“はいけん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
佩剣58.4%
拝見19.5%
拜見14.3%
沛県5.2%
佩劔1.3%
剣佩1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
佩剣(はいけん)を、特にガチャガチャいわせて、近よりざま、振り上げた庸之助の手を掴んだ。俥夫は汗を拭き拭き、出来るだけ上手に弁明し始めた。
日は輝けり (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
「なに、これも侯爵(こうしゃく)のお城。いやどうも、お庭といい、建物(たてもの)といい、こんなりっぱなお城は見たことがないわい。では、拝見(はいけん)しよう。どうぞ案内(あんない)をたのみますぞ。」
「さうですな、拜見(はいけん)に出(で)ても可(よ)うがす」と輕(かる)く受合(うけあ)つたが、別(べつ)に氣(き)の乘(の)つた樣子(やうす)もないので、御米(およね)は腹(はら)の中(なか)で少(すこ)し失望(しつばう)した。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
彭城(ほうじょう)の曼才(まんさい)、会稽(かいけい)の徳潤(とくじゅん)、沛県(はいけん)の敬文、汝南(じょなん)の徳枢(とくすう)、呉郡の休穆(きゅうぼく)、また公紀、烏亭(うてい)の孔休(こうきゅう)など。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
広場には第二の部隊が整列したところで、ランタンの小さい灯かげが若い巡査たちの逞しい姿を照らし、夜目にもあざやかに佩劔(はいけん)がキラキラと光っていた。
学校騒動 (新字新仮名) / 尾崎士郎(著)
高帽(こうぼう)腕車(わんしゃ)はいたるところ剣佩(はいけん)馬蹄(ばてい)の響きと入り乱れて、維新当年の京都のにぎあいを再びここ山陽に見る心地(ここち)せられぬ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)