“みょうが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
冥加79.2%
茗荷18.3%
冥伽1.7%
明姜0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これ全く我が信仰する本師釈迦牟尼世尊しゃかむにせそんの守護下された徳による事であると、実に仏の冥加みょうがの恐ろしいほど有難いのに感涙を催し
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
茗荷みょうが、菜っ葉——そういったもののみが取り残されて、申し合せたように青い葉の色で畑の健康を維持しているなかに、一株の唐辛が交って
艸木虫魚 (新字新仮名) / 薄田泣菫(著)
ほんによ、お前がそんねえな腰抜たあ知らねえから、勿体もってえねえ、隊長様までが、ああ、可哀想だ、そのむすめの父親とか眼を懸けてつかわせとおっしゃらあ、恐しい冥伽みょうがだぜ。
海城発電 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その上定紋じょうもんは二人とも、同じ丸に明姜みょうがであった。
或敵打の話 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)