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拝見
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はいけん
ふりがな文庫
“
拝見
(
はいけん
)” の例文
旧字:
拜見
修行場
(
しゅぎょうば
)
の
模様
(
もよう
)
はいつか
拝見
(
はいけん
)
させて
戴
(
いただ
)
きましたので、
今日
(
きょう
)
はむしろ
竜神
(
りゅうじん
)
さんの
生活
(
せいかつ
)
につきて、いろいろ
腑
(
ふ
)
に
落
(
お
)
ちかねる
点
(
てん
)
を
伺
(
うかが
)
いたいのでございますが……。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
「なに、これも
侯爵
(
こうしゃく
)
のお城。いやどうも、お庭といい、
建物
(
たてもの
)
といい、こんなりっぱなお城は見たことがないわい。では、
拝見
(
はいけん
)
しよう。どうぞ
案内
(
あんない
)
をたのみますぞ。」
猫吉親方:またの名 長ぐつをはいた猫
(新字新仮名)
/
シャルル・ペロー
(著)
拝見
(
はいけん
)
だけ
仰
(
おほ
)
せ
付
(
つ
)
けられて
下
(
くだ
)
さいましと
云
(
い
)
つて、
先
(
まづ
)
頭
(
かしら
)
から
先
(
さき
)
へ
眼
(
め
)
を
附
(
つ
)
け、それから
縁
(
ふち
)
を見て、
目貫
(
めぬき
)
から
何
(
ど
)
うも誠にお
差
(
さし
)
ごろに、
定
(
さだ
)
めし
御中身
(
おなかみ
)
は
結構
(
けつこう
)
な事でございませう
にゆう
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
途中
(
とちゅう
)
、サンキスト・オレンジのたわわに実る陽光
眩
(
まば
)
ゆい南カルホルニアの平野を
疾駆
(
しっく
)
、処々に働いている日本人農夫の
襤褸
(
ぼろ
)
ながらも、平和に、尊い姿を
拝見
(
はいけん
)
しました。
オリンポスの果実
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
「そういう病気は、今次の戦争において、極めて例が多いのですよ。今
拝見
(
はいけん
)
しましたところによると、やはり、爆弾の小破片が、
脳髄
(
のうずい
)
の一部へ喰い込んでいるようですな」
英本土上陸戦の前夜
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
拝見
(
はいけん
)
しないどころでありません。
西
(
にし
)
の
都
(
みやこ
)
にも、あなたの
評判
(
ひょうばん
)
はたいしたものですから、じつは、
人
(
ひと
)
に
気
(
き
)
づかれないようにして、
東
(
ひがし
)
の
都
(
みやこ
)
へまいり、みんなにまじって
見物
(
けんぶつ
)
しました。
二人の軽業師
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「へーえ、そいつはけっこう。ひとつ
拝見
(
はいけん
)
したいものです。」と、
隊長
(
たいちょう
)
は言いました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
「
切符
(
きっぷ
)
を
拝見
(
はいけん
)
いたします」三人の
席
(
せき
)
の
横
(
よこ
)
に、赤い
帽子
(
ぼうし
)
をかぶったせいの高い
車掌
(
しゃしょう
)
が、いつかまっすぐに立っていて
言
(
い
)
いました。
鳥捕
(
とりと
)
りは、だまってかくしから、小さな紙きれを出しました。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
「それは結構でございますな。
謹
(
つつし
)
んで
拝見
(
はいけん
)
いたしましょう」
コーカサスの禿鷹
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
斯
(
こ
)
うして
拝見
(
はいけん
)
致
(
いた
)
しますと
竜宮
(
りゅうぐう
)
は、いかにもきれいで、のんきらしく
結構
(
けっこう
)
に
思
(
おも
)
われますが、
矢張
(
やは
)
り
神様
(
かみさま
)
にもいろいろつらい
御苦労
(
ごくろう
)
がおありなさるのでございましょう?
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
夫
(
それ
)
から
此
(
この
)
長
(
ちやう
)
二
郎
(
らう
)
のお
茶碗
(
ちやわん
)
——
是
(
これ
)
は
先達
(
せんだつて
)
もちよいと
拝見
(
はいけん
)
をいたしましたが
此四品
(
このよしな
)
でお
幾
(
いく
)
らでげす。
士族の商法
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「まあどうしたのでしょう。どうかちょっと
拝見
(
はいけん
)
いたしたいものです」
貝の火
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
「時間のことは覚悟をしてきました。今夜は徹夜しても
拝見
(
はいけん
)
します」
恐怖の口笛
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
ヘヽー
成程
(
なるほど
)
、
何日
(
いつ
)
の
間
(
ま
)
に、
何
(
ど
)
うも
恐
(
おそ
)
れ
入
(
い
)
りましたことで、
併
(
しか
)
し
私
(
わたくし
)
一人で
拝見
(
はいけん
)
いたしますのも
些
(
ち
)
と
惜
(
をし
)
いやうで、
彼所
(
あれ
)
に
詰合
(
つめあつ
)
て
居
(
ゐ
)
る
者共
(
ものども
)
にも一
応
(
おう
)
見せてやりたく
心得
(
こゝろえ
)
ますが……。
華族のお医者
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「ええ、ありがとう。
拝見
(
はいけん
)
しましょう。」
チュウリップの幻術
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
何
(
なん
)
だ
其様
(
そん
)
な
尾籠
(
びろう
)
なことを
云
(
い
)
つちやアなりませんよ、
結構
(
けつこう
)
な
御軸
(
おぢく
)
でございますと
云
(
い
)
ふんだ、出して見せるか
掛
(
か
)
けて見せるか知らんけれども
掛
(
か
)
けて
有
(
あ
)
つたら
先
(
ま
)
づ
辞儀
(
じぎ
)
をして、一
応
(
おう
)
拝見
(
はいけん
)
して
にゆう
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
誠にどうもお
仕立
(
したて
)
と
申
(
まう
)
し、お
落着
(
おちつき
)
のある
流石
(
さすが
)
は
松花堂
(
しようくわだう
)
はまた別でございます、あゝ
結構
(
けつこう
)
な
御品
(
おしな
)
で、
斯様
(
かやう
)
なお
道具
(
だうぐ
)
を
拝見
(
はいけん
)
致
(
いた
)
すのは
私共
(
わたくしども
)
の
眼
(
め
)
の
修業
(
しゆげふ
)
に
相成
(
あひな
)
りますと
云
(
い
)
つて、
身
(
み
)
を
卑下
(
ひげ
)
するんだ。
にゆう
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
又
(
また
)
折々
(
をり/\
)
は
其
(
そ
)
のお
方
(
かた
)
のお
供
(
とも
)
をいたして、
大坂
(
おほさか
)
で
有名
(
いうめい
)
な
藤田様
(
ふぢたさま
)
の
御別荘
(
ごべつさう
)
へ
参
(
まゐ
)
りまして、お
座敷
(
ざしき
)
を
拝見
(
はいけん
)
したり、
御懐石
(
ごくわいせき
)
を
頂戴
(
ちやうだい
)
した
跡
(
あと
)
で
薄茶
(
うすちや
)
を
頂
(
いたゞ
)
いたりして、誠に
此上
(
このうへ
)
もない
結構
(
けつこう
)
な事でございます。
牛車
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“拝見”の意味
《名詞》
拝見 (はいけん、他動サ変)
「見る」の謙譲語。
「御能拝見」の略。
(出典:Wiktionary)
拝
常用漢字
小6
部首:⼿
8画
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
“拝”で始まる語句
拝
拝跪
拝謁
拝借
拝殿
拝領
拝眉
拝所
拝趨
拝聴