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遣
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つかは
ふりがな文庫
“
遣
(
つかは
)” の例文
致して見ん夫に就て
急々
(
きふ/\
)
古河
(
こが
)
へ
相談
(
さうだん
)
なし
度
(
たき
)
ものなれども外の人を
遣
(
つかは
)
しては事の
分
(
わか
)
るまじければ
詮方
(
せんかた
)
なし我古河へ行きて吉右衞門殿に
面談
(
めんだん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
自分が先づ
遣
(
つかは
)
した斥候のやうに考へたのです。その斥候が巧く遣つたので、もう
俺
(
おれ
)
が出かけても大丈夫だと思つたのです。
反古
(旧字旧仮名)
/
小山内薫
(著)
夜になつて、私に會ひ度い氣分におなりのときに私を呼びにお
遣
(
つかは
)
しになつて下さいまし。そしたら私、參ります。その他のときはいけませんわ。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
それ
故
(
ゆゑ
)
にこれ
等
(
ら
)
の
異變
(
いへん
)
がある
度
(
たび
)
に、
奉幣使
(
ほうへいし
)
を
遣
(
つかは
)
して
祭祀
(
さいし
)
を
行
(
おこな
)
ひ、
或
(
あるひ
)
は
神田
(
しんでん
)
を
寄進
(
きしん
)
し、
或
(
あるひ
)
は
位階
(
いかい
)
勳等
(
くんとう
)
を
進
(
すゝ
)
めて
神慮
(
しんりよ
)
を
宥
(
なだ
)
め
奉
(
たてまつ
)
るのが、
朝廷
(
ちようてい
)
の
慣例
(
かんれい
)
であつた。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
ハヽー少し
逆上
(
ぎやくじやう
)
して
居
(
ゐ
)
るやうぢやから、カルメロを一
分
(
ぶ
)
三
厘
(
りん
)
にヤーラツパを五
分
(
ふん
)
調合
(
てうがふ
)
して
遣
(
つかは
)
すから、
小屋
(
こや
)
へ
帰
(
かへ
)
つて一
日
(
にち
)
に三
囘
(
くわい
)
の
割合
(
わりあひ
)
で
服薬
(
ふくやく
)
いたすがよい。
華族のお医者
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
「わたくしもさやう申して
遣
(
つかは
)
しませうかと存じてをりました。お留守の間は外へは出ません積でございます。」
魔睡
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
「それは何でもない事だ。後刻平次と言ふ御用聞を
遣
(
つかは
)
しませうと、はつきり斷つてある」
銭形平次捕物控:003 大盗懺悔
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
すると上奏に及んだものがある、これは
師
(
いくさ
)
を動かさるるまでもない、
一人
(
いちにん
)
の将を
河上
(
かじよう
)
へ
遣
(
つかは
)
して、賊の
方
(
かた
)
に向つて
孝経
(
こうきよう
)
を読せられた事ならば、賊は
自
(
おのづ
)
から消滅せん、は好いぢやないか。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
そのうちに僕に
銭
(
ぜに
)
を呉れたのを記したところが処々に見つかる。明治十九年十月十五日曇り。二銭柿代富太郎、茂吉え
遣
(
つかは
)
し。明治二十年七月十五日。四銭茂吉え遣し。明治廿三年正月七日。
念珠集
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
ロミオ
此
(
この
)
黄金
(
こがね
)
を
遣
(
つかは
)
すぞ、これこそは
人
(
ひと
)
の
心
(
こゝろ
)
の
大毒藥
(
だいどくやく
)
ぢゃ、
汝
(
おぬし
)
が
賣
(
う
)
りかぬる
此
(
この
)
些末
(
さまつ
)
なる
藥種
(
やくしゅ
)
よりも
此
(
この
)
濁世
(
ぢょくせ
)
では
遙
(
はるか
)
に
怖
(
おそろ
)
しい
人殺
(
ひとごろ
)
しをするもの。
汝
(
おぬし
)
では
無
(
な
)
うて
予
