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不正
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ふせい
ふりがな文庫
“
不正
(
ふせい
)” の例文
「そんなに、お
礼
(
れい
)
をいわれると
困
(
こま
)
ります。
私
(
わたし
)
は、
良心
(
りょうしん
)
が、
不正
(
ふせい
)
を
許
(
ゆる
)
さないために、
戦
(
たたか
)
いましたばかりです。」と、
若者
(
わかもの
)
は
答
(
こた
)
えました。
あほう鳥の鳴く日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
同
(
おな
)
じ
不正
(
ふせい
)
を
企
(
くわだて
)
るのならば、百三十六
個
(
こ
)
の
麻雀牌
(
マアジヤンパイ
)
の
背中
(
せなか
)
の
竹
(
たけ
)
の
木目
(
もくめ
)
を
暗記
(
あんき
)
するなどは、その
努力感
(
どりよくかん
)
だけでも
僕
(
ぼく
)
には
寧
(
むし
)
ろ
氣持
(
きもち
)
がいい。
麻雀を語る
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
なすよし女房は屏風を
立廻
(
たてまは
)
し床に
掛
(
かゝ
)
り
有
(
あり
)
しが後の方に
骨柳
(
こり
)
一ツ有しを夫を改めんとなすを
妻
(
つま
)
は此品は
不正
(
ふせい
)
の
物
(
もの
)
ならずと手を出す役人共
拂
(
はら
)
ひ退て中を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
其處
(
そこ
)
をよく
辨
(
わきま
)
へて、
正
(
たゞ
)
しく
働
(
はたら
)
いて
貰
(
もら
)
ひたい。
爪
(
つめ
)
の
垢
(
あか
)
ほどでも、
不正
(
ふせい
)
があつたら、この
但馬
(
たじま
)
は
決
(
けつ
)
して
默
(
だま
)
つてゐない。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
カピ妻
此
(
この
)
仁
(
じん
)
はモンタギューの
親戚
(
しんせき
)
ゆゑ、
贔屓心
(
ひいきごゝろ
)
がさもない
事
(
こと
)
を
申
(
まう
)
させまする。
此
(
この
)
不正
(
ふせい
)
な
爭鬪
(
たゝかひ
)
には二十
人餘
(
にんよ
)
も
關係
(
かゝづら
)
うて
只
(
たんだ
)
一人
(
ひとり
)
を
殺
(
ころ
)
したに
相違
(
さうゐ
)
ござりませぬ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
▼ もっと見る
人
(
ひと
)
が
彼
(
かれ
)
を
欺
(
あざむ
)
いたり、
或
(
あるい
)
は
諂
(
へつら
)
ったり、
或
(
あるい
)
は
不正
(
ふせい
)
の
勘定書
(
かんじょうがき
)
に
署名
(
しょめい
)
をすることを
願
(
ねが
)
いでもされると、
彼
(
かれ
)
は
蝦
(
えび
)
のように
真赤
(
まっか
)
になってひたすらに
自分
(
じぶん
)
の
悪
(
わる
)
いことを
感
(
かん
)
じはする。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
神
(
かみ
)
として
最
(
もっと
)
も
戒
(
いまし
)
むべきは
怠慢
(
たいまん
)
の
仕打
(
しうち
)
、
同時
(
どうじ
)
に
最
(
もっと
)
も
慎
(
つつし
)
むべきは
偏頗不正
(
へんばふせい
)
の
処置
(
しょち
)
である。
怠慢
(
たいまん
)
に
流
(
なが
)
るる
時
(
とき
)
はしばしば
大事
(
だいじ
)
をあやまり、
不正
(
ふせい
)
に
流
(
なが
)
るる
時
(
とき
)
はややもすれば
神律
(
しんりつ
)
を
紊
(
みだ
)
す。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
毎日
(
まいにち
)
