“外様”のいろいろな読み方と例文
旧字:外樣
読み方割合
とざま91.4%
ほかさま8.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
国目付というのは幕府から外様とざま諸侯の国許くにもとへ派遣される監察官で、定員は二名または三名、任期は半年から一年の交代である。
あだこ (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
いわんや藤堂和泉守は外様とざま大名。事あれかしの際だから、かならず三十二万石に瑕がつくくらいなことは知っていよう。
「それでも、ちゃんと、おあとを見届けておいでになったものでございますから、外様ほかさまと違いまして、お断わり申すことはできないので困っておりまする……」
大菩薩峠:15 慢心和尚の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
(それでは外様ほかさまを伺います。)(ああ、行って来な。内じゃお座敷を廻らせないんだが、お前の事だ。)もっとも、(霞の五番さん)大島屋さんのお上さんのほかには
怨霊借用 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)