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奪去
ふりがな文庫
“奪去”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
うばいさ
50.0%
うばひさ
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うばいさ
(逆引き)
いとも
易々
(
やすやす
)
と、一つの美しき魂を
奪去
(
うばいさ
)
った「犯人」の手ぎわには、嫉妬に似た
憤
(
おそ
)
ろしさを覚えるのであった。
鱗粉
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
鉄道の便宜は近世に生れたわれわれの感情から全く
羈旅
(
きりょ
)
とよぶ純朴なる悲哀の詩情を
奪去
(
うばいさ
)
った如く、橋梁はまた遠からず近世の都市より渡船なる古めかしい
緩
(
ゆるや
)
かな情趣を取除いてしまうであろう。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
奪去(うばいさ)の例文をもっと
(2作品)
見る
うばひさ
(逆引き)
吾等
(
われら
)
が
無上
(
むじやう
)
の
樂
(
たのしみ
)
とせる
懷
(
なつ
)
かしの
日本
(
につぽん
)
へ
歸
(
かへ
)
る
可
(
べ
)
き
希望
(
きぼう
)
も、
全
(
まつた
)
く
奪去
(
うばひさ
)
られたといふものです。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
鉄道の便宜は近世に生れた吾々の感情から全く
羈旅
(
きりよ
)
とよぶ純朴なる悲哀の詩情を
奪去
(
うばひさ
)
つた如く、橋梁はまた遠からず近世の都市より
渡船
(
わたしぶね
)
なる古めかしい
緩
(
ゆるや
)
かな情趣を取除いてしまふであらう。
水 附渡船
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
奪去(うばひさ)の例文をもっと
(2作品)
見る
奪
常用漢字
中学
部首:⼤
14画
去
常用漢字
小3
部首:⼛
5画
“奪”で始まる語句
奪
奪取
奪回
奪衣婆
奪還
奪掠
奪上
奪合
奪嫡
奪衣
“奪去”のふりがなが多い著者
押川春浪
蘭郁二郎
永井荷風