“外樣”の読み方と例文
新字:外様
読み方割合
とざま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、その一面、外樣とざまの大名達などは、無限に鐵砲を欲しがり、それが黄金何十枚何百枚といふ高價で賣買された事も事實で、從つて拔け荷を扱ふ奸商共かんしやうどもには、これが何よりの餌でもあつたのです。
豊家恩顧の大名は代變り乍らまだ諸國に殘つて居る時なり、その上、天草騷動、由比正雪の隱謀いんぼうなどですつかり脅かされた幕府は、外樣とざま大名に對して、極度に警戒して居たのも無理のないことでした。