“奪還”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だっかん40.0%
とりかえ40.0%
ふんだ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その夜からだ、左膳、お藤、チョビ安の三人が、この長屋にふしぎな一家族を作って、おもむろに、つぼ奪還だっかんの術策をめぐらすことになったのは。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
神は其子を以て人類を審判さばき給う時に地を不信者の手より奪還とりかえして之を己を愛する者に与え給うとの事である、絶大の慰安を伝うる言辞ことばである。
「なに実家へ預けて置きさえすればどうにかするだろう。その内健三が一人前になって少しでも働らけるようになったら、その時表沙汰おもてざたにしてでもこっちへ奪還ふんだくってしまえばそれまでだ」
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)