火
(
ひ
)
は
別
(
べつ
)
な
處
(
ところ
)
で
焚
(
た
)
かれた。
彼
(
かれ
)
は
屹度
(
きつと
)
其
(
そ
)
の
灰
(
はひ
)
を
掻
(
か
)
つ
掃
(
ぱ
)
いで
去
(
さ
)
つたのである。
然
(
しか
)
し
壁際
(
かべぎは
)
に
積
(
つ
)
んだ
木
(
き
)
の
根
(
ね
)
はそこには
不正
(
ふせい
)
なものが
交
(
まじ
)
つて
居
(
ゐ
)
るにしても、
大部分
(
だいぶぶん
)
は
彼
(
かれ
)
の
非常
(
ひじやう
)
な
勞苦
(
らうく
)
から
獲
(
え
)
たものである。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
一
時
(
じ
)
麻雀競技會
(
マアジヤンきやうぎくわい
)
の
常勝者
(
じやうしようしや
)
としてその
技法
(
ぎはふ
)
をたゞ
驚歎
(
きやうたん
)
されてゐた
某
(
それがし
)
が、
支那人式
(
しなじんしき
)
の
仕方
(
しかた
)
からすれば
至極
(
しごく
)
幼稚
(
えうち
)
な
不正
(
ふせい
)
を
行
(
おこな
)
つてゐたことが
分
(
わか
)
るし
麻雀を語る
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
受るは
賄賂
(
まいない
)
に
當
(
あた
)
る
不屆
(
ふとゞ
)
至極
(
しごく
)
なり下役兩人も受しならんとあれば
金
(
きん
)
二兩づつ
貰
(
もら
)
ひし旨言立るに大岡殿下役は奉行を
見習
(
みなら
)
ひ
所業
(
しよげふ
)
不正
(
ふせい
)
なり且賄賂によつて
罪
(
つみ
)
の有樣を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
私
(
わたし
)
は
人間
(
にんげん
)
になりたいとは
思
(
おも
)
いません。ほんとうに一ぴきの
虫
(
むし
)
でもいいから、この
強欲
(
ごうよく
)
な
心
(
こころ
)
と
不正
(
ふせい
)
の
考
(
かんが
)
えを、
私
(
わたし
)
からうばってください。そして、
私
(
わたし
)
を
虫
(
むし
)
にしてください。
おけらになった話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
無論
(
むろん
)
放逐
(
はうちく
)
することなどは
爲
(
な
)
し
得
(
え
)
ぬので。
人
(
ひと
)
が
彼
(
かれ
)
を
欺
(
あざむ
)
いたり、
或
(
あるひ
)
は
諂
(
へつら
)
つたり、
或
(
あるひ
)
は
不正
(
ふせい
)
の
勘定書
(
かんぢやうがき
)
に
署名
(
しよめい
)
をする
事
(
こと
)
を
願
(
ねが
)
ひでもされると、
彼
(
かれ
)
は
蝦
(
えび
)
のやうに
眞赤
(
まつか
)
になつて
只管
(
ひたすら
)
に
自分
(
じぶん
)
の
惡
(
わる
)
いことを
感
(
かん
)
じはする。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
其方儀村役中
不正
(
ふせい
)
の儀多く
殊
(
こと
)
に九助妻里と
密通
(
みつつう
)
に及び九助
親類
(
しんるゐ
)
と
僞
(
いつは
)
り水田屋藤八方より金子百八十兩餘
騙
(
かた
)
り取り其後下伊呂村にて石川安五郎妻
并
(
なら
)
びに
馬士
(
まご
)
松五郎の兩人を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“不正(不正行為)”の解説
不正行為(ふせいこうい)とは、法律などの規範に従わない行為を指す。通常は何らかの罰が課せられ、中には重大な社会問題に発展するものもある。反則行為、不法行為も参照。メタ分析によれば、反社会性や暴力性は不正行為と小~中程度の相関がある。
(出典:Wikipedia)
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
正
常用漢字
小1
部首:⽌
5画
“不正”で始まる語句
不正直
不正確
不正手段
不正直者