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早々
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さう/\
ふりがな文庫
“
早々
(
さう/\
)” の例文
逆手
(
さかて
)
に
持
(
もち
)
し
儘
(
まゝ
)
氣
(
き
)
を
失
(
うしな
)
ひて
倒
(
たふ
)
れ
居
(
ゐ
)
たりしかば是は
何事
(
なにごと
)
ならんと
氣付
(
きつけ
)
を
與
(
あた
)
へて
樣子
(
やうす
)
を
聞
(
きく
)
に
敵討
(
かたきうち
)
なりと申
故
(
ゆゑ
)
半左衞門
(
はんざゑもん
)
大
(
おほ
)
いに驚き
早々
(
さう/\
)
町役人
(
ちやうやくにん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
玄関番
(
げんくわんばん
)
の
書生
(
しよせい
)
に
不作法
(
ぶさはふ
)
な
取扱
(
とりあつかひ
)
を
受
(
う
)
けると、
其処
(
そこ
)
の
主人迄
(
しゆじんまで
)
がいやになる。
著米
(
ちやくべい
)
早々
(
さう/\
)
の
此
(
こ
)
の
始末
(
しまつ
)
は、
少
(
すくな
)
からず
僕等
(
ぼくら
)
に
不快
(
ふくわい
)
を
与
(
あた
)
へた。(四月三日)
検疫と荷物検査
(新字旧仮名)
/
杉村楚人冠
(著)
宗助
(
そうすけ
)
は
斯
(
か
)
ういふ
風
(
ふう
)
に、
何
(
なん
)
ぞ
事故
(
じこ
)
が
出來
(
でき
)
て、
役所
(
やくしよ
)
の
退出
(
ひけ
)
からすぐ
外
(
ほか
)
へ
回
(
まは
)
つて
遲
(
おそ
)
くなる
場合
(
ばあひ
)
には、
何時
(
いつ
)
でも
其
(
その
)
顛末
(
てんまつ
)
の
大略
(
たいりやく
)
を、
歸宅
(
きたく
)
早々
(
さう/\
)
御米
(
およね
)
に
話
(
はな
)
すのを
例
(
れい
)
にしてゐた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
則重公
由々敷
(
ゆゝしき
)
事に
被
二
思召
おぼしめされ
一
早々
(
さう/\
)
に老臣共を召されて此事如何あるべきと
御諚
(
ごぢやう
)
ありければ、老臣共申すやう、抑も檜垣の門徒衆は年頃
別而昵近
(
べつしてぢつこん
)
に致し
武州公秘話:01 武州公秘話
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
何
(
なに
)
しろ
梅雨
(
つゆ
)
あけ
早々
(
さう/\
)
に
其家
(
そこ
)
は
引越
(
ひつこ
)
した。が、……
私
(
わたし
)
はあとで
聞
(
き
)
いて
身
(
み
)
ぶるひした。
くさびら
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
へい/\
畏
(
かしこま
)
りました。
是
(
これ
)
から湯に
這入
(
はい
)
る、
御膳
(
ごぜん
)
が出る、お
汁
(
しる
)
も
向附
(
むかうづけ
)
も
皆
(
みな
)
茗荷尽目
(
めうがづくめ
)
。客「ハア
妙
(
めう
)
な
家
(
うち
)
だ。と思ひながら
御飯
(
ごぜん
)
を
済
(
す
)
まして
褥
(
ねどこ
)
に
就
(
つ
)
く。
翌朝
(
よくてう
)
になると
早々
(
さう/\
)
に
彼
(
か
)
の
客人
(
きやくじん
)
は立つて
了
(
しま
)
つた。 ...
(和)茗荷
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
アンドレイ、エヒミチは
歸來
(
かへり
)
早々
(
さう/\
)
先
(
ま
)
づ
其住居
(
そのすまひ
)
を
尋
(
たづ
)
ねねばならぬ。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
せば、
早々
(
さう/\
)
鬼桃太郎
(旧字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
立
(
た
)
て
一寸
(
いつすん
)
の
猶豫
(
ゆうよ
)
もならぬとそれは/\
畫
(
ゑ
)
にもかゝれぬ
談
(
だん
)
じやうお
前
(
まへ
)
にも
料簡
(
れうけん
)
あることゝやうやうに
言延
(
いひの
)
べて
歸
(
かへ
)
ります
迄
(
まで
)
と
頼
(
たの
)
んでは
置
(
お
)
いたれどマアどうしたら
宜
(
よ
)
からうか
思案
(
しあん
)
して
見
(
み
)
てくだされと
小聲
(
こごゑ
)
ながらもおろ/\
涙
(
なみだ
)
お
案
(
あん
)
じなされますな
何
(
ど
)
うにかなります
今夜
(
こんや
)
は
大分
(
だいぶ
)
更
(
ふ
)
けましたから
明日
(
あした
)
早々
(
さう/\
)
出向
(
でむ
)
きまして
談合
(
はなしあ
)
ひを
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
話し
御油斷
(
ごゆだん
)
有
(
ある
)
べからずと云ふにより又七
點頭
(
うなづき
)
今宵
(
こよひ
)
若
(
もし
)
菊が來たらば
我
(
われ
)
直
(
ぢき
)
に取て
押
(
おさ
)
へ
繩
(
なは
)
を掛くべし其時其方は
早々
(
さう/\
)
加賀屋長兵衞を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
止
(
とゞま
)
りしと雖も小夜衣の事を思ひ
切
(
きり
)
しに非ず
只々
(
たゞ/\
)
便
(
たよ
)
りをせざるのみにて我此家の相續をなさば是非とも
渠
(
かれ
)
を
早々
(
さう/\
)
身請
(
みうけ
)
なし
手活
(
ていけ
)
の花と
詠
(
なが
)
めんものを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
早
常用漢字
小1
部首:⽇
6画
々
3画
“早”で始まる語句
早
早速
早業
早晩
早稲田
早熟
早合点
早鐘
早苗
早稲