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ほしば
ふりがな文庫
“
星晴
(
ほしば
)” の例文
星晴
(
ほしば
)
れのした
夜
(
よる
)
の
空
(
そら
)
に
高
(
たか
)
い
山
(
やま
)
のとがった
嶺
(
みね
)
が
黒
(
くろ
)
くそびえて
見
(
み
)
えます。その
嶺
(
みね
)
の
上
(
うえ
)
にあたって一つ
金色
(
こんじき
)
の
星
(
ほし
)
がキラキラと
輝
(
かがや
)
いています。
不死の薬
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「やあ、なんだい?」といって、百
姓
(
しょう
)
はほおかぶりをした
顔
(
かお
)
で
仰
(
あお
)
ぎますと、
大
(
おお
)
きな
黒
(
くろ
)
い
木
(
き
)
が
星晴
(
ほしば
)
れのした
空
(
そら
)
に
突
(
つ
)
っ
立
(
た
)
っていました。
百姓の夢
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
信
(
しん
)
一は、
弟
(
おとうと
)
の
背後
(
うしろ
)
からのぞくと、なるほど、
星晴
(
ほしば
)
れのした
空
(
そら
)
の
下
(
した
)
に
黒
(
くろ
)
く
起伏
(
きふく
)
する
屋根
(
やね
)
を
越
(
こ
)
して、
燃
(
も
)
え
上
(
あ
)
がる
炎
(
ほのお
)
を
見
(
み
)
ました。
火事
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
困
(
こま
)
ったことだと
思
(
おも
)
って、
独
(
ひと
)
りとぼとぼと
歩
(
ある
)
いてくると、
星晴
(
ほしば
)
れのしたいい
夜
(
よる
)
の
景色
(
けしき
)
で、なんといっても、もう
春
(
はる
)
がじきだと
思
(
おも
)
いながら
歩
(
ある
)
いていた。
大きなかに
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
雷
(
かみなり
)
は、どうしたことかと、びっくりしてしまいました。このとき、
野原
(
のはら
)
の
高
(
たか
)
い
木立
(
こだち
)
は、
星晴
(
ほしば
)
れのした
空
(
そら
)
に、すがすがしく
脊伸
(
せの
)
びをしたのであります。
ぴかぴかする夜
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
星晴
(
ほしば
)
れのした
寒
(
さむ
)
い
空
(
そら
)
に、二つは
高
(
たか
)
く
頭
(
あたま
)
をもたげていましたが、この
朝
(
あさ
)
、
昨日
(
きのう
)
どちらの
工場
(
こうじょう
)
の
汽笛
(
きてき
)
が
早
(
はや
)
く
鳴
(
な
)
ったかということについて、
議論
(
ぎろん
)
をしました。
ある夜の星たちの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
まだ
神
(
かみ
)
のご
利益
(
りやく
)
があるものと
信
(
しん
)
じて、
村
(
むら
)
の
知人
(
ちじん
)
をたよって
帰
(
かえ
)
りましたが、もはやだれもふりむくものはなかったので、その
日
(
ひ
)
を
食
(
く
)
うに
困
(
こま
)
り、
星晴
(
ほしば
)
れのしたある
夜
(
よ
)
きつねをおがんだ人たち
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
星晴
(
ほしば
)
れのした、
青
(
あお
)
い
夜
(
よる
)
の
空
(
そら
)
を
白
(
しろ
)
い
雲
(
くも
)
が
走
(
はし
)
っていました。もうどことなくゆく
夏
(
なつ
)
の
姿
(
すがた
)
が
感
(
かん
)
じられたのです。
二百十日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
あとは、
小原
(
おばら
)
と
正吉
(
しょうきち
)
の
二人
(
ふたり
)
が、
星晴
(
ほしば
)
れのした
空
(
そら
)
を、
公園
(
こうえん
)
の
方
(
ほう
)
に
向
(
む
)
かって
歩
