旧字:國許
	    
	
	
				
					半七捕物帳:07 奥女中 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
				
			
		
				
					幕末維新懐古談:79 その後の弟子の事 (新字新仮名) / 高村光雲(著)
				
			
		道中かかることの万一にもと、丹後守が心添えして附けられたものを、まだその国許を離れない先にこの有様では、なんと申しわけが立つ。
			
				
					大菩薩峠:04 三輪の神杉の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
				
			
		
				
					興津弥五右衛門の遺書(初稿) (新字新仮名) / 森鴎外(著)
				
			
		
				
					夢は呼び交す:――黙子覚書―― (新字新仮名) / 蒲原有明(著)
				
			
		
				
					良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
				
			
		
				
					茶話:02 大正五(一九一六)年 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
				
			
		その間には一時国許からの送金が絶え、生活に困ってホテルのコックやボーイまでやったことがあり、その外にも、又油絵に戻って見たり、建築の設計に手を出して見たり
			
		国許から母と妹とが来たので狭くなったからです。東片町は畠の中の粗末な普請です。庭先に大工の普請場があって、終日物音が絶えません。新築がつぎつぎに出来るためでしょう。
			
		それを発見したのは当時十歳で国許にいた安雄のいたずらの手柄ともいうべく、彼が土蔵の天井裏に這い上って、妙な包み物が梁にくくりつけてあるのを見つけ、それを取り下ろして調べて見ると
			
				
					一商人として:――所信と体験―― (新字新仮名) / 相馬愛蔵、相馬黒光(著)
				
			
		
				
					日本名婦伝:小野寺十内の妻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
				
			
		ははは、この大将が、はるばる国許から女を追っかけて来たんだ、そうして後生だから一目会わせてくれという頼みよ。
			
				
					大菩薩峠:13 如法闇夜の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
				
			
		父親は七十の古希に、国許で同士集まって、歌仙であったか、百韻であったか、俳諧を一巻き巻いた。それを書物にして配りたいという。書物は『八重桜』といった。
			
				
					夢は呼び交す:――黙子覚書―― (新字新仮名) / 蒲原有明(著)
				
			
		さうすれば国許へ帰つて殿様に再び仕へることが出来る……。
			
				
					良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
				
			
		
				
					宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
				
			
		それから足掛け三年もぐずぐずしていたが、いよいよ帰京することに決して国許を出発し、途中小倉に立寄った。鶴見はここで久しぶりに往年の少女と遇うことになった。
			
				
					夢は呼び交す:――黙子覚書―― (新字新仮名) / 蒲原有明(著)
				
			
		
				
					大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
				
			
		……源八、そういうわしの抱負だから、そんな物は、この身に不要だ。国許へ持って帰って、お寺の過去帳とでも一緒にしまっておくがいい
			
				
					宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
				
			
		もしや御老女様が遠方の国許へでもお帰りになってしまったあとは……と、それとなく身の行末に多少の不安を述べたのを、与八は耳にハサんでは来ましたが、もともと鈍感な男のことですから
			
				
					大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
				
			
		「……なれど、今さら、国許へも帰れぬのであろうが、悪因悪果というもの、無二斎どのも、地下で泣いておろうわい」
			
				
					宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
				
			
		
				
					宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)