トップ
>
『花燭』
ふりがな文庫
『
花燭
(
かしょく
)
』
祝言の夜ふけ、新郎と新婦が将来のことを語り合っていたら、部屋の襖のそとでさらさら音がした。ぎょっとして、それから二人こわごわ這い出し、襖をそっとあけてみると、祝い物の島台に飾られてある伊勢海老が、まだ生きていて、大きな髭をゆるくうごかしてい …
著者
太宰治
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
1939(昭和14)年5月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約38分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間2分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
稍
(
や
)
拙
(
つた
)
嶮
(
けん
)
訛
(
なまり
)
嗄
(
しわが
)
嬰児
(
えいじ
)
拭
(
ぬぐ
)
艱難
(
かんなん
)
虐待
(
ぎゃくたい
)
蘇生
(
そせい
)
薄日
(
うすび
)
蔦
(
つた
)
蓬髪
(
ほうはつ
)
蒼
(
あお
)
茅
(
かや
)
芋
(
いも
)
衷心
(
ちゅうしん
)
背丈
(
せたけ
)
羊羹
(
ようかん
)
罵
(
ののし
)
縅
(
おどし
)
綽名
(
あだな
)
糊
(
のり
)
粉
(
こ
)
稀
(
まれ
)
祟
(
たた
)
祝言
(
しゅうげん
)
硝子
(
ガラス
)
途方
(
とほう
)
鬚
(
ひげ
)
髭
(
ひげ
)
驚愕
(
きょうがく
)
首肯
(
うなず
)
顎
(
あご
)
頗
(
すこぶ
)
阿呆
(
あほう
)
開
(
あ
)
鎧
(
よろい
)
鋏
(
はさみ
)
銘仙
(
めいせん
)
蚤
(
のみ
)
逆立
(
さかだ
)
転輾
(
てんてん
)
躊躇
(
ちゅうちょ
)
足蹶
(
あしげ
)
謂
(
い
)
覗
(
のぞ
)
襖
(
ふすま
)
袴
(
はかま
)
甚
(
はなは
)
術
(
すべ
)
嗚咽
(
おえつ
)
怜悧
(
れいり
)
廃頽
(
はいたい
)
廃残
(
はいざん
)
峻厳
(
しゅんげん
)
島台
(
しまだい
)
就
(
つ
)
姪
(
めい
)
土産
(
みやげ
)
囁
(
ささや
)
嘲
(
あざけ
)
嘗
(
な
)
怪我
(
けが
)
呟
(
つぶや
)
呉
(
く
)
合掌
(
がっしょう
)
卑
(
いや
)
剣幕
(
けんまく
)
剃
(
そ
)
傲慢
(
ごうまん
)
借衣
(
かりぎ
)
依
(
よ
)
以
(
もっ
)
注
(
つ
)
甥
(
おい
)
乃至
(
ないし
)
為替
(
かわせ
)
澱
(
よど
)
滑稽
(
こっけい
)
渾沌
(
こんとん
)
淵
(
ふち
)
淋
(
さび
)
海老
(
えび
)
流石
(
さすが
)
痩
(
や
)
歪曲
(
わいきょく
)
横
(
よこた
)
指弾
(
しだん
)
拠
(
よ
)
所謂
(
いわゆる
)
所詮
(
しょせん
)
或
(
ある
)
悪戯
(
いたずら
)
恭倹
(
きょうけん
)
恨
(
うら
)