(
ある
)
いていたのです。
世の中へ出る子供たち
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
けれど、
少年
(
しょうねん
)
は、
夜
(
よる
)
になって、
大空
(
おおぞら
)
がぬぐわれたように
星晴
(
ほしば
)
れがして、
寒
(
さむ
)
い
風
(
かぜ
)
が
吹
(
ふ
)
く
真夜中
(
まよなか
)
には、きっと、
天使
(
てんし
)
が
自由
(
じゆう
)
に、あの
翼
(
つばさ
)
をふるって、
大空
(
おおぞら
)
を
飛
(
と
)
びまわるのであろうと
思
(
おも
)
いました。
町の天使
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
いろいろの
木立
(
こだち
)
が、
黙
(
だま
)
って、
星晴
(
ほしば
)
れのした
空
(
そら
)
の
下
(
した
)
に、
黒
(
くろ
)
く
立
(
た
)
っていました。
大きなかに
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
父親
(
ちちおや
)
は、
星晴
(
ほしば
)
れのした
空
(
そら
)
の
下
(
した
)
の、
暗
(
くら
)
い
道
(
みち
)
を
歩
(
ある
)
いてゆきました。それは、
正吉
(
しょうきち
)
の
通
(
とお
)
ったと
同
(
おな
)
じ
道
(
みち
)
でありました。
落
(
お
)
ち
葉
(
ば
)
の
空
(
そら
)
を
飛
(
と
)
ぶ
音
(
おと
)
が
聞
(
き
)
こえます。
木
(
き
)
の
枝
(
えだ
)
の
風
(
かぜ
)
に
吹
(
ふ
)
かれて
鳴
(
な
)
る
音
(
おと
)
が
聞
(
き
)
こえています。
幸福のはさみ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
彼
(
かれ
)
は、
戸
(
と
)
を
開
(
あ
)
けて
戸口
(
とぐち
)
に
出
(
で
)
ると、
青
(
あお
)
ざめた
星晴
(
ほしば
)
れのした
空
(
そら
)
は、
忘
(
わす
)
れていた、なつかしい
幼
(
おさな
)
い
日
(
ひ
)
の
物語
(
ものがたり
)
をしてくれますので、しばらくその
昔語
(
むかしがた
)
りにききとれて、じっと
目
(
め
)
をみはっていると、
遠
(
とお
)
くで
花の咲く前
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
家
(
うち
)
の
外
(
そと
)
は、
野
(
の
)
にも
山
(
やま
)
にも
雪
(
ゆき
)
が
積
(
つ
)
もっていました。その
晩
(
ばん
)
は、めったにない
寒
(
さむ
)
さであって、
空
(
そら
)
は
青
(
あお
)
ガラスを
張
(
は
)
ったようにさえて、
星晴
(
ほしば
)
れがしていました。また、
皎々
(
こうこう
)
とした
月
(
つき
)
が
下界
(
げかい
)
を
照
(
て
)
らしていました。
白すみれとしいの木
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
いつしか、
夜
(
よ
)
は、
更
(
ふ
)
けていきました。
人通
(
ひとどお
)
りがだんだん
少
(
すく
)
なくなりました。
哀
(
あわ
)
れな
女
(
おんな
)
の
弾
(
ひ
)
く
三味線
(
しゃみせん
)
の
音
(
ね
)
は、
風
(
かぜ
)
に
吹
(
ふ
)
き
消
(
け
)
されて、
唄
(
うた
)
をうたっている
声
(
こえ
)
は、
空
(
むな
)
しく
星晴
(
ほしば
)
れのした
空
(
そら
)
の
下
(
した
)
にかすれていました。
ある冬の晩のこと
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
丙
(
へい
)
が
星晴
(
ほしば
)
れのした
空
(
そら
)
をながめて
答
(
こた
)
えました。
不死の薬
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
星
常用漢字
小2
部首:⽇
9画
晴
常用漢字
小2
部首:⽇
12画
“星”で始まる語句
星
星辰
星霜
星影
星明
星月夜
星屑
星野温泉
星斗
星座