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猛烈
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まうれつ
ふりがな文庫
“
猛烈
(
まうれつ
)” の例文
他日
(
たじつ
)
我
(
わ
)
が
海底戰鬪艇
(
かいていせんとうてい
)
が、
帝國軍艦旗
(
ていこくぐんかんき
)
を
飜
(
ひるがへ
)
して、
千艇※艦
(
せんていばんかん
)
の
間
(
あひだ
)
に
立
(
た
)
つの
時
(
とき
)
、
願
(
ねがは
)
くば
其
(
その
)
名
(
な
)
の
如
(
ごと
)
く、
神速
(
しんそく
)
に、
且
(
か
)
つ
猛烈
(
まうれつ
)
ならん
事
(
こと
)
を
望
(
のぞ
)
むのです。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
宗助
(
そうすけ
)
は
自分
(
じぶん
)
の
境遇
(
きやうぐう
)
やら
性質
(
せいしつ
)
が、
夫程
(
それほど
)
盲目的
(
まうもくてき
)
に
猛烈
(
まうれつ
)
な
働
(
はたらき
)
を
敢
(
あへ
)
てするに
適
(
てき
)
しない
事
(
こと
)
を
深
(
ふか
)
く
悲
(
かな
)
しんだ。
况
(
いは
)
んや
自分
(
じぶん
)
の
此
(
この
)
山
(
やま
)
で
暮
(
く
)
らすべき
日
(
ひ
)
は
既
(
すで
)
に
限
(
かぎ
)
られてゐた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
卓
(
たく
)
を
圍
(
かこ
)
んでてんでに
吐
(
は
)
き
出
(
だ
)
す
氣焔
(
きえん
)
の
猛烈
(
まうれつ
)
なるは
言
(
い
)
ふまでもないことで、
政論
(
せいろん
)
あり、
人物評
(
じんぶつひやう
)
あり、
經濟策
(
けいざいさく
)
あり
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
一體父は、余り物事に
頓着
(
とんちやく
)
せぬ、おつとりした、大まかな質でありながら、金といふ一段になると、體中の神經がピリ/\響を立てて働くかと思はれるばかり、
遣口
(
やりくち
)
が
猛烈
(
まうれつ
)
となる。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
石橋
(
いしばし
)
が
逢
(
あ
)
ひに行つても
逢
(
あ
)
はん、
私
(
わたし
)
から手紙を出しても返事が無い、もう
是迄
(
これまで
)
と
云
(
い
)
ふので、
私
(
わたし
)
が筆を取つて
猛烈
(
まうれつ
)
な
絶交状
(
ぜつかうじやう
)
を送つて、
山田
(
やまだ
)
と
硯友社
(
けんいうしや
)
との
縁
(
えん
)
は
都
(
みやこ
)
の
花
(
はな
)
の発行と
与
(
とも
)
に
断
(
たゝ
)
れて
了
(
しま
)
つたのです
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
▼ もっと見る
世
(
よ
)
に
獅子
(
しゝ
)
が
猛烈
(
まうれつ
)
だの、
狼
(
おほかみ
)
が
兇惡
(
きようあく
)
だのといつて、
此
(
この
)
猛狒
(
ゴリラ
)
ほど
恐
(
おそ
)
ろしい
動物
(
どうぶつ
)
はまたとあるまい、
動物園
(
どうぶつゑん
)
の
鐵
(
てつ
)
の
檻
(
おり
)
の
中
(
なか
)
に
居
(
を
)
る
姿
(
すがた
)
でも、
一見
(
いつけん
)
して
戰慄
(
せんりつ
)
する
程
(
ほど
)
の
兇相
(
あくさう
)
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
我
(
われ
)
に
三等
(
さんとう
)
の
弟子
(
でし
)
あり。
所謂
(
いはゆる
)
猛烈
(
まうれつ
)
にして
諸縁
(
しよえん
)
を
放下
(
はうげ
)
し、
專一
(
せんいつ
)
に
己事
(
こじ
)
を
究明
(
きうめい
)
する
之
(
これ
)
を
上等
(
じやうとう
)
と
名
(
な
)
づく。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
僕
(
ぼく
)
は一
念
(
ねん
)
こゝに
及
(
およ
)
べば
世
(
よ
)
の
倫理學者
(
りんりがくしや
)
、
健全先生
(
けんぜんせんせい
)
、
批評家
(
ひゝやうか
)
、なんといふ
動物
(
どうぶつ
)
を
地球外
(
ちきうぐわい
)
に
放逐
(
はうちく
)
したくなる、
西印度
(
にしいんど
)
の
猛烈
(
まうれつ
)
なる
火山
(
くわざん
)
よ、
何故
(
なにゆゑ
)
に
爾
(
なんぢ
)
の
熱火
(
ねつくわ
)
を
此種
(
このしゆ
)
の
動物
(
どうぶつ
)
の
頭上
(
づじやう
)
には
注
(
そゝ
)
がざりしぞ!
湯ヶ原より
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
非常
(
ひじやう
)
に
強烈
(
きようれつ
)
になつて、
殆
(
ほと
)
んど四百四十
馬力
(
ばりき
)
の
蒸滊機關
(
じようききくわん
)
に
匹敵
(
ひつてき
)
し
得
(
う
)
る
由
(
よし
)
、
此
(
この
)
猛烈
(
まうれつ
)
なる
動力
(
どうりよく
)
が、
接合桿
(
せつがふかん
)
をもつて
車外
(
しやぐわい
)
十二
個
(
こ
)
の
車輪
(
しやりん
)
を
動
(
うご
)
かし、
遂
(
つひ
)
に
此
(
この
)
堅固
(
けんご
)
なる
鐵檻
(
てつおり
)
の
車
(
くるま
)
は
進行
(
しんかう
)
を
始
(
はじ
)
めるのである。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
降
(
お
)
りる
時
(
とき
)
、ひゆうといふ
音
(
おと
)
がして、
頭
(
あたま
)
の
上
(
うへ
)
の
針線
(
はりがね
)
が
鳴
(
な
)
つたのに
氣
(
き
)
が
付
(
つ
)
いて、
空
(
そら
)
を
見
(
み
)
たら、
此
(
この
)
猛烈
(
まうれつ
)
な
自然
(
しぜん
)
の
力
(
ちから
)
の
狂
(
くる
)
ふ
間
(
あひだ
)
に、
何時
(
いつ
)
もより
明
(
あき
)
らかな
日
(
ひ
)
がのそりと
出
(
で
)
てゐた。
風
(
かぜ
)
は
洋袴
(
ずぼん
)
の
股
(
また
)
を
冷
(
つめ
)
たくして
過
(
す
)
ぎた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
猛
常用漢字
中学
部首:⽝
11画
烈
常用漢字
中学
部首:⽕
10画
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猛烈果敢