(
わし
)
こそは
毒
(
どく
)
を
賣
(
う
)
るのぢゃ。さらば。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
ひとゝせ
歳越
(
としこし
)
の
夜
(
よ
)
、
余
(
よ
)
が
点
(
てん
)
をしたる
俳諧
(
はいかい
)
の
巻
(
まき
)
を
懐
(
ふところ
)
にし、
俳友
(
はいいう
)
兎角子
(
とかくし
)
を
伴
(
ともな
)
ひ、その
巻
(
まき
)
の
催主
(
さいしゆ
)
のもとへいたりて巻を
主
(
あるじ
)
に
遣
(
つかは
)
しければ、よろこびて、
今夜
(
こよひ
)
はめでたき夜なり、ゆる/\
語
(
かた
)
り玉へとて
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
次いで、尊氏は使者を比叡山に
遣
(
つかは
)
し、偽り降つて、天皇の御還幸を乞ひ奉り、天皇が還幸あらせられると、
花山院
(
くわざんゐん
)
に幽し奉つたので、天皇は夜に乗じて、神器を奉じて吉野に行幸あらせられた。
二千六百年史抄
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
宵に女にあひて必ず後にあはんとちかごとをたてさせてあしたに
遣
(
つかは
)
しける
少将滋幹の母
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
馬喰町
旅籠屋清兵衞方
(
はたごやせいべゑかた
)
へ
遣
(
つか
)
はされ吉三郎が母を
隨分
(
ずゐぶん
)
勞
(
いたは
)
り申すべし一兩日中には吉三郎を無事に返し
遣
(
つかは
)
さん
夫迄
(
それまで
)
は
能々
(
よく/\
)
看病
(
かんびやう
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
遣
(
つかは
)
しまして歸さうと致しましたが、いちと申す娘がどうしても聽きませぬ。とうとう願書を
最後の一句
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
「不承を
有仰
(
おつしや
)
るところは少しも有りはしません、その代り
何分
(
なんぶん
)
か
今日
(
こんにち
)
お
遣
(
つかは
)
し下さい」
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
其方
(
そのはう
)
懷妊
(
くわいにん
)
の由我等血筋に相違是なし
若
(
もし
)
男子
(
なんし
)
出生
(
しゆつしやう
)
に於ては時節を以て呼出すべし女子たらば其方の勝手に致すべし後日證據の爲め
我等
(
われら
)
身
(
み
)
に添大切に致し候
短刀
(
たんたう
)
相添
(
あひそへ
)
遣
(
つかは
)
し置者也依て如件
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
畫人武清上州
桐生
(
きりふ
)
に
遊候時
(
あそびそろとき
)
、桐生の
何某
(
なにがし
)
申候には、數年
玉池
(
ぎよくち
)
へ詩を直してもらひに
遣
(
つかは
)
し
候
(
さふら
)
へ
共
(
ども
)
、
兎角
(
とかく
)
斧正
(
ふせい
)
麤漏
(
そろう
)
にて、時として同字などある時もありてこまり申候、これよりは五山へ
願可申候間
(
ねがひまうすべくそろあひだ
)
寿阿弥の手紙
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
正虎が「此度は右衞門佐殿
公事
(
くじ
)
御勝利になられて、祝著に存ずる、去りながら萬一右衞門佐殿配所へ
遣
(
つかは
)
される事になつたのであつたら、
面々
(
めん/\
)
はなんとなされたのであつたか、しかと承つて置きたい」
栗山大膳
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
「五月一日。晴。長女河合へ
遣
(
つかは
)
す。
去
(
さんぬる
)
十七日友翁旅中病死之悔。」
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
遣
常用漢字
中学
部首:⾡
13画
“遣”を含む語句
気遣
心遣
打遣
小遣
遣放
小遣銭
御遣
目遣
小遣錢
詞遣
遣度
思遣
氣遣
差遣
遣付
小遣取
遣込
見遣
遣切
眼遣
...