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歩行
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あるく
ふりがな文庫
“
歩行
(
あるく
)” の例文
背負
(
せおひ
)
て
歩行
(
あるく
)
辨慶がのそ/\と出きたりモシ/\文さん今日は
雨降
(
あめふり
)
で御互に
骨休
(
ほねやす
)
み久し
振
(
ぶり
)
なれば一
口
(
くち
)
呑
(
のむ
)
べし夫に今さんまの
生々
(
なま/\
)
としたるを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
さう
怒
(
おこ
)
つてはこまる
喧嘩
(
けんくわ
)
しながら
歩行
(
あるく
)
と
往来
(
わうらい
)
の
人
(
ひと
)
が
笑
(
わら
)
ふぢやアないか。だつてあなたが
彼様
(
あん
)
なこと
許
(
ばつ
)
かしおつしやるんだもの。
闇桜
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
此
(
こ
)
の
後
(
あと
)
のなんぞは、
何処
(
どこ
)
で
工面
(
くめん
)
をしたか、
竹
(
たけ
)
の
小笠
(
をがさ
)
を
横
(
よこ
)
ちよに
被
(
かぶ
)
つて、
仔細
(
しさい
)
らしく、
其
(
そ
)
の
笠
(
かさ
)
を
歩行
(
あるく
)
に
連
(
つ
)
れてぱく/\と
上下
(
うへした
)
に
揺
(
ゆす
)
つたもので。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
成程
(
なるほど
)
銘仙
(
めいせん
)
だの
御召
(
おめし
)
だの、
白紬
(
しろつむぎ
)
だのが
其所
(
そこ
)
ら
一面
(
いちめん
)
に
取
(
と
)
り
散
(
ち
)
らしてあつた。
宗助
(
そうすけ
)
は
此
(
この
)
男
(
をとこ
)
の
形裝
(
なり
)
や
言葉遣
(
ことばづかひ
)
の
可笑
(
をか
)
しい
割
(
わり
)
に、
立派
(
りつぱ
)
な
品物
(
しなもの
)
を
脊中
(
せなか
)
へ
乘
(
の
)
せて
歩行
(
あるく
)
のを
寧
(
むし
)
ろ
不思議
(
ふしぎ
)
に
思
(
おも
)
つた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
順に廻り今日は
好
(
よき
)
天氣
(
てんき
)
とか又は
惡
(
わる
)
い風とか
御寒
(
おさむ
)
いとか
御暑
(
おあつい
)
とか云て
未
(
まだ
)
くづは
溜
(
たま
)
りませんかと一
軒
(
けん
)
づつ聞て
歩行
(
あるく
)
が宜しからん其の中には心安くなり人にも
顏
(
かほ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
界隈
(
かいわい
)
の
景色
(
けしき
)
がそんなに
沈鬱
(
ちんうつ
)
で、
濕々
(
じめ/\
)
として
居
(
ゐ
)
るに
從
(
したが
)
うて、
住
(
す
)
む
者
(
もの
)
もまた
高聲
(
たかごゑ
)
ではものをいはない。
歩行
(
あるく
)
にも
内端
(
うちわ
)
で、
俯向
(
うつむ
)
き
勝
(
がち
)
で、
豆腐屋
(
とうふや
)
も、
八百屋
(
やほや
)
も
默
(
だま
)
つて
通
(
とほ
)
る。
三尺角
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
お
民
(
たみ
)
上
(
うへ
)
もなき
縁
(
ゑん
)
と
喜
(
よろこ
)
びてお
前
(
まへ
)
さまも
今
(
いま
)
が
花
(
はな
)
のさかり
散
(
ち
)
りがたに
成
(
な
)
つては
呼
(
よ
)
んで
歩行
(
あるく
)
とも
賣
(
う
)
れる
事
(
こと
)
でなし、
大底
(
たいてい
)
にお
心
(
こヽろ
)
を
定
(
さだ
)
め
給
(
たま
)
へ、
松島
(
まつしま
)
さまに
恩
(
おん
)
はありとも
何
(
なん
)
のお
束約
(
やくそく
)
がありしでもなく
経つくゑ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
隣村
(
りんそん
)
平野村の
名主
(
なぬし
)
甚左衞門は平澤村の甚兵衞名主の
弟
(
おとと
)
なるがこれも至つて
慈悲
(
じひ
)
深
(
ふかき
)
者
(
もの
)
にてお三
婆
(
ばゝ
)
の
迷
(
まよ
)
ひ
歩行
(
あるく
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
界隈
(
かいわい
)
の景色がそんなに
沈鬱
(
ちんうつ
)
で、
湿々
(
じめじめ
)
として居るに
従
(
したご
)
うて、住む者もまた
高声
(
たかごえ
)
ではものをいわない。
歩行
(
あるく
)
にも
内端
(
うちわ
)
で、
俯向
(
うつむ
)
き
勝
(
がち
)
で、豆腐屋も、
八百屋
(
やおや
)
も黙って通る。
三尺角
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
背後
(
うしろ
)
で雨戸を閉めかけて、おじい、腰が抜けたか、弱い男だ、とどうやら
風向
(
かざむき
)
が
可
(
よ
)
さそうなので、宰八が
嘲
(
あざ
)
けると、うんにゃ足の裏が血だらけじゃ、
歩行
(
あるく
)
と
痕
(
あと
)
がつく
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
變
(
へん
)
です。……どうも
變
(
へん
)
なんです——
縁側
(
えんがは
)
の
手拭掛
(
てぬぐひかけ
)
が、ふはりと
手拭
(
てぬぐひ
)
を
掛
(
か
)
けたまゝで
歩行
(
あるく
)
んです。
春着
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
清らかな
衣
(
きもの
)
を着、
新
(
あらた
)
に
梳
(
くしけず
)
って、花に露の
点滴
(
したた
)
る
装
(
よそおい
)
して、馬に騎した姿は、かの国の花野の
丈
(
たけ
)
を、錦の山の懐に
抽
(
ぬ
)
く……
歩行
(
あるく
)
より、車より、
駕籠
(
かご
)
に乗ったより、一層
鮮麗
(
あざやか
)
なものだと思う。
海神別荘
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
仕方を見せて見物を泣かせる
目算
(
つもり
)
のあてはずれ、
発奮
(
はずみ
)
で活歴を遣って
退
(
の
)
け、
手痍
(
てきず
)
少々負うたれば、破傷風にならぬようにと、太鼓大の
膏薬
(
こうやく
)
を飯粒にて
糊附
(
はりつ
)
けしが、
歩行
(
あるく
)
たびに
腹筋
(
はらすじ
)
よれて、
跛
(
びっこ
)
曳
(
ひ
)
き曳き
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“歩行”の意味
《名詞》
歩くこと。
(出典:Wiktionary)
“歩行”の解説
歩行(ほこう)とは、「歩く」ことであり、足(脚)による移動のうち比較的低速のものを言い、厳密にはどの瞬間も少なくともひとつの足が地面についたまま移動する動作を言う。「歩く」は「走る」と対比される。
(出典:Wikipedia)
歩
常用漢字
小2
部首:⽌
8画
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
“歩行”で始まる語句
歩行出
歩行事
歩行悩
歩行方
歩行歩行
歩行目附
歩行悪
歩行板
歩行能
歩行頭