トップ
>
『ひやめし物語』
ふりがな文庫
『
ひやめし物語
(
ひやめしものがたり
)
』
大四郎は一日のうち少なくとも二度は母の部屋へはいってゆく、「お母さんなにかありませんか」と、云うことは定っている。云わないで黙っているときもある。ながいあいだの習慣だから母親の椙女は、彼がそう云おうと黙っていようと、茶箪笥のほうへ振返って、 …
著者
山本周五郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「講談雑誌」博文館、1947(昭和22)年4月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約32分(500文字/分)
朗読目安時間
約54分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
拘
(
こだわ
)
外
(
そ
)
端
(
はず
)
鶴
(
かく
)
喰
(
た
)
代
(
しろ
)
厚顔
(
あつか
)
哀
(
かな
)
定
(
きま
)
容
(
かたち
)
扶持
(
ぶち
)
捲
(
まく
)
暢
(
のん
)
検
(
あらた
)
溜
(
た
)
煎
(
い
)
目叩
(
またた
)
箪笥
(
だんす
)
籠
(
こ
)
衒
(
て
)
鳶
(
とんび
)
仰
(
おっ
)
位牌
(
いはい
)
例
(
ためし
)
俤
(
おもかげ
)
傷
(
いた
)
傾
(
かし
)
儲
(
もう
)
其許
(
そこもと
)
凛
(
りん
)
半刻
(
はんとき
)
協
(
かな
)
厨
(
くりや
)
厩
(
うまや
)
厭
(
いや
)
吊
(
つ
)
呉
(
く
)
呟
(
つぶや
)
呷
(
あお
)
咎
(
とが
)
嘶
(
いなな
)
噤
(
つぐ
)
囁
(
ささや
)
土塀
(
どべい
)
土釜
(
どがま
)
埃立
(
ほこりだ
)
奇覯
(
きこう
)
嫂
(
あによめ
)
家禄
(
かろく
)
寧
(
むし
)
対立
(
ついたて
)
就
(
つ
)
巨
(
おお
)
愛嬌
(
あいきょう
)
懸
(
か
)
戸納
(
とだな
)
手許
(
てもと
)
折檻
(
せっかん
)
拵
(
こしら
)
挾
(
はさ
)
捺
(
お
)
捻
(
ひね
)
揶揄
(
やゆ
)
撫
(
な
)
擬
(
まが
)
断崖
(
だんがい
)
暢気
(
のんき
)
暫
(
しばら
)
更紗
(
さらさ
)
書肆
(
しょし
)
朧
(
おぼろ
)
桔梗
(
ききょう
)
椙女
(
すぎじょ
)
楢
(
なら
)
止
(
や
)
正
(
まさ
)
此処
(
ここ
)
殖
(
ふ
)
河重
(
かわじゅう
)
淹
(
い
)
溢
(
あふ
)
漲
(
みなぎ
)
甦
(
よみがえ
)
瘤
(
こぶ
)
癌
(
がん
)
盃
(
さかずき
)
目利
(
めきき
)
眩
(
まぶ
)
眸子
(
ひとみ
)
睨
(
にら
)
瞠
(
みは
)
箸休
(
はしやす
)
精
(
くわ
)
紐
(
ひも
)
紙屑
(
かみくず
)
綴糸
(
とじいと
)
纒
(
まと
)
羊羹
(
ようかん
)
肴
(
さかな
)
腑
(
ふ
)