“奉存”の読み方と例文
読み方割合
ぞんじたてまつり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
盆栽の写真十八枚御贈り被下くだされ難有ありがたく奉存ぞんじたてまつり候。盆栽のことはわれわれ何も存ぜず候へども、定めて日々の御手入おていれも一方ならざる事と存候。
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
一後藤春草篠崎小竹しのざきしょうちくへ御草稿御見せ。一段の御事に奉存ぞんじたてまつり候。固より二老は天下の大老に御座候間お為に相成候事□余益これ有る可くと存じ奉候。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
餘り變なることに御坐候故、御覽も御面倒なるべくとは奉存ぞんじたてまつり候へ共書付申候。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)