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邊
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べ
ふりがな文庫
“
邊
(
べ
)” の例文
新字:
辺
この時市の
邊
(
べ
)
の
忍齒
(
おしは
)
の王
三
を
相率
(
あとも
)
ひて、淡海にいでまして、その野に到りまししかば、おのもおのも
異
(
こと
)
に假宮を作りて、宿りましき。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
今
(
いま
)
我
(
わ
)
れ
松野
(
まつの
)
を
捨
(
す
)
てゝ
竹村
(
たけむら
)
の
君
(
きみ
)
まれ
誰
(
た
)
れにまれ、
寄
(
よ
)
る
邊
(
べ
)
を
开所
(
そこ
)
と
定
(
さ
)
だめなば
哀
(
あは
)
れや
雪三
(
せつざう
)
は
身
(
み
)
も
狂
(
きやう
)
すべし、
我
(
わが
)
幸福
(
かうふく
)
を
求
(
もと
)
むるとて
可惜
(
あたら
)
忠義
(
ちうぎ
)
の
身
(
み
)
世
(
よ
)
の
嗤笑
(
ものわらひ
)
にさせるゝことかは
たま襻
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
われはあはれなる少女の、獨りいかなる道の
邊
(
べ
)
に
蹲
(
うづくま
)
り居るかを思ひ遣りぬ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
石の
邊
(
べ
)
は
朴
(
ほほ
)
の
散花
(
ちりばな
)
數ふえて
梅雨
(
つゆ
)
の日癖の雨期に入りにし
白南風
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
又思ふ、路の
邊
(
べ
)
をあさりゆく
物乞
(
ものごひ
)
の
漂浪人
(
さすらひびと
)
を
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
▼ もっと見る
見
(
み
)
ずやとも
邊
(
べ
)
に
越賀
(
こが
)
の
松
(
まつ
)
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
梅が香ぞする海の
邊
(
べ
)
に
藤村詩抄:島崎藤村自選
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
思に堪へで磯の
邊
(
べ
)
の
泣菫詩抄
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
天皇、御歳
一百六十八歳
(
ももぢあまりむそぢやつ
)
、(戊寅の年の十二月に崩りたまひき。)御陵は、
山
(
やま
)
の
邊
(
べ
)
の
道
(
みち
)
の
勾
(
まがり
)
の
岡
(
をか
)
の
上
(
へ
)
一九
にあり。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
もとは
檀家
(
だんか
)
の一
人
(
にん
)
成
(
なり
)
しが
早
(
はや
)
くに
良人
(
おつと
)
を
失
(
うし
)
なひて
寄
(
よ
)
る
邊
(
べ
)
なき
身
(
み
)
の
暫時
(
しばらく
)
こゝにお
針
(
はり
)
やとひ
同樣
(
どうやう
)
、
口
(
くち
)
さへ
濡
(
ぬ
)
らさせて
下
(
くだ
)
さらばとて
洗
(
あら
)
ひ
濯
(
そゝ
)
ぎよりはじめてお
菜
(
さい
)
ごしらへは
素
(
もと
)
よりの
事
(
こと
)
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
足一つ
騰
(
あが
)
り、雲の
邊
(
べ
)
に
坐
(
ま
)
す。
新頌
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
この天皇、
葛城
(
かづらき
)
の
曾都毘古
(
そつびこ
)
の子、
葦田
(
あしだ
)
の宿禰が女、名は
黒比賣
(
くろひめ
)
の命に娶ひて、生みませる御子、
市
(
いち
)
の
邊
(
べ
)
の
忍齒
(
おしは
)
の王
三
、次に
御馬
(
みま
)
の王、次に妹
青海
(
あをみ
)
の郎女、またの名は
飯豐
(
いひとよ
)
の郎女三柱。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
外
(
ほか
)
に
寄
(
よ
)
る
邊
(
べ
)
のなき
身
(
み
)
なるを、
妹
(
いもと
)
とも
娘
(
むすめ
)
とも
斷念
(
あきら
)
めて、
教
(
おし
)
へ
立
(
たて
)
られなば
嬉
(
うれ
)
しきぞと、
松野
(
まつの
)
が
膝
(
ひざ
)
ゆり
動
(
うご
)
かして
涙
(
なみだ
)
ぐめば、
雪三
(
せつざう
)
身
(
み
)
を
退
(
しさ
)
りて
頭
(
かしら
)
を
下
(
さ
)
げつゝ、
分
(
ぶん
)
にあまりし
仰
(
おほ
)
せお
答
(
こた
)
への
言葉
(
ことば
)
もなし
たま襻
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
この天皇、
葛城
(
かずらき
)
のソツ彦の
子
(
こ
)
のアシダの宿禰の女の
黒姫
(
くろひめ
)
の命と結婚してお
生
(
う
)
みになつた
御子
(
みこ
)
は、
市
(
いち
)
の
邊
(
べ
)
のオシハの王・ミマの王・アヲミの
郎女
(
いらつめ
)
、又の名はイヒトヨの郎女のお三
方
(
かた
)
です。
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
振向
(
ふりむ
)
ひて
見
(
み
)
てくれねば
此方
(
こちら
)
も
追
(
お
)
ひかけて
袖
(
そで
)
を
捉
(
と
)
らへるに
及
(
およ
)
ばず、
夫
(
それ
)
なら
廢
(
よ
)
せとて
夫
(
そ
)
れ
限
(
ぎ
)
りに
成
(
な
)
りまする、
相手
(
あいて
)
はいくらもあれども一
生
(
せう
)
を
頼
(
たの
)
む
人
(
ひと
)
が
無
(
な
)
いのでござんすとて
寄
(
よ
)
る
邊
(
べ
)
なげなる
風情
(
ふぜい
)
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
寄
(
よ
)
る
邊
(
べ
)
なき
御身
(
おんみ
)
憐
(
あは
)
れやとの
情
(
じやう
)
やう/\
長
(
ちやう
)
じては、
我
(
わ
)
れ
一人
(
ひとり
)
をば
天
(
あま
)
が
下
(
した
)
の
頼
(
たの
)
もし
人
(
びと
)
にして、一にも
松野
(
まつの
)
二にも
松野
(
まつの
)
と、
隔
(
へ
)
だてなく
遠慮
(
ゑんりよ
)
なく
甘
(
あま
)
へもしつ
㑃強
(
すね
)
もしつ、
睦
(
むつ
)
れよる
心
(
こゝろ
)
愛
(
あい
)
らしさよと
思
(
おも
)
ひしが
たま襻
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
邊
部首:⾡
19画
“邊”を含む語句
四邊
其邊
此邊
海邊
頬邊
枕邊
爐邊
身邊
近邊
縁邊
奈邊
公邊
周邊
天邊
番町邊
川邊
上邊
片邊
口邊
傍邊
...