このとき私たちは、彼女の発議で取ってみた缶詰の羊羹に「日本和歌山市名産」という紙が貼ってあるその愉快さにおどろいている。
下総屋は「おかめ」の甘酒から、舟和はいも羊羹製造から、わずかな月日に、いまのようなさまにまでおの/\仕上げたのである。
かつて漱石先生は「草枕」の中で羊羹の色を讃美しておられたことがあったが、そう云えばあの色などはやはり瞑想的ではないか。
“羊羹”の解説
羊羹(ようかん)は、一般には小豆を主体とした餡を型(羊羹舟)に流し込み寒天で固めた和菓子である。
寒天の添加量が多くしっかりとした固さの煉羊羹(ねりようかん)と、寒天が少なく瑞々しく柔らかい水羊羹(みずようかん)がある。また、寒天で固めるのではなく、小麦粉や葛粉を加えて蒸し固める製法もあり、これは蒸し羊羹と呼ばれる。単に「羊羹」と称した場合は煉羊羹を指すことが多い。
煉羊羹は糖度が高いため保存性が高く、適切な状態で保存すれば常温で1年以上の長期保存が可能なものが多い。この特徴を生かして非常食、保存食としても販売されているものもある。また、糖度が高く、少量でも高カロリーであり、体内ですぐにエネルギーに変換されることから、スポーツの補給食としても注目されている。
(出典:Wikipedia)
寒天の添加量が多くしっかりとした固さの煉羊羹(ねりようかん)と、寒天が少なく瑞々しく柔らかい水羊羹(みずようかん)がある。また、寒天で固めるのではなく、小麦粉や葛粉を加えて蒸し固める製法もあり、これは蒸し羊羹と呼ばれる。単に「羊羹」と称した場合は煉羊羹を指すことが多い。
煉羊羹は糖度が高いため保存性が高く、適切な状態で保存すれば常温で1年以上の長期保存が可能なものが多い。この特徴を生かして非常食、保存食としても販売されているものもある。また、糖度が高く、少量でも高カロリーであり、体内ですぐにエネルギーに変換されることから、スポーツの補給食としても注目されている。
(出典:Wikipedia)