沛県はいけん)” の例文
燕王乃ち館陶かんとうより渡りて、東阿とうあを攻め、汶上ぶんじょうを攻め、沛県はいけんを攻めて之を略し、遂に徐州じょしゅうに進み、城兵をおどしてあえて出でざらしめて南行し、三月宿州しゅくしゅうに至り
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
彭城ほうじょう曼才まんさい会稽かいけい徳潤とくじゅん沛県はいけんの敬文、汝南じょなん徳枢とくすう、呉郡の休穆きゅうぼく、また公紀、烏亭うてい孔休こうきゅうなど。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
沛県はいけんのひとで、そう美人というほどでもない。単に、清楚せいそな婦人である。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
まもなくまた、はく中の大兵は、徐州じょしゅう沛県はいけん芒蕩山ぼうとうざんへ出撃して行った。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)