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此位
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このくらゐ
ふりがな文庫
“
此位
(
このくらゐ
)” の例文
内山君
(
うちやまくん
)
足下
(
そくか
)
、
先
(
ま
)
づ
此位
(
このくらゐ
)
にして
置
(
お
)
かう。さて
斯
(
かく
)
の
如
(
ごと
)
くに
僕
(
ぼく
)
は
戀
(
こひ
)
其物
(
そのもの
)
に
隨喜
(
ずゐき
)
した。これは
失戀
(
しつれん
)
の
賜
(
たまもの
)
かも
知
(
し
)
れない。
明後日
(
みやうごにち
)
は
僕
(
ぼく
)
は
歸京
(
きゝやう
)
する。
湯ヶ原より
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
若
(
も
)
しアヽー
何
(
ど
)
うも
此
(
この
)
お
襖
(
ふすま
)
は
何
(
なん
)
どす、
銀錆
(
ぎんさび
)
で時代が十
分
(
ぶん
)
に見えますな、
此方
(
こツちや
)
は
古渡更紗
(
こわたりさらさ
)
の
交貼
(
まぜはり
)
で、へえー
何
(
ど
)
うも
能
(
よ
)
く
此位
(
このくらゐ
)
お集めになりましたな、へい、
戴
(
いたゞ
)
きます
世辞屋
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
あゝ/\!
戀
(
こひ
)
の
影坊師
(
かげばうし
)
でさへ
此位
(
このくらゐ
)
嬉
(
うれ
)
しいとすると、
遂
(
と
)
げられた
眞
(
まこと
)
の
戀
(
こひ
)
は、まア、どんなに
樂
(
たの
)
しからうぞ?
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
誰
(
た
)
が
目
(
め
)
にも
見違
(
みちが
)
へるわけのものではないが
図抜
(
づぬけ
)
て
余
(
あま
)
り
大
(
おほき
)
いから
一寸
(
ちよツと
)
は
気
(
き
)
がつかぬであつた、
何
(
なん
)
の
畠
(
はたけ
)
でも、
甚麼
(
どんな
)
履歴
(
りれき
)
のある
沼
(
ぬま
)
でも、
此位
(
このくらゐ
)
な
蛭
(
ひる
)
はあらうとは
思
(
おも
)
はれぬ。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
『
丁度
(
ちやうど
)
此位
(
このくらゐ
)
の
權利
(
けんり
)
だらう』と
云
(
い
)
つて
公爵夫人
(
こうしやくふじん
)
は、『
豚
(
ぶた
)
が
跳
(
と
)
ぶくらゐのサ、それで、ト——』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
▼ もっと見る
昔
(
むか
)
し
叔父
(
をぢ
)
の
家
(
いへ
)
で、
是
(
これ
)
と
同
(
おな
)
じ
事
(
こと
)
を
遣
(
や
)
らせられた
時
(
とき
)
は、
暇潰
(
ひまつぶ
)
しの
慰
(
なぐさ
)
みとして、
不愉快
(
ふゆくわい
)
どころか
却
(
かへ
)
つて
面白
(
おもしろ
)
かつた
記憶
(
きおく
)
さへあるのに、
今
(
いま
)
ぢや
此位
(
このくらゐ
)
な
仕事
(
しごと
)
より
外
(
ほか
)
にする
能力
(
のうりよく
)
のないものと
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
悦
(
よろこ
)
び心の中には
此位
(
このくらゐ
)
なら
節季
(
せつき
)
師走
(
しはす
)
の中を來らず共能にと思ひけるゆゑ兄さん御前は夫でよからうが私は道々も
明暮
(
あけくれ
)
お前の事のみ
案
(
あん
)
じられて斯して
態々
(
わざ/\
)
來
(
くる
)
からは
切
(
せめ
)
ては
死目
(
しにめ
)
に
逢度
(
あひたし
)
と思ひて何なにか
苦勞
(
くらう
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
其頃
(
そのころ
)
諸侯方
(
しよこうがた
)
へ
召
(
め
)
され、
長兵衛
(
ちやうべゑ
)
が
此位
(
このくらゐ
)
の
値打
(
ねうち
)
が有るといふ時は、
直
(
ぢき
)
に
其
(
そ
)
の
代物
(
しろもの
)
を見ずに
長兵衛
(
ちやうべゑ
)
が
申
(
まう
)
しただけにお
買上
(
かひあげ
)
になつたと
云
(
い
)
ふし、
此人
(
このひと
)
は
大人
(
たいじん
)
でございますから
にゆう
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
『
誰
(
だれ
)
が
住
(
す
)
んでも
關
(
かま
)
はないのだらう』と
愛
(
あい
)
ちやんは
思
(
おも
)
ひました、『
此位
(
このくらゐ
)
の
身長
(
せい
)
では
駄目
(
だめ
)
よ、さうだ、
一
(
ひと
)
つ
彼等
(
かれら
)
を
驚
(
おど
)
ろかしてやらう!』と
云
(
い
)
つて
愛
(
あい
)
ちやんは、
再
(
ふたゝ
)
び
右手
(
みぎて
)
の
一
(
ひ
)
ト
片
(
かけ
)
を
舐
(
な
)
め
初
(
はじ
)
めました
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
お
前
(
めえ
)
さんの
処
(
とこ
)
から
頼
(
たの
)
みが
有
(
あ
)
つたので見に
来
(
き
)
た。主人「それは誠に
恐入
(
おそれい
)
ります。弥「手を
揃
(
そろ
)
へてお
辞儀
(
じぎ
)
をするんだが
何
(
ど
)
うだい……
此位
(
このくらゐ
)
で
丁度
(
ちやうど
)
揃
(
そろ
)
つて
居
(
ゐ
)
るか
居
(
ゐ
)
ねえか見てくれ。 ...
にゆう
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
然
(
さ
)
うよ。梅「へえゝ
巧
(
うま
)
く
出来
(
でき
)
てゐますね。×「お
前
(
まへ
)
何
(
ど
)
うして
眼
(
め
)
が
明
(
あ
)
いたんだ。梅「へえ
実
(
じつ
)
は二十一
日
(
にち
)
断食
(
だんじき
)
をしました、一
心
(
しん
)
が
届
(
とゞ
)
いたものと見えます。×「ムヽウ、まゝ
此位
(
このくらゐ
)
な
目出度
(
めでた
)
い事はないぜ。 ...
心眼
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
此
漢検準1級
部首:⽌
6画
位
常用漢字
小4
部首:⼈
7画
“此”で始まる語句
此方
此
此処
此家
此奴
此處
此間
此所
此頃
此様