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せいし
ふりがな文庫
“
生死
(
せいし
)” の例文
釣
(
つ
)
れると
釣
(
つ
)
れぬは
生死
(
せいし
)
の
分
(
わか
)
れ
目
(
め
)
、
日出雄少年
(
ひでをせうねん
)
は
眼
(
め
)
をまんまるにして、
此
(
この
)
凄
(
すさ
)
まじき
光景
(
くわうけい
)
を
眺
(
なが
)
めて
居
(
を
)
つたが、
可憐
(
かれん
)
の
姿
(
すがた
)
は
後
(
うしろ
)
から
私
(
わたくし
)
を
抱
(
いだ
)
き
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
産土
(
うぶすな
)
の
神
(
かみ
)
があって、
生死
(
せいし
)
、
疾病
(
しっぺい
)
、
諸種
(
しょしゅ
)
の
災難等
(
さいなんとう
)
の
守護
(
しゅご
)
に
当
(
あた
)
ってくれればこそ、
地上
(
ちじょう
)
の
人間
(
にんげん
)
は
初
(
はじ
)
めてその
日
(
ひ
)
その
日
(
ひ
)
の
生活
(
せいかつ
)
が
営
(
いとな
)
めるのじゃ。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
はすっぱの
娘
(
むすめ
)
は、はじめのうちこそ、その
帰
(
かえ
)
りを
待
(
ま
)
ったけれど、
生死
(
せいし
)
がわからなくなると、はやくも、あきらめてしまいました。
海のまぼろし
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それで母と相談をして、お力を
拝借
(
はいしゃく
)
に
上
(
あが
)
ったわけなのでございます。どう
思召
(
おぼしめ
)
しましょうか、父の
生死
(
せいし
)
のほどは
爬虫館事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「
食
(
く
)
ふに
困
(
こま
)
らないと思つて、さう
無精
(
ぶせう
)
な
顔
(
かほ
)
をしなくつて
好
(
よ
)
からう。もう少し
判然
(
はんぜん
)
として
呉
(
く
)
れ。
此方
(
こつち
)
は
生死
(
せいし
)
の
戦
(
たゝかひ
)
だ」と云つて、寺尾は
小形
(
こがた
)
の本をとん/\と
椅子
(
いす
)
の
角
(
かど
)
で二返
敲
(
たゝ
)
いた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
故郷
(
こきやう
)
の
風景
(
ふうけい
)
は
舊
(
もと
)
の
通
(
とほ
)
りである、
然
(
しか
)
し
自分
(
じぶん
)
は
最早
(
もはや
)
以前
(
いぜん
)
の
少年
(
せうねん
)
ではない、
自分
(
じぶん
)
はたゞ
幾歳
(
いくつ
)
かの
年
(
とし
)
を
増
(
ま
)
したばかりでなく、
幸
(
かう
)
か
不幸
(
ふかう
)
か、
人生
(
じんせい
)
の
問題
(
もんだい
)
になやまされ、
生死
(
せいし
)
の
問題
(
もんだい
)
に
深入
(
ふかい
)
りし
画の悲み
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
成経 わしは弓矢にかけて
誓
(
ちか
)
いました。俊寛殿と
生死
(
せいし
)
をともにすることを。
俊寛
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
生死
(
せいし
)
一
川
(
せん
)
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
しかしなあ
小西
(
こにし
)
、おれは、いつもこの
隊
(
たい
)
にいるものは、
生死
(
せいし
)
を一つにすると
思
(
おも
)
っているのだ。そうとしか
考
(
かんが
)
えられない。
戦友
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
私
(
わたくし
)
は
今更
(
いまさら
)
ながら
生死
(
せいし
)
の
境
(
さかい
)
を
越
(
こ
)
えて、
少
(
すこ
)
しも
変
(
かわ
)
っていない
良人
(
おっと
)
の
姿
(
すがた
)
に
驚嘆
(
きょうたん
)
の
眼
(
め
)
を
見張
(
みは
)
らずにはいられませんでした。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
第一に、
生死
(
せいし
)
のほども確かでないキャバレー・エトワールの主人オトー・ポントスを探しだすこと。
恐怖の口笛
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
私
(
わたくし
)
と
同
(
おな
)
じ
滊船
(
ふね
)
で、はる/″\
日本
(
につぽん
)
へ
歸國
(
きこく
)
の
途中
(
とちう
)
、
暗黒
(
あんこく
)
なる
印度洋
(
インドやう
)
の
眞中
(
たゞなか
)
で
恐
(
おそ
)
る
可
(
べ
)
き
海賊船
(
かいぞくせん
)
の
襲撃
(
しふげき
)
に
遭
(
あ
)
ひ、
不運
(
ふうん
)
なる
弦月丸
(
げんげつまる
)
の
沈沒
(
ちんぼつ
)
と
共
(
とも
)
に、
夫人
(
ふじん
)
の
生死
(
せいし
)
は
未
(
ま
)
だ
私
(
わたくし
)
には
分
(
わか
)
らぬ
次第
(
しだい
)
だが
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
身体
(
からだ
)
が動かないから、心も働かないのか、心が居坐りだから、身体が怠けるのか、とにかく、双方
相
(
あい
)
び合って、
生死
(
せいし
)
の間に
彷徨
(
ほうこう
)
していたと見えて、しばらくは万事が
不明瞭
(
ふめいりょう
)
であった。
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
軽業師
(
かるわざし
)
にやれる
離
(
はな
)
れわざなら、なんで
人間
(
にんげん
)
生死
(
せいし
)
の
瀬戸際
(
せとぎわ
)
にできぬというはずがありましょう。
僕はこれからだ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
さて
産土
(
うぶすな
)
の
神様
(
かみさま
)
のお
任務
(
しごと
)
の
中
(
なか
)
で、
何
(
なに
)
より
大切
(
たいせつ
)
なのは、
矢張
(
やは
)
り
人間
(
にんげん
)
の
生死
(
せいし
)
の
問題
(
もんだい
)
でございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
私
(
わたくし
)
も
其
(
それ
)
を
知
(
し
)
らぬではない、けれど
今
(
いま
)
は
容易
(
ようゐ
)
ならざる
急變
(
きふへん
)
の
塲合
(
ばあひ
)
である、一
分
(
ぷん
)
一
秒
(
びやう
)
の
遲速
(
ちそく
)
は
彼方
(
かなた
)
難破船
(
なんぱせん
)
のためには
生死
(
せいし
)
の
堺界
(
わかれめ
)
かも
知
(
し
)
れぬ、
加
(
くは
)
ふるに
本船
(
ほんせん
)
右舷
(
うげん
)
の
當番
(
たうばん
)
水夫
(
すゐふ
)
は
眼
(
め
)
あれども
眼無
(
めな
)
きが
如
(
ごと
)
く
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
「
生死
(
せいし
)
だけは、
運命
(
うんめい
)
だからなあ。」
戦友
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“生死”の意味
《名詞》
生(い)きることと死(し)ぬこと。生きているか死んでいるか。
(しょうじ): (仏教) 迷い。生き替わり死に替わる迷いの世界。
(出典:Wiktionary)
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
死
常用漢字
小3
部首:⽍
6画
“生死”で始まる語句
生死事大
生死流転
生死殻
生死殼
生死一如
生死一路
生死不定
生死不明
生死以外
生死出離