味
“冥加”の解説
冥加(みょうが)とは、江戸時代に山野河海などを利用したり、営業などの免許の代償として幕府や藩に対して支払ったりした租税の一種。金銭で支払われることが多かったために、冥加金(みょうがきん)・冥加永(みょうがえい、「永」=永楽通宝)とも呼ばれている。
(出典:Wikipedia)
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