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樂
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たのしみ
ふりがな文庫
“
樂
(
たのしみ
)” の例文
新字:
楽
同
(
おな
)
じ
人
(
ひと
)
ですら
其通
(
そのとほ
)
り、
況
(
いは
)
んや
曾
(
かつ
)
て
戀
(
こひ
)
の
力
(
ちから
)
に
觸
(
ふ
)
れたことのない
人
(
ひと
)
が
如何
(
どう
)
して
他人
(
たにん
)
の
戀
(
こひ
)
の
消息
(
せうそく
)
が
解
(
わか
)
らう、その
樂
(
たのしみ
)
が
解
(
わか
)
らう、
其苦
(
そのくるしみ
)
が
解
(
わか
)
らう?。
湯ヶ原より
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
われは獨語して、いでや人生の渦裏に投じて、人生の
樂
(
たのしみ
)
を受用し、誓ひて餘瀝なからしめんと云ふとき、舟はもとの旅館の階下に留まりぬ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
「あゝ、おめでたいね、お
客
(
きやく
)
さまが
濟
(
す
)
むと、
毎年
(
まいねん
)
ね、お
前
(
まへ
)
がたも
夜
(
よ
)
あかしで
遊
(
あそ
)
ぶんだよ。まあ、
其
(
それ
)
を
樂
(
たのしみ
)
にしてお
働
(
はたら
)
きよ。」
二た面
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
欲界の諸天は氣を泄らして
樂
(
たのしみ
)
となすといふ語が佛書にあるが、天部にも及ばぬ人間だの畜生だのは、氣と血とを併せ泄らして樂とするから堪らない。
努力論
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
年寄は年の寄るのを忘れて、子供の事を思つてゐる。子供は勉強して、親を喜ばせるのを
樂
(
たのしみ
)
にしてゐる。金も何もありやあしない。心と腕とが財産なのだ。
半日
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
▼ もっと見る
紫陽花色
(
あぢさゐいろ
)
の
薔薇
(
ばら
)
の花、
品
(
ひん
)
の
良
(
よ
)
い、心の平凡な
樂
(
たのしみ
)
ともいふべく、
新基督教風
(
しんキリストけうふう
)
の
薔薇
(
ばら
)
の花、
紫陽花色
(
あぢさゐいろ
)
の
薔薇
(
ばら
)
の花、おまへを見るとイエスさまも厭になる、
僞善
(
ぎぜん
)
の花よ、
無言
(
むごん
)
の花よ。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
吾等
(
われら
)
が
無上
(
むじやう
)
の
樂
(
たのしみ
)
とせる
懷
(
なつ
)
かしの
日本
(
につぽん
)
へ
歸
(
かへ
)
る
可
(
べ
)
き
希望
(
きぼう
)
も、
全
(
まつた
)
く
奪去
(
うばひさ
)
られたといふものです。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
其時
(
そのとき
)
は
起
(
お
)
き
拔
(
ぬ
)
けに、
今朝
(
けさ
)
咲
(
さ
)
いた
花
(
はな
)
の
數
(
かず
)
を
勘定
(
かんぢやう
)
し
合
(
あ
)
つて
二人
(
ふたり
)
が
樂
(
たのしみ
)
にした。けれども
秋
(
あき
)
から
冬
(
ふゆ
)
へ
掛
(
か
)
けては、
花
(
はな
)
も
草
(
くさ
)
も
丸
(
まる
)
で
枯
(
か
)
れて
仕舞
(
しま
)
ふので、
小
(
ちひ
)
さな
砂漠
(
さばく
)
見
(
み
)
た
樣
(
やう
)
に、
眺
(
なが
)
めるのも
氣
(
き
)
の
毒
(
どく
)
な
位
(
くらゐ
)
淋
(
さび
)
しくなる。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
われ
樂
(
たのしみ
)
を吹くときは
藤村詩抄:島崎藤村自選
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
小田原
(
をだはら
)
から
先
(
さき
)
は
例
(
れい
)
の
人車鐵道
(
じんしやてつだう
)
。
僕
(
ぼく
)
は一
時
(
とき
)
も
早
(
はや
)
く
湯原
(
ゆがはら
)
へ
着
(
つ
)
きたいので
好
(
す
)
きな
小田原
(
をだはら
)
に
半日
(
はんにち
)
を
送
(
おく
)
るほどの
樂
(
たのしみ
)
も
捨
(
すて
)
て、
電車
(
でんしや
)
から
下
(
お
)
りて
晝飯
(
ちうじき
)
を
終
(
をは
)
るや
直
(
す
)
ぐ
人車
(
じんしや
)
に
乘
(
の
)
つた。
湯ヶ原より
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
人の噂を聞くに、この貴人はボルゲエゼの
族
(
うから
)
にて、アルバノとフラスカアチとの間に、大なる
別墅
(
べつしよ
)
を
搆
(
かま
)
へ、そこの
苑
(
その
)
にはめづらしき草花を植ゑて
樂
(
たのしみ
)
とせりとなり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
會計をさせられる樣になるかも知れないが、お
母
(
かあ
)
樣が
樂
(
たのしみ
)
にしてお出なさるものを、無理に取り上げるには及ばない。お
母
(
かあ
)
樣の
方
(
はう
)
で、もう面倒だからよすと仰やれば、先づおれが自分でする。
半日
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
樂
(
たのしみ
)
は、これきりか
知
(
し
)
ら。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
中學
(
ちゆうがく
)
に
入
(
い
)
つても二人は
畫
(
ゑ
)
を
書
(
か
)
くことを
何
(
なに
)
よりの
樂
(
たのしみ
)
にして、
以前
(
いぜん
)
と
同
(
おな
)
じく
相伴
(
あひともな
)
ふて
寫生
(
しやせい
)
に
出掛
(
でか
)
けて
居
(
ゐ
)
た。
画の悲み
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
すべて謝肉祭に連りたる
樂
(
たのしみ
)
をば、つゆ
遺
(
のこ
)
さずして
嘗
(
こゝろ
)
みんと誓ひたればなり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
それで
十分
(
じふゞん
)
です、
力
(
ちから
)
の
限
(
かぎ
)
り
書
(
か
)
いて
其
(
それ
)
で
愚論
(
ぐろん
)
なら
別
(
べつ
)
に
仕方
(
しかた
)
も
無
(
な
)
いからな。けれども
樂
(
たのしみ
)
は
有
(
あ
)
ります。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
樂
部首:⽊
15画
“樂”を含む語句
歡樂
快樂
享樂
娯樂
音樂
倶樂部
獨樂
神樂坂
樂器
安樂
猿樂町
樂人
慰樂
愉樂
管絃樂
安樂椅子
安樂倚子
神樂
氣樂
樂屋
...