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『微笑』
ふりがな文庫
『
微笑
(
びしょう
)
』
私は遂に女と別れてしまった。一つは周囲の事情が許さなかったのと、一つは私達の心も初めの間ほどの緊張を失ってしまっていたのと、二つの理由から互に相談の上さっぱりと別れてしまった。一切の文通もしないことにした。其後女は、下谷から芳町の方へ住替え …
著者
豊島与志雄
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「雄弁」1919(大正8)年2月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約43分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間11分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
唾
(
つばき
)
赫
(
あか
)
可笑
(
おか
)
国許
(
くにもと
)
幸先
(
さいさき
)
放笑
(
ふきだ
)
欠伸
(
あくび
)
歩廊
(
プラットホーム
)
物臭
(
ものぐさ
)
狙
(
ねら
)
痣
(
あざ
)
眇
(
すがめ
)
窖
(
あなぐら
)
老耄
(
おいぼれ
)
閑人
(
ひまじん
)
雪駄
(
せった
)
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