“ほしば”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
星晴60.9%
干場34.8%
乾葉4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「やあ、なんだい?」といって、百しょうはほおかぶりをしたかおあおぎますと、おおきなくろ星晴ほしばれのしたそらっていました。
百姓の夢 (新字新仮名) / 小川未明(著)
今度は返事ものどで殺し、だまって押入れから編笠あみがさを取って渡しましたが、幸い、裏は紺屋こうや干場ほしばつづき、さっきのウカツな声とても、近所へまで聞かれたとは思われません。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
旅舎りょしゃの不便で、一例をいえば、朝立ちの際に、弁当ひとつ拵えさせても、餅を笹の葉で巻いた物とか、飯をいきなりかしわ乾葉ほしばでくるんで出すとか——藤原朝時代の原始的なならわしを